「顔のないスパイ」
製作:2011年
出演: リチャード・ギア, トファー・グレイス, マーティン・シーン, テイマー・ハッサン, スタナ・カティック
メキシコ、アメリカに隣接するソノーラ砂漠。
国境警備員を殺害し、アメリカに渡ろうとする一団がいた――。
6ケ月後、ワシントンで、ロシアと密接な関係を持つダーデン上院議員が暗殺、その手口から浮かび上がったのは、死んだはずのソビエトの伝説のスパイ“カシウス”の痕跡だった。
CIA長官ハイランドは、カシウスをリーダーとする暗殺集団“カシウス7”の追跡にキャリアを捧げ、今は引退した元エージェントのポール・シェファーソンを呼び戻し、議員を内偵していたFBIの若手捜査官ベン・ギアリーと共に事件解決にあたらせる。
ポールは、すでにカシウスは死亡、議員殺害も模倣犯によるものと考えていたが、渋々捜査に協力。
一方、カシウスに魅せられ、大学で彼についての修士論文も書いているベンは、カシウスが殺しを復活させたと確信する。
そんな中、2人はかつてポールが射殺したはずの“カシウス7”の一人、ブルータスがまだ獄中で生きていることを知る・・・。
原題の『The Double』は、「二重スパイ」という意味。
孤独と非情さを合わせ持つ「二重スパイ」を最近は寅さん風の衣装で日本のTVCMにも登場しているリチャード・ギアが演じる。
普段の温和なイメージとは一味も二味も違う抑えた演技を見せます。
色々な意味で『The Double』の映画でした。
この映画のお勧め度:☆☆☆☆