乾緑郎 著 「完全なる首長竜の日」を読みました。
自殺未遂を起こし意識不明の状態がもう何年も続いている弟浩市。
姉の和淳美は理由が知りたくて、植物状態の人間と対話できる「SCインターフェース」を通じて、意識不明の弟と対話を続けるが、淳美に自殺の原因を話さない。
だが、そんな淳美の周辺で不可解なことが起こり始める・・・。
夢か現実かわからない主人公の状況を中心に描かれています。
現実の描写と夢の描写の境界が無い。
映画に例えるなら「マトリクス」とか「インセプション」の世界。
これはどっちなんだ??
読んでいる方も訳が判らなくなった・・・。
これがミステリー小説なのか??
第9回『このミステリーがすごい!大賞』受賞作。
百田 尚樹 著 「モンスター」を読みました。
田舎町で瀟洒なレストランを経営し、町中の男を虜にする絶世の美女・未帆。
彼女の顔はかつて畸形的なまでに醜かった。
周囲からバケモノ呼ばわりされ友達もできない悲惨な日々。
そして思い悩んだ末、ある事件を起こしてしまう。
追われるように移り住んだ「美女の街」東京。
そこで整形手術に目覚めた未帆は、手術を繰り返して完璧な美人に変身を遂げる。
そのとき、甦ってきたのは、かつて自分を虐げた町に住むひとりの男に対する、狂おしいまでの情念だった―。
『ボックス!』・『永遠の0』・『風の中のマリア』と全く違った世界を描いた作品で、それぞれに感動を与えてくれた作家・百田尚樹氏の最新作。
今回は今流行?の整形美容がテーマ。
韓流ブームの昨今、KARAや少女時代、T-araのメンバーがみんな似たような顔に見えるのはHさんだけでしょうか・・・。
韓国では、もはや美容整形は常識になっているそうですが、そんな美容整形についてかなりリアルに詳しく書かれています。
しかし、肝心のストーリーはと云うと・・・
顔の醜さを笑われ、いじめられ虐げられてきた女性が美容整形を繰り返して完璧な美を手に入れ、かって自分を馬鹿にした者たちへの復讐を遂げると云う内容ですが、
その主人公にあまり共感する部分が少なく、安易なテレビドラマの脚本のようで正直がっかりでした。
この作家にはもっと感動する読み応えのある作品を書いてもらいたいものです。
次回作に期待!
「灼熱の魂」
公開:2011年 カナダ・フランス合作
出演:ルブナ・アザバル、メリッサ・デゾルモー=プーラン、マキシム・ゴーデット、レミー・ジラール
ケベック州に住む初老の中東系カナダ人女性ナワル・マルワンは、ずっと世間に背を向けるようにして生き、実の子である双子の姉弟ジャンヌとシモンにも心を開くことがなかった。
そんなどこか普通とは違う母親は、謎めいた遺言と二通の手紙を残してこの世を去った。
その二通の手紙は、ジャンヌとシモンが存在すら知らされていなかった兄と父親に宛てられていた。
そして遺言によりジャンヌは父親への手紙を、シモンは兄への手紙を託され、二人は中東の母親の故郷へ足を踏み入れる。
初めて母の祖国の地を踏んだ姉弟は、そこで母の数奇な人生と家族の宿命を探り当てていくのだった・・・。
いや~、凄い映画を観ました!
すさまじい歴史の中で生きてきた一人の女性と、その子供たちの物語。
マルワン一家の数奇な運命を、現在と過去を交錯させながら映像化してゆく。
母親が育ったのは中東のとある国。
その国の歴史は過酷であり、宗教・民族の争いは現在も途絶えていない。
そんな地を母の遺言に導かれて訪れた双子の姉弟。
愛する人を殺され、子供を引き離され、過酷な人生を歩んだ母の運命を知らされることになる。
そして、愛する3人の物語が全て解き明かされるとき、魂が凍りつくような衝撃が襲う!!
