きままなドライブと写真、そして映画

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丹下左膳餘話 百萬兩の壺

2017-09-22 23:12:05 | Weblog

僕の映画コレクションの日本映画のなかで最も古い映画が、この「丹下左膳餘話 百萬兩の壺」だ。
1935年に製作された。
82年前の映画なので、画質、音質は悪いが、これがすごく面白い!
コミカルな人情劇としての仕上がりに、原作者の林不忘がそれまでの左膳のイメージを壊すと怒ったらしいが、映画としては大ヒットした。
戦後、GHQがチャンバラシーンをカットしたといわれ、オリジナルがわからなくなっているようだが、それでも傑作であることは変わらない。
天才と言われた監督の山中貞雄は、この作品製作時、なんと26歳!
召集令状で軍隊に入り、中国に渡ってから28歳の若さで戦病死する。
小津安二郎とは意気投合しあった親友だった。
左膳役の大河内傳次郎やお藤役の喜代三をはじめ俳優陣がそれぞれの持ち味で個性を際立たせている。
柳生源三郎を演じる沢村国太郎は、沢村貞子、加東大介の兄であり、長門裕之、津川雅彦の父である。
2004年、豊川悦司主演によりリメイクされている。



 

 

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