EF 300mm F4L IS USM は、野鳥撮影用として購入した。
エクステンダー×1.4を装着し、焦点距離420mm、開放値f5.6 のレンズとして使ってきた。
滋賀にいた頃、湖北での白鳥撮影が冬場での大きな楽しみだった。
白鳥が水面を蹴って空中に浮かぶまでは、三脚にセットした EF 500mm F4L IS USM で撮影。
空中に浮かんでからは、このEF 300mm F4L IS USM で手持ちで撮影した。
つまり、このレンズの出動は、冬の白鳥と、春のメジロ、それも石山寺のメジロ、という限定的なものだった。
それが、福岡に越してきてから出動が増えた。
福岡に白鳥は来ないが、カワセミを求めてあちこち出歩いた時に持ち出したのはもっぱらこのレンズだ。
カワセミ撮影は本来は EF 500mm F4L IS USM を使うが、重量級のレンズを持ち出すだけの期待できるスポットと判断できなければ持ち出さない。
結局500mmを持ち出すようなスポットはなく、とりあえずのこのレンズばかりを使ってきた。
福岡に来てから飛行機を撮るようになったことも、このレンズの出動を増やしている。
空港から離れた井野山などでは、このレンズで撮るしかない。
このレンズもけっこう長く使ってきたレンズではあるが、EF 70-200mm F4L IS USM とともに手放すことにした。