゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

乳がんや子宮頸がんを抑制

2011-04-19 17:26:33 | 健康・病気

広島大教授ら 抗がん剤活用期待                                    体内物質の働き確認

100_8144 細胞や血液などに含まれる「マイクロRNA」と呼ばれる物質の一種に、乳がんと子宮頸がん細胞を「老化」させ、がんの増殖や転移を抑える働きがあることを広島大の田原栄俊教授(細胞分子生物学)らのチ-ムが突き止め、18日付けの米科学誌に発表した。                                      田原教授は「マイクロRNAは生体内でつくられる物質で、既存の抗がん剤に比べ副作用のリスクが低い。次世代の抗がん剤としての活用が期待できる」と話している。                                             マイクロRNAは、細胞の増殖や分化などさまざまな生物現象の調節に関係していると考えられている。田原教授は、通常の細胞が分裂しなくなり老化するにつれて、いくつかのマイクロRNAが増加することを発見。このうち老化せずにがん化した細胞で減少していた「miR22」に着目した。培養された乳がんと子宮頸がんのがん細胞にmiR22を加えると、老化が進み増加が抑えられることを確認。マウスを使った実験でも乳がんの転移を抑制することが分かった。細胞の老化は、がん化を防ぐための生体の防御機構とみられている。田原教授は「miR22を投与することで老化のプログラムが再開され、がん細胞の増殖が抑えられた」と分析している。

写真miR22を投与されたマウス(上)は非投与のマウス(下)に比べ、乳がん(着色部分)の増殖や転移が抑えられている

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光合成起こす仕組み解明

2011-04-19 15:44:25 | 学問

岡山大など 英科学誌に掲載

光合成の最初に起こる反応で、太陽光で水が分解されて電子や水素イオンが作られる際の触媒となる「膜タンパク質複合体」の詳細な構造を、岡山大の沈建仁教授と大阪市立大の神谷信夫教授のグル-プが解明した。成果は英科学誌ネイチャ-電子版に18日、掲載された。グル-プによると、水から燃料電池で使う水素を作り出すことにつながり、太陽光の電気エネルギ-への効率的な変換が期待できる。膜タンパク質複合体は「光化学系Ⅱ複合体」と呼ばれ、自然界で光合成をする藻類や植物の葉の中に含まれる。これまで19種類のタンパク質が水分子と複雑に結合している全体構造は明らかになっていたが、原子レベルでの詳細な構造は分かっていなかった。

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アミノ酸の摂取早期回復に効果

2011-04-19 14:07:36 | 健康・病気

東大など研究チ-ム発表

アミノ酸の一種であるシスチンとテアニンには免疫機能を強めたり炎症を抑制したりする効果があり、摂取すれば激しいスポ-ツや手術を受けた後の回復が早まるとの研究結果を、味の素や東京大、仙台オ-プン病院のチ-ムが発表した。シスチンは肉類に、テアニンは茶葉に多く含まれ、これら二つを配合した「シスチン・テアニン」には、免疫機能の調整で重要な働きをするグルタチオンという抗酸化物質の合成を促進する効果があるという。研究チ-ムによると、マラソンなどの激しい運動をすると、体内で過剰な炎症反応が起きて免疫力が低下、感染症のリスクが高まり、体調不良に陥りやすいと考えられている。そこで、ボディ-ビルと駅伝の選手を対象に臨床研究を実施。シスチン・テアニンを投与するグル-プと投与しないグル-プに分け、運動前後の血液を分析した。投与しないグル-プはトレ-ニング後、リンパ球の一種で細菌やウイルスの除去に重要な役割を果たすNK細胞の働きが低下。投与したグル-プでは活性が維持された。また、仙台オ-プン病院で胃の部分切除を受ける患者15人に手術前後の10日間、シスチン・テアニンを投与、別のアミノ酸を投与した患者では手術による炎症反応が早期に抑えられ、術後の回復が早かったという。同病院の土屋誉副院長は「最近は『ERAS』と呼ばれる手術後の回復能力を強化するプログラムの導入が盛んだが、シスチン・テアニンの摂取はその一つとして採用できる」と評価している。

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