養成講座3日目は座学は無しで朝から実習です。
スピーカーテスターを製作します。
音が出なくなったので直して欲しいと云う依頼も多いそうです。
そんな時には原因が電気回路なのか、スピーカー本体なのか、を判断する必要が有ります。
そのテスターを100均で売っている防犯ブザーを使って製作します。
昨日よりはハンダ付けが少し上手くなりました! “習うよりも慣れろ!”です。
講師の指示に従って、手作りのスピーカーテスターが完成しました。
続いて、ラジコン電波検知器の製作です。
こちらも防犯ブザーを使います。
今度はプリント回路を彫刻刀やハンダを使って改造します。
完成品にラジコンのリモコンを近づけて操作すると電波を感知して音が出る様になりました!
これは電気回路の知識がな無いと無理ですねぇ〜!
実習の最後はモーターの修理です。
モーターの動作不良の原因にはブラシと整流子の接触不良やブラシの摩耗・折れなどがあるそうです。
モーターを分解してブラシを交換します。
厚さ0.1mmのリン青銅板を切って曲げ加工をしてブラシを製作しました。
それを本体に嵌め込んで再度モーターを組み立てます。
作業が細かくて老眼にはキツいねぇ!・・・これは拡大ルーペも必要です。
組み立て後に電池パックを接続して回転方向に間違いがないかどうか確認します。
もし回転方向が間違っていたら、また最初から組み立て直しだそうですが・・・
大丈夫でした!
こうして3日間の講習を終了して修了書を受理しました。
講習会が終わってもこれですぐにおもちゃドクターになれる訳ではありません。
故障の原因は様々なので50個以上修理をしてようやく一通りの経験が出来るそうです。
その為にはインターンとして受け入れてくれる病院で経験を積む事になります。
おもちゃドクターへの道はまだまだ厳しそうです。
因みに、今回の養成講座の参加者は男性だけで無く女性や茶髪の若者もいました。
また、遠くは愛媛県、兵庫県、長野県、宮城県から泊まり込みで来ている方も居ました。
最後に参加者でグループラインを作り今後の情報交換をする事になりました。
SDGs推進にも貢献しているおもちゃ病院活動がこれから益々全国に広がって欲しいものです。