初夏の晴天の美しい太陽の下の日曜日、シカゴ日本人学校全日校恒例の運動会が行われ、赤組白組共、小学部と中学部の団結力の結集された見事な闘いを保護者に見せてくれた。子供たちも日頃の練習の成果を思い切りだし、先生の指示にきちんと従い、プログラムがテンポ良く流れ、大成功の運動会だった。
うちの上の息子は、小学校2年生のときからシカゴ日本人学校の運動会を経験し、私たちも運動会を見るのがこれで、7回目。各学年それほど内容を大幅に変えているわけではないが、ますます保護者たちを楽しませるような工夫が随所に見られる。たとえば、小学1年生から4年生の綱引きは、まず1、2年生が綱につき、3、4年生がダッシュで綱引きに向かってから引くという迫力満点の綱引きとなった。小学1、2年生は、「フリフリ玉入れ」という腰を振って踊りながら、玉入れをするというかわいらしい競技。
最初の小学5、6年生の借り物競争で、いきなり、「イケメンの先生を連れてくる」という課題のときは、校長先生が借り出され、みんなが納得するという楽しい盛り上がりよう。
下の息子の小学3、4年生は、「Make a Billboard~知力・体力・時の運~」という新しいユニークなブロック競技。ペアがかご、一輪車、キャタピラーなどの道具を抽選で選び、文字パーツを運んで、その文字を並べていくという頭を使う競技。息子もはりきって文字を掲げ、団結する楽しさを味わっていた。
中学部のムカデレースは、3人、6人、なんと最後は12人に挑戦。上の息子は、責任重大な一番前。息子のチームは、練習をかなりつんだようで、とてもチームワークが良く、足がそろって速い。12人になってもスムーズ。きれいにそろっている。主人と2人で感心していた。結果は、息子のチームが4チームのうちの一番。中学生がやると、ムカデ競争もこなれていて、なかなか面白いものだ。
午後の圧巻の中学部のリレーでは、今年は、先生たちも一つのチームとして参加。ぶっちぎりで、子供たちを大きく引き離した。今までの運動会では、先生たちが、子供たちのチームにときどきまざっていたので、初めて見る先生たちの圧倒的な力強い走りに驚いた。息子たちの担任の先生たちの速い事、速い事。ここぞとばかり、カッコいい所をみんなに見せる。上の息子の担任の先生は、いつもマラソンの大会にでて、日々きたえていらっしゃるので、走り方が違う。幼稚部の3人の女の先生たちも各自50メートルを3つに分けた短い距離を走り、貢献。アンカーは、イケメンと呼ばれた校長先生が、優秀の美を飾る。
さて、午前中の最後のプログラムは、みんなの注目の小学5、6年生と中学部による騎馬戦。タイトルが「激闘!川中島2008」で、赤組が武田信玄、白組が上杉謙信にたとえた激突戦。お互いの応援団長を大将、つまり武田信玄と上杉謙信にみたて、あのNHKの大河ドラマ「風林火山」のテーマ音楽が流れる中、堂々と大将をかついだ騎馬が現れる。うちの上の息子は、大将の騎馬で、白組の「毘沙門天」を掲げた立派な旗を持つ重要な役目。大将は、威厳のある上杉謙信らしい白いふさをなびかせた兜をかぶっている。かたや赤組は、きりりとした名武将武田信玄。こちらも「風林火山」の文字をたなびかせた旗が美しい。ウーン、今年の騎馬戦は凝りに凝っている。
1回戦は、一騎打ちの個人戦。女の子たちもなかなか勝負がつかないほど、粘ってすごい闘いをみせる組もあったほど。息子は、力があるので、体が大きいが、騎馬の上に乗っている。一騎打ちは、ほぼ同時に帽子をとったのだが、残念ながら息子の負けとの判定。
さて、2回戦は、総力戦で、大将の兜を取り合う。息子の騎馬は、手ぐすね引いて、向かっていったが、なんと2つの騎馬に囲まれる。絶対絶命かと思いきや、瞬時にこの2人の帽子を奪い取った。すごい迫力。と感心していたら、なんと白組の大将が倒れている。背後からいきなりしのびよられ、バランスをくずし、騎馬がくずれてしまったようだ。というわけで、騎馬戦は、赤組の勝ち。あっけない終わりに私たちも呆然。
ここまでで、午前中の部終了。午後は、いよいよ全日校運動会一番のハイライト、応援合戦だ。~この項続く
写真は、騎馬戦の「川中島の戦い」に勇ましく登場する白組大将、上杉謙信と赤組大将、武田信玄。白組の旗「毘沙門天」の「毘 龍」。赤組の旗は、「素早きこと風のごとく、静かなること林のごとく、侵略すること火のごとく、動かざること山のごとし」という有名なナレーションで始まる去年のNHKの大河ドラマ「風林火山」の言葉が漢文で入っている。カッコよすぎるう!!ここシカゴですよ、アメリカでこれやるなんて、快感の極致!中学部の先生が徹夜で作ってくださった大作!
