@ kill time

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緒川 怜/冤罪死刑

2014年05月14日 | 小説

冤罪死刑を読みました。




三年前に発生し、犯人逮捕で終結したはずの少女誘拐殺人事件。

だが、その裏側にはあまりにも多くの嘘や裏切り、腐敗や汚職があふれていた。

死期を迎えた刑事の告白、目撃証言に挟み込まれた意図、被害者の母の衝撃的告発、そして埋葬された記念品…。

事件を洗い直すべく動き出した通信社記者と女性弁護士は、次々と意外な事実に突き当たる。

ともに東京拘置所に収監されている死刑確定者と、勾留中の刑事被告人の間には、いかなる接点があったのか。


少女誘拐殺人事件を巡り、通信社の記者と女性弁護士が事件の真相に迫る冤罪ミステリーです。

死刑囚に刑が執行されるまでの描写が詳細に描かれています。

ミステリーとしては、ここまで詳細に描く必要があったのかどうかは別ですが・・・。

警察の暗部、脅迫、報道協定、小児性愛、特ダネ、冤罪、ect・・・

話の展開が展開が次々と切り替わり、最後に大どんでん返しが・・・

伏線が読めたのがちょっと残念でした。

この小説の満足度:☆☆☆ 


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凶悪

2014年05月14日 | 映画

凶悪

公開:2013年

出演:山田孝之, ピエール瀧, リリー・フランキー, 池脇千鶴, 白川和子



ある日、雑誌『明朝24』の編集部に一通の手紙が届いた。

それは獄中の死刑囚から届いた、まだ白日のもとにさらされていない殺人事件についての告発だった。

彼は判決を受けた事件とはまた別に3件の殺人事件に関与しており、その事件の首謀者は“先生"と呼ばれる人物であること、“先生"はまだ捕まっていないことを訴える死刑囚。

闇に隠れている凶悪事件の告発に慄いた『明朝24』の記者・藤井は、彼の証言の裏付けを取るうちに事件にのめり込んでいく……。


実在した事件を追ったノンフィクション本の映画化です。

ピエール瀧演じる死刑囚で元暴力団の須藤の迫力が凄い!

徹底されたバイオレンスの連続で韓国映画並み?の残虐さです!

それ故に、リリー・フランキー演じる不動産ブローカーの木村(先生)の冷たい怖さが際立ちます!

優しい顔をしながら、その裏で行う悪行の数々・・・。

観ていて、本当に胸糞悪くなります!!

二人の悪行を立証しようと調査をする熱血記者を山田孝之が見事に演じています。

三人の役者の演技が光りました。


そして、ラストのシーンも・・・。

この映画の満足度:☆☆☆☆ 

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