便通もスッキリ 東農大網走教授ら調査
植物の根に似たコンブの「仮根」に、既に明らか になつていた発毛効果に加え、便通改善や睡眠 促進などの効果もあることが、東京農大生物産 学部(網走市)の西沢信教授(天然物化学)らの 調査で分かった。
仮根はコンブが海底の岩場に張り付くための器官 で、カニの足に似ているため「ガニシア」とも呼ばれ る。調査には、仮根を商品化している製薬会社カイ ゲン(大阪)や栄養分析をしている会社・日本食生 活指導センタ-(大阪)、北見工大なども参加した。 調査は、昨年10月から1年間、全国の40~68歳 の男女75人に、仮根の粉末1㌘を毎日のんでもら い、体調の変化を聞いた。その結果、「寝付きが良 くなつた」と回答した人は74%、「便通が良くなった」62%、「肌質が改 善した」は女性参加者20人の79%に上がった。日本食性活指導セン タ-の野々村瑞穂代表は「仮根に豊富に含まれる食物繊維のアルギン 酸やミネラルが作用し、新陳代謝を促したようだ」と語る。西沢教授は「育 毛・発毛効果に加え、体全体の調子を改善する効果も明らかになった。 今後も仮根の持つ可能性を探っていきたい」と話す。
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