うちの上の息子は、小学校2年生のときからシカゴ日本人学校の運動会を経験し、私たちも運動会を見るのがこれで、7回目。各学年それほど内容を大幅に変えているわけではないが、ますます保護者たちを楽しませるような工夫が随所に見られる。たとえば、小学1年生から4年生の綱引きは、まず1、2年生が綱につき、3、4年生がダッシュで綱引きに向かってから引くという迫力満点の綱引きとなった。小学1、2年生は、「フリフリ玉入れ」という腰を振って踊りながら、玉入れをするというかわいらしい競技。
最初の小学5、6年生の借り物競争で、いきなり、「イケメンの先生を連れてくる」という課題のときは、校長先生が借り出され、みんなが納得するという楽しい盛り上がりよう。
下の息子の小学3、4年生は、「Make a Billboard~知力・体力・時の運~」という新しいユニークなブロック競技。ペアがかご、一輪車、キャタピラーなどの道具を抽選で選び、文字パーツを運んで、その文字を並べていくという頭を使う競技。息子もはりきって文字を掲げ、団結する楽しさを味わっていた。
中学部のムカデレースは、3人、6人、なんと最後は12人に挑戦。上の息子は、責任重大な一番前。息子のチームは、練習をかなりつんだようで、とてもチームワークが良く、足がそろって速い。12人になってもスムーズ。きれいにそろっている。主人と2人で感心していた。結果は、息子のチームが4チームのうちの一番。中学生がやると、ムカデ競争もこなれていて、なかなか面白いものだ。
午後の圧巻の中学部のリレーでは、今年は、先生たちも一つのチームとして参加。ぶっちぎりで、子供たちを大きく引き離した。今までの運動会では、先生たちが、子供たちのチームにときどきまざっていたので、初めて見る先生たちの圧倒的な力強い走りに驚いた。息子たちの担任の先生たちの速い事、速い事。ここぞとばかり、カッコいい所をみんなに見せる。上の息子の担任の先生は、いつもマラソンの大会にでて、日々きたえていらっしゃるので、走り方が違う。幼稚部の3人の女の先生たちも各自50メートルを3つに分けた短い距離を走り、貢献。アンカーは、イケメンと呼ばれた校長先生が、優秀の美を飾る。
さて、午前中の最後のプログラムは、みんなの注目の小学5、6年生と中学部による騎馬戦。タイトルが「激闘!川中島2008」で、赤組が武田信玄、白組が上杉謙信にたとえた激突戦。お互いの応援団長を大将、つまり武田信玄と上杉謙信にみたて、あのNHKの大河ドラマ「風林火山」のテーマ音楽が流れる中、堂々と大将をかついだ騎馬が現れる。うちの上の息子は、大将の騎馬で、白組の「毘沙門天」を掲げた立派な旗を持つ重要な役目。大将は、威厳のある上杉謙信らしい白いふさをなびかせた兜をかぶっている。かたや赤組は、きりりとした名武将武田信玄。こちらも「風林火山」の文字をたなびかせた旗が美しい。ウーン、今年の騎馬戦は凝りに凝っている。
1回戦は、一騎打ちの個人戦。女の子たちもなかなか勝負がつかないほど、粘ってすごい闘いをみせる組もあったほど。息子は、力があるので、体が大きいが、騎馬の上に乗っている。一騎打ちは、ほぼ同時に帽子をとったのだが、残念ながら息子の負けとの判定。
さて、2回戦は、総力戦で、大将の兜を取り合う。息子の騎馬は、手ぐすね引いて、向かっていったが、なんと2つの騎馬に囲まれる。絶対絶命かと思いきや、瞬時にこの2人の帽子を奪い取った。すごい迫力。と感心していたら、なんと白組の大将が倒れている。背後からいきなりしのびよられ、バランスをくずし、騎馬がくずれてしまったようだ。というわけで、騎馬戦は、赤組の勝ち。あっけない終わりに私たちも呆然。
ここまでで、午前中の部終了。午後は、いよいよ全日校運動会一番のハイライト、応援合戦だ。~この項続く
写真は、騎馬戦の「川中島の戦い」に勇ましく登場する白組大将、上杉謙信と赤組大将、武田信玄。白組の旗「毘沙門天」の「毘 龍」。赤組の旗は、「素早きこと風のごとく、静かなること林のごとく、侵略すること火のごとく、動かざること山のごとし」という有名なナレーションで始まる去年のNHKの大河ドラマ「風林火山」の言葉が漢文で入っている。カッコよすぎるう!!ここシカゴですよ、アメリカでこれやるなんて、快感の極致!中学部の先生が徹夜で作ってくださった大作!