Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

シカゴ・カブス、福留選手の応援歌「Fukudome, Bring it Home」を聴く!

2008-06-21 | メジャーリーグ
今週、ウォルグリーンで、カブスグッズを物色していたら、(意外と安くて掘り出し物がある)すごいCDを見つけてしまった。「Take me out to a Cubs game-musice for the Cubs fan」Wind Chill という熱狂的なカブスファンが作成したCD。「100周年記念版」とまで書かれている。カブスがワールドチャンピオンになったのが、1908年。それから、100年目の今年こそ!というファンの絶大な心の底からの期待がこのCDに現れている。



ミスター・カブスとよばれ、カブスの最初の黒人選手で今も人気者のアーニー・バンクスの500本目の本塁打のラジオ中継でCDは始まり、カブスが試合で勝ったときに流れるおなじみのスティーブ・グッドマンの「Go Cubs Go」が、2番目に入っている。この曲は、誠にシカゴらしく、口ずさみやすい。

そして、なんとなんと、驚くなかれ、7番目に、あの3月31日のリグレー・フィールドでの今季開幕のカブス対ブリュワーズ戦の9回裏、3対0でカブスが負けていたときに迎えた、福留選手の打席のWGNラジオの実況中継が入っている。福留選手のデビュー戦から、アナウンサーは、「コースケ、コースケ」とファーストネームで、親しみを込めて福留選手のことをよんでいる。

ノーアウトで、2人ベースに走者を置き、1ストライク、3ボールで迎えた、打席。緊張が走る中、あたかも福留選手のホームランを予期するかのように、ライトの守りは深くなる・・・そして・・・センターにつきささる見事なホームラン。福留選手の同点3ランホームランの熱狂的なラジオ中継。カブスファンは、その瞬間大騒ぎ!

これは、カブスファン、福留ファンには、絶対にのがせない代物である。カブスの元名選手でカブスといえばこの人、WGNの解説者のロン・サントの興奮しまくった大笑いと雄たけびが、すごい!「Oooh, my Gosh!...How about that! How about this opening day!..Oooh, my Gosh!...He nailed that, baby!」この名文句で終わっている。

そして、次の8番目に、「Fukudome, Bring it Home」という福留選手の温かい応援歌まで入っている。銀行マンだったマーク・ハロッドという人が福留選手のことを歌ったこんな内容の歌詞。カブスの試合をカバーするラジオアナウンサー、パット・ヒューやテレビのアナウンサー、レン・キャスパーたちの中継を録音し、調べながら、この絶妙な歌詞をつくりあげたという。

「私たちは、今までのことはわかっている。そして、何がほしいのかも。海を渡って探し続けた。そして見つけた、ゴールデングラブのライトフィールダー。彼は、日本人。・・・フクドメ、私たちは、君を頼りにしている・・・フクドメ、君は1人じゃないよ!」

Lyrics to “Fukudome, Bring it Home” by Racine singer/songwriter Mark Harrod:

Chant: K-Fu. K-Fu. K-Fu. K-Fu.

Take me to Clark and Addison

Cover me in ivy

’Cause we all know where we’ve been

And where we want to go again.

Been searching overseas and

Found a golden glove right fielder. He’s Japanese,

And I hear he lives to win.

’Bout time we brought a dragon in.

Fukudome … bring it home

Fukudome … we’re counting on

Fukudome … Pat Hughes> I really like this kid. I do.

Fukudome … Tell me you

Fukudome … hit home runs, too.

Fukudome … Life is great. Cubs win!!!

See they watch his every step

And record his every breath

Talk about his every move

And tell us what he’s going to do … I say

Take him to Clark and Addison

Cover him in ivy

Let time bring out the Cub in him

Now let’s go get a Series win.

Fukudome … bring it home

Fukudome … we’re counting on

Fukudome … Len Kasper> Kosuke is one part of a great team.

Fukudome … Tell me you

Fukudome … hit home runs, too.

Fukudome … life is great. Cubs win!!!

I know it’s been 100 years.

I know it seems so long ago.

But now that there’s a dragon here

Let’s take care of that Billy goat.

Fukudome … you are home

Fukudome … you’re not alone

Fukudome … Pat Hughes> Kosuke Fukudome has fit right in with this ball club.

Fukudome … Tell me you

Fukudome … hit home runs, too.

Fukudome … life is great. Cubs Win!!!

Len Kasper> Kosuke just may put this team over the top.

Life is great. Cubs Win!!!

Pat Hughes and Len Kasper> We should get used to saying that around here.

ウェッブサイト上のJune 6, 2008 The Journal Times より
http://www.journaltimes.com/articles/2008/06/06/local_news/doc4849fece5f787566187244.txt

昨日は、バーンズアンドノーブルという本屋で、「フクドメ」という福留選手のティーシャツをきているアメリカ人に会った。普通の福留ティーシャツよりも凝っていて、何色か色が加えてある。

「アメリカ野球の歴史」のクラスでも福留選手のファンが多い。クリスは、「僕は、フクドメが大好き。フクドメは、今や僕たち(シカゴの人たち)のアイドルだ!」と興奮して話す。

オールスター投票も福留選手は、順調だという。ぜひともでてほしい。今日から、シカゴは、カブス対ホワイトソックスのクロスタウンシリーズ。1位同士の対決で、このシリーズ今までの記録は、30勝30敗とまったくの5分5分の結果。忙しくて、オンタイムで全部見れないが、録画でも流れるだろうから、楽しみにしていよう。今日の試合は、午後1時から。

このCDのウェッブサイト:http://www.takemeouttoacubsgame.com/