まさに、”え? え~っ!!・・・”と云う感じです。
82回(11年)米アカデミー賞優秀外国語映画部門ノミネート作品。
この映画のお勧め度:☆☆☆☆☆
曽根 圭介 著 「沈底魚」を読みました。
不破は、警視庁公安部外事ニ課所属の刑事。
ある日、亡命を企てる中国人外交官が「日本の現職国会議員が中国に情報漏洩している」と証言したとの記事が新聞に掲載された。
捜査を開始すると、日本国内に潜行する大物の「沈底魚(スリーパー)」の存在が浮かび上がってくるが…。
真相究明に暗闘する刑事たちの姿をリアルに描いた、本格公安ミステリー!
二重スパイや三重スパイまでいて、それぞれの登場人物が「どちら側か?」と考えながら、読むととても面白い。
二転三転するストーリーも次の展開が読めない構成で、展開が速いが
決して複雑にならず、文章として非常に読みやすかったです。
第53回江戸川乱歩賞受賞作。
「テルマエ・ロマエ」
現在公開中
出演:阿部寛、上戸彩、北村一輝、竹内力、市村正親、宍戸開、笹野高史
古代ローマの浴場設計技師ルシウス(阿部寛)は、生真面目すぎる性格から時代の変化についていけず、職を失ってしまう。
落ち込んだ彼は、友人に誘われて公衆浴場を訪れるが、そこで突然、現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまう。
そこで出会ったのは、漫画家志望の真実(上戸彩)たち“平たい顔族”、つまり日本人だった。
日本の風呂文化に衝撃を受けたルシウスは古代ローマに戻ると、そのアイデアを利用して大きな話題を呼ぶ。
タイムスリップを繰り返すルシウスは、ローマで浴場技師としての名声を得ていくのだが……。
GW、3日からの連休は近場で過ごそうと決めていたHさん
3日は大雨でどこにも出ず、天気が少し回復した4日はお台場へ散策に出かけ、そして5日は近くの河川敷でゴルフをする予定でした。
しかし、3日の大雨で予約していた河川敷のゴルフ場が冠水!
結局、中1日では水が完全に引かないとの事で、残念ながら5日はゴルフ場がクローズになってしまいました・・・。
仕方がないので、映画でも観に行こうと思い、公開されている作品を見たら、どれもイマイチだな~・・・。
その中で、「テルマエ・ロマエ」はフジテレビの本社ビルを見学したばかりだったので、ひょっとして面白いのかもと思い観る事にしました。
マンガ大賞&手塚治虫文化賞のW受賞を果たした、ヤマザキマリの大ベストセラーコミックを実写映画化した作品との事。
最近マンガが原作のTVドラマや映画がやけに多いですね~。
しかも、そのほとんどの作品は原作のマンガを越える事はない・・・。
Hさん、幸いな事に?この原作のマンガは一度も読んだ事がありません。
ちなみに「テルマエ・ロマエ」とは、ラテン語で「ローマの浴場」の意味だそうです。
映画に登場するローマ人が全員”濃い顔"の日本の役者さんでしたが、その点は特に違和感なく観れました。
前半で随所に出てくるギャグも、そこそこ面白かったですが、残念ながら大爆笑!とまではいかなかった・・・。
ローマ人には受けるかもしれませんが、日本では当たり前の事すぎて、そんなには笑えない・・・。
後半は、そのギャグもなくなり、ローマの存亡だの、皇帝の相続問題だのと、かなりシリアスな展開に・・・。
まあ、途中で寝る事はなかったので、そこそこは面白かったけど、予想通り過ぎて、特に意外感は無かったです。
一緒に行った家人には結構評判が良かったので、良しとしておきますか。
気軽に楽しめる作品です。
この映画のお勧め度:☆☆☆☆
最後に向ったのは「ダイバーシティ東京プラザ」です。
「劇場型都市空間」をコンセプトに、遊び、学び、 くつろぎ、そして驚きや感動を体感できる「東京の新名所」として今年4月19日にOPENしました。
店舗面積約4万5300平米、154店舗が出店するお台場エリアでは最大級の商業施設です。
