楡周平 著
「朝倉恭介~Cの福音・完結篇」を読みました。
日米間に、コンピュータ・ネットワークを駆使したコカイン密輸の完璧なシステムを作り上げ、闇の世界にしなやかに生きた孤高の男・朝倉恭介。
悪の天才に、ついに最後の時が訪れた。
CIAの狙撃、警察の包囲、そして宿命の好敵手・川瀬雅彦の銃口を前に、サブマシンガン・イングラムの弾丸も尽きた。
恭介がその手に掴みとるのは、生か…死か!?
朝倉恭介。
『Cの福音』、『猛禽の宴』、『ターゲット』と3度登場する、日米にわたる麻薬網などの悪を操る切れ者。
川瀬雅彦。
『Cの福音』の次作『クーデター』と第4作『クラッシュ』に登場する、正義感の塊のジャーナリスト。
『Cの福音』6部作の完結篇である本書で、ついに2人は対決する。
実はこの本はかなり前に買ってあったのですが、読まずに取ってありました。
これまでの作品ですっかりこのシリーズの虜になってしまったHさん
このシリーズがこれで完結だと思うと読むのが勿体無くて・・・。
そんな、完結篇は、
「朝倉恭介の頭脳vs川瀬雅彦の強運」といった展開。
今まで出てきた登場人物が何人も再登場し、うまく絡み合ってフィナーレを迎えます。
はたして、朝倉の始めたコカインビジネスがどういう形で決着を見るのか?
クライムノベル好きの人にはお勧めのシリーズです。