゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

こどものほん「河田由美子・ぼんぼん代表=釧路市」

2008-10-22 14:07:00 | 本と雑誌

「幼児向き」

だるまさんが だるまさんが
価格:¥ 893(税込)
発売日:2007-12

だるまさんが」といえば?「ころんだ」ですよね!子どものころよく遊                              びました。今の小さい子たちも知っているかしら・・・と思いながら「だ                              るまさんが」と読みますと、「ころんだ!」と自信たっぷりに応えてくれ                             る子がいます。でもペ-ジをめくると、期待を裏切る展開が・・・。                                  次を?今度こそ!みんなが息をこらして見守る中、だるまさんはいた                             ってマイペ-ス。乳幼児のおはなし会でも驚くほどみんなを引きつけ                             ます。その場の空気を温かく揺り動かしてしまうだるまさんのふしぎ                              な絵と言葉の魅力に脱帽です。

ふってきました (講談社の創作絵本) ふってきました (講談社の創作絵本)
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2007-02-01

いまにもふってきそうなそらです。つるこちゃんは、おかあさんにあげる                            ためのお花を摘んでいます。すると、ふってきました。雨でも雪でもな                            く・・・なんとおおきなわにが! つるこちゃんびっくり。お花はばらばら。                            でもわにが一緒にお花を摘んでくれることに・・・。するとまたふってき                             ました。今度は何?次々ふってきたみんなと一緒に、すてきな花束を                             完成させたその時、最後にふってきて、みごとな着地をみせたのは?                            その日お誕生日の・・・誰でしょう?ふふふと笑いがこぼれます。

「低・中学年向き」

おじいちゃんと日の出を見たよ (クローバーえほんシリーズ)

おじいちゃんと日の出を見たよ (クローバーえほんシリーズ)
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2008-04

数年前札幌から釧路へ帰る時、夜行列車に乗ったことがあります。その                           車窓からみつめた夜明けの光景は今も鮮やかに心に残っています。太                            平洋の水平線から、さんぜんと輝きながら昇ったおひさまは、まさに希                            望のようでした。この絵本は、「ぼく」がおじいちゃんと一緒に「日の出」を                           見る様子が、丁寧な絵と思いのこもった言葉で描かれています。夜明け                           前の静けさ。少しずつ明るくなり、動きだす生命の息づかい、おひさまへ                           の感謝、平和への祈りが静かに伝わってきます。

ヤクーバとライオン 1 (1) (講談社の翻訳絵本) ヤクーバとライオン 1 (1) (講談社の翻訳絵本)
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2008-03

アフリカの奥地にある小さな村。成長した少年ヤク-バは、一人前                              の戦士として認められるために、一人でライオンと戦ってたおさなけ                              ればなりません。夜になり、暗闇で出合ったライオンは、傷を負い力                             も尽きていて、しとめるのはたやすいことでした。みつめ合ったヤク-                            バが選んだ行動はどんなことだったでしょう。本当の勇気とは何か?                             現代社会の現状も重ね合わせて考えさせられます。モノクロで力強                              く描かれた絵。圧巻です。

「高学年以上」

被爆者―60年目のことば (シリーズ・自然 いのち ひと) 被爆者―60年目のことば (シリーズ・自然 いのち ひと)
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2005-07

決して忘れてはならないこと、風化させてはならないことのひとつに「戦                           争」という残酷な事実があります。広島や長崎で被爆し、顔や体や心に                            書き尽くせない傷を負った人々か゛、後遺症や苦しみを抱えながら自ら                            をさらけ出し、語り継ぐ努力をしておられます。彼らの願いはひとつ。「こ                            の地球上から核兵器がなくなり、安全で平和な世界を築いていくこと」で                          す。母のおなかの中で被爆し、原爆小頭症という病気を持って生まれた                           百合子さんほか6人の写真と言葉が、深く重く胸に迫ります。

アリスは友だちをつくらない アリスは友だちをつくらない
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2008-04

深い悲しみを抱え、心を閉ざしている少女アリスと、ポ-ランド生まるれ                           の少年ジコルカが、同じ日に同じ学校に転校してきて出会い、心を通わ                           せ合うようになるまでの物語。2人の家庭の事情の孤独感を深める要因                           になっています。「子どもはおとなより小さな胸に、おとなとおなじかなし                            みをかかえなければならない」という文が胸をつきます。でも2人は誇り                           を持っていて成長する力を感じさせます。アリスの祖父母の楽天的な柔                           軟性と思いやり深さも魅力的。

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