ここも人・人・人で大混雑でした。
こちらには今ブームの“できたておやつ”を出す店がたくさんあります。
特に行列だったのがこちらの「キョロちゃんのおかしなおかし屋さん」。
チョコボールや小枝など好きなお菓子をミックスできる「おかしなパフェ」(380円)が大人気でした。
1階のフードコートではラーメンの「六厘舎」や洋食の「三代目 たいめいけん」、ミルフィーユカツで有名な「キムカツ」といった“東京の味”が勢ぞろいしています。
さらに、世界初の常設型エンターテインメント施設「ガンダムフロント東京」には、フルCGのガンダム映像が楽しめる巨大ドームをはじめ、1/1サイズのガンダム胸像、ガンダムのキャラクターとのツーショット撮影ができるフォトスポット、ガンダムのプラモデル1000体以上を展示するゾーンなどがあり、ガンダムワールドを身近に体験できます。
2階には「GUNDAM Café」の2号店があり、ダイバーシティ東京 プラザ店限定の「ガンプラ焼 シャアザク」や、「ガンダムカフェラテ」など約10種のテイクアウトフードと約15種のドリンク、その他、限定キーチェーンやマグカップ、「人形焼連邦バージョン」など、約20種のオリジナルグッズが用意されている、まさに”ガンダム ワールド”です。
”ガンダム ワールド”と云えば、こちらの南側の広場に設置された高さ18メートルの実物大ガンダム像はやっぱり圧巻です!!
後姿も凛々しいですね~!!
足だけでもこの大きさ!! なかなか精巧に作られてます!!
ガンダムファンならば、是非一度は訪れたいスポットですね。
次に向かったのは「アクアシティお台場」の隣の建物「デックス東京ビーチ」です。
このビルでのお目当てはこちら!
「台場一丁目商店街」です。
昭和30年代の活気あふれる下町風景をイメージしたショッピングモールです。
昔はこんな電話ボックスでした。 スーパーマンもここで着替えてましたね~。
こちらは「ウルトラQ」に登場したお金を食べる怪獣「カネゴン」です。
カネゴンは常にお金を食べ続けていないと死んでしまうんですね~。
郵便ポストも昔はこんな形でした。 いつの間にか箱型に変わっちゃいました。
「鉄人28号」です。 同じロボットでも今も人気のガンダムとは大分違います。
こんな懐かしいTVゲームも設置されていました。
過ってのアイドルの写真やアニメのキャラクターたちがずらりと展示されています。
そしてこちらは、4階にある「お台場たこ焼きミュージアム」です。
こちらにある「多幸八喜恵美寿神社」は大阪市浪速区の「今宮戎神社」より商売繁盛の神様「えべっさん」として知られる「えびす大神」を分祀致して、
丸いたこ焼きにあやかって、さらに家庭円満、良縁成就の守り神としてお祭しているのだとか。
ここは本場大阪から選抜されたたこ焼き職人たちが腕を競うたこ焼きのエンターテインメント・スタジアムです。
GW中と云う事でここもめちゃ混みでした!
さて、さて、「Hさんのお台場シリーズ?」も次回でようやく終了です。
最後はやっぱり、「ガンダム」があるあのビルに行かなきゃ~ね!
続いて向かった先は道路を挟んでフジテレビの真ん前にあり歩道橋でつながっているビル「アクアシティお台場」です。
こちらの歩道橋からはレインボーブリッジをバックに自由の女神がよく見えます。
建物の中にはショップやレストランの他に似顔絵コーナーや都内最大級の大型マルチプレックスシネマがあります。
1階の特設ステージではアイドルグループ?のミニコンサートが行われていました。
さらに5階にはHさんが大好きな「ラーメン国技館」あり、全国の名物麺が勢ぞろいした「ご当地麺祭り」が開催されているとの事で行ってみました。
が・・・。
ご覧のような行列で店内に入るまでに40分、さらに注文してからも時間がかかるとの事・・・・
Hさん、この先の予定もあるので、ここで昼食を取ることは涙を呑んで断念!
