「預言者」
製作:2009年 フランス
出演:タハール・ラヒム, ニエル・アレストリュプ, アデル・バンシェリフ, ヒシャーム・ヤクビ
無学で身寄りのない19歳のアラブ系青年マリクは傷害罪で禁固6年の判決を受け、中央刑務所に送られてくる。
刑務所の中は、様々な民族や宗教が入り混り対立し合う、モザイクの様相を呈していた。
ある日、マリクは刑務所内の最大勢力であるコルシカ・マフィアのボス、セザールから囚人の1人を殺すよう依頼される。
葛藤の末「任務」を果たすことに成功したマリクは、セザールらの一派に認められ、弱肉強食の刑務所内で徐々にその地位を確立していくが…。
第62回カンヌ映画祭グランプリ作品。
新時代の「ゴッドファーザー」などと評され, ”大傑作”との呼び声が高い作品と云う事で観てみました。
刑務所に入った若き青年が生きてゆくために知恵を働かせ、やがて刑務所に存在する裏社会を武器にどす黒く成長してゆく物語です。
マリクが最初に殺した男の幽霊がその後も要所で登場し”預言者”となるのですが、あまり本筋とは関係はあれません。
フランス版の「任侠映画」と云った処でした。
「ゴッドファーザー」とは比べようがない・・・。
この映画のお勧め度:☆☆☆