「コン・ティキ」
製作:2012年 イギリス/ノルウェー/デンマーク/ドイツ
出演:ポール・スヴェーレ・ヴァルハイム・ハーゲン, アンドレス・バースモ・クリスティアンセン, トビアス・ザンテルマン,
南太平洋のポリネシア諸島は、大陸から遠く位置するにもかかわらず、古くから住人がいる。
彼らの起源について南米のインカ文明とポリネシア文明との相似点が多いことから、ポリネシア人の祖先は、南米から海を渡って渡来した古代南米人なのではないか-。
1947年、若き学者トール・ヘイエルダールは、この仮説を証明するため、ある無謀な挑戦を行う。
それは、古代でも入手が容易な材料のみでいかだを作り、現代的な装備は無線機のみで、ペルーからポリネシアへ向かう航海に挑戦すること。
その距離は8000km。同じ志を持つ仲間が集まり、信念を貫く男たちの命がけの冒険が始まる-。
南米からポリネシアへと続く「海の道」があることを証明しようと、1500年前と同じ材料でいかだの船を作り、広大な海原へと乗り出していったノルウェーの人類学者、トール・ヘイエルダールの実話の映画化です。
他の学者たちから笑いものにされながらも、自説を証明しようとしたトール・ヘイエルダール。
しかも、賛同者のいないこの計画に参加したのは、冷蔵庫のセールスマンや無線技師など、海の素人ばかり。
ましてや、当のヘイエルダールは水恐怖症で泳ぐことができない。
唯一、ヘイエルダールの幼馴染みのエリック・ヘッセルベルグだけが航海経験者だった・・・。
彼らの前途には、荒れ狂う嵐や絶え間ないサメの襲撃、仲間に対する不信感や絶望感との戦いなど、想像を絶する過酷なサバイバルが待ち受けていた・・・。
第二次大戦後まもない時期にこのような話があったとは驚きです!
サメの襲撃、ジンベイザメ、夜に幻想的な光を放つ生物など海の壮大さが伝わってくる映像もクリアで迫力がありました。
見所満載の海洋冒険映画でした!!
この映画の満足度:☆☆☆☆