かといっても、お昼時もかなり過ぎてしまいお腹が空いてきました。
比較的空いていた1階のアクアフードコートで昼食を取る事にしました。
色々なお店がありますがHさんが選んだのは「鉄板焼きそば専門店 ぼてぢゅう屋台」
メニューの中でこちらの「おおさかモダン焼き」と「京風ねぎ焼きモダン」を頂くことに。
なかなか美味い!!
昼食の後は屋上のアクアガーデンにある「アクアシティお台場神社」にお参りを済ませます。
こちらの屋上からも海がよく見えます。 夜景も綺麗そうですね~!
さらに渡り廊下で繋がる隣の建物「メジィアージュ」ででソニー・エクスプローラサイエンスをちらりと見学。
そして次なる目的地へ・・・。
お台場シリーズ?はまだ続く!
次に向かった先は建物と建物の屋上の渡り廊下が球体で繋がっている事で有名なフジテレビの本社ビルです。
その球体の部分は展望台になっていて、周辺のお台場の景色を一望できます。
1階のイベント広場ではB級グルメの屋台が出ていました。
1階からシースルーエスカレーターで7階屋上まで登ります。
7階屋上に着きました。
ここでチケットを購入して、エレベーターで26階の展望台へと上がります。
東京ベイブリッジがよく見えますね~!!
東京ベイエリアにも高層ビルがかなり多くなりました。 遠くにはスカイツリーも見えます。
そして、こちらはHさんが毎朝出勤前に朝食を取りながら見ている「めざましテレビ」の収録スタジロです。
メ現在出演されているメンバーが少し変わりましたが、入院されている大塚さんは大丈夫でしょうか?
さらにこちらには、フジテレビが製作に携わっている現在公開中の映画「テルマエ・ロマエ」の
展示コーナーもありました。
26階展望台から再び7階へ。
こちらにはTV番組にちなんだお土産コーナーやレストランもあります。
めちゃ混み状態!!
こちらが一番人気の商品だとか。
帰りは「浜田大明神」でお参りして外へ?
再びエスカレーターで降りて5階へと向かいます。
5階は「きっかけストリート」と名づけられた展示スペースとなっていました。
各番組で使用された衣装やセットが展示されていました。
サザエ家さんの模型や磯野家の家系図もありました。
こちらは「SMAP×SMAP」
「めざましテレビ」
「笑っていいとも!」 こちらではタモリさん人形と記念写真が撮れます。
こちらは「トレビの泉」で使われた衣装です。
「人志松本の〇〇な話」
最後にフジテレビのマスコットキャラクター“ラフくん”がお見送りです。
こうして、フジテレビを見学したHさんは、さらに次へと向かいました。
次はどこ?
次に向かったのは「ヴィーナスフォート」です。
3階建てのアウトレットモールですが・・・。
中に入るとそこには中世の町並みが!!
すごい人ごみです!
こちらではハワイフェスティバルをやっていました。
噴水広場です。
「真実の口」もあります。 実物大でしょうか、鼻の穴にしっかりと手が入りました!?
レストランフロアーも人で一杯です。
ここでの食事は諦めて、1階フロアーへ。
イベント会場ではフラダンスが披露されていました。
「ヴィナスフォート」の隣接する「東京レジャーランド」です。
大観覧車があります。
さらに、建物内にはアーケードゲームや,カラオケからボーリングなどのスポーツコーナー、お化け屋敷なんて云うものまであり、1日中楽しめます。
そんな「ヴィナスフォート」を後にして、さらに向かった先は、Hさんが出勤前に毎朝見ているあの場所です・・・。