Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

下の息子、今シーズン初ピッチング、ゲームボールをもらう!

2008-06-12 | リトルリーグ
今日は、いろいろと書きたいことがあるのだが、下の息子のリトルリーグのチーム、インディアンズの昨日の試合内容が素晴らしかったので、まずはこれ。息子は、2番手で投げることになっていたので、私もドキドキ。前日まで、毎日主人が息子を特訓し、ストライクもとれるように、かなり練習していた。


登板前日、兄の試合が終わった7時半から、同じフィールドで父との猛練習!
バッファロー・グローブの美しいオールドファームというフィールド。横で、小ぶりの湖が静かに見守る


球のにぎりを確認する。


対戦は、前回インディアンズが圧勝したレッズで、上の息子のチームのマークの弟アレックがいて、アレックのお父さんでアシスタントコーチのフィルがいる。フィルと主人はお互い上の息子のアシスタントコーチをしていて、過去同じチームにもなったことのある仲良しの間柄。敵のアシスタントコーチ、フィルがわざわざ挨拶にくる。


登板前の父との入念なウオームアップ。

試合は、レッズが点を先行し、3回表、いよいよ息子緊張しながらの登板。今季初のピッチャーなので、みんながやや心配そうに見守る中、息子は頑張った。まだまだコンスタントにきれいなストレートな球は、投げられず、山なりになるときが多い。それでも、ピッチャーとしてだしてもらえるという、誠に太っ腹の監督のアルの信頼にこたえるべく、練習を積んでのぞんだこのイニング。アルとは、3年連続してチームに引き抜かれ、息子のことをとても大事に育ててくれているのがわかる。


最初イニングで、塁が埋まり、守りのインディアンズピンチ。アルがみんなをマウンドに集めて、励ます!

最初の2人は、軽い内野フライや小さなゴロだったのだが、守備が追いつかず、残念ながらセーフ。だが、息子のピッチングは、ストライクも入り、まわりのお父さんコーチが口々に「いいピッチングをしている!」味方の守りのメンバーも息子の名前を呼びながら、「グレイトピッチング!」と大きな声で励ます。その後もゴロだったが、点数が入る。この辺で、なかなかストライクが入らず、フォアボールで、相手のコーチのピッチ。(フォアボールをだすと相手のコーチが残りのストライクカウント分投げるというルール)コーチは、子供たちに打ちやすい球を投げるので、ますます点を入れられるのではないかと、こちらはハラハラ、ドキドキ。大量に点数を入れられ、負け試合になったらどうしようと心配するが、簡単にフォースアウトなどで、2点に押さえ、スリーアウトでチェンジ。息子は、守備でもピッチャーゴロを果敢に1塁に投げる。よかった!無事に終わって。今シーズン初めてのピッチング、上出来!



打撃の方も息子は、その後続けて2ヒットを打ち、2打点を上げる大活躍。充実感溢れる顔をして、ベースを駆け回っている。インディアンズは、調子よく、点を重ね、7対5でリード。最後は、速球で球威があり、コントロール抜群のうちのチームのエース、マシューが見事なピッチングを2回披露。マシューは、1点も許さず、完璧なクローザーの役目を果たして、インディアンズが勝つ。終わりのいつもの儀式、両チーム全員のグランドでのハイファイもみんな生き生きとしている。

試合後のアルによるミーティングで、今日もみんなそれぞれ活躍したと一人一人ほめる。でも初ピッチングで、頑張って投げ、いいヒット立て続けにだした息子にゲームボールが贈られた。これで、今季2回目のゲームゴールをゲット。パチパチ!

きょうは、メンバー全員による投票で、3人のオールスターへの出場者が選ばれた。息子は、選ばれなかったので、いたくくやしがっていた。「選ばれた子たちは、たくさん練習したから、うまくなったんだよ。だから、今よりもっと練習して、うまくなったら、きっとオールスターに選ばれるよ。」と慰めた。

リトルリーガーたちは、試合での最高に楽しい思い出、くやしい思い出、チームプレーの充実感、スポーツマンシップの大事さなどさまざまなことを試合を通して学んでいく。私たちにとって、アメリカ生活でのアメリカ人家族との貴重な時間がリトルリーグでもたらされる。