花の詩山の詩

花の詩(うた)山の詩(うた)へようこそ
このブログは「花と山とを友として」の続編です

白砂の日向山を歩く・その3

2015年10月30日 22時16分33秒 | スポーツ・トレッキング

四阿の中を通って登山道を登ると、いきなりの急登が始まる
バテないように紅葉の写真を撮りながら、休み休み登っていく。
休みが目的なのか、写真が目的なのか うーん(笑)


急登の紅葉1


急登の紅葉2


クサリ場


クサリ場の急登


鉄の階段を登る


ほんの少し平らな道


急登の紅葉3


荒れた登山道とロープ


急登の紅葉4


見事な大木


足下の小さい秋


見事な赤


錦滝と雁ヶ原の案内標識


案内標識の近くで紅葉の間から富士山


急登も終わり紅葉の中を下る


下り道の紅葉


紅葉の谷の向こうになにやら白いものが


ついに見えた雁ヶ原の白い砂丘


砂丘直前の左の山の紅葉も良いぞ

この急登で何組かの登山者に追い抜かれたが、みんな気持ちの良い
挨拶をして行った。
そして規制を無視して下山してくる中年のカップルにも出会った。
ひと様々である。


雁ヶ原(ガンガワラ)の白い砂丘を見上げて






白砂の日向山を歩く・その2

2015年10月29日 20時17分35秒 | スポーツ・トレッキング

今回歩いた日向山周回コース、北杜市では、雁ヶ原から錦滝に下るコースは
崩落した急斜面のため、下りは通行止めにして、矢立石登山口から雁ヶ原
までのピストンを薦めている。


登山口に掲示されている通行規制の案内版
どうしても周回したい場合は、錦滝から雁ヶ原までを登りとして使うように
掲示している。

ということで、今回の私の日向山周回コースは、矢立石駐車場から尾白川林道を
錦滝まで歩いて、錦滝の登山口から雁ヶ原まで登り、日向山の三角点を通って
矢立石の登山口まで下山するという時計回りの周回コースとなった。

尚、初めての山なので、次のガイドブックを参考にした。
JTBパブリッシング発行の「山歩き安全マップ7 南アルプスベスト」今年の
7月に初版が発行されたばかりで、日向山の登山図とガイドが掲載されている。
もちろん、南アルプスの有名な山が網羅されているのは言うまでもない。

登山口で知ったのだが、日向山は明治時代に明治天皇から恩賜された恩賜林という
事である。
山梨県の度重なる洪水に、心を痛めた明治天皇が恩賜されたという歴史を秘めている。


日向山にはトイレが無いので、国道20号線の「道の駅はくしゅう」に立ち寄り
その手前の信号から右に入れば、後は道なりで日向山の登山口にたどり着く
注意、道の駅に寄らなければ、信号で左折する。寄ると戻って右折になるので

だから、初めて日向山に行く場合、この「道の駅はくしゅう」を目的地に
設定してくると良い。


道の駅はくしゅうから、朝日に染まる甲斐駒


道の駅はくしゅうからのカシミールの展望図


登山口までの林道にある道標、矢立石まで4キロの表示、ここを通れば
間違いなし。


登山口前の矢立石の駐車場表示


ご覧の通り、切り返しのスペースが狭い、最初からバックで止めたい


登山口の反対側には、尾白川渓谷の駐車場から続く小道がある。


小道の降り口、尾白川渓谷の駐車場から歩いて登ると、ここまで
1時間強かかると聞いた。
それが嫌で路駐する人があとを立たず、林道の下の方まで路駐の列で
登ってくるタクシーがすれ違い出来ない事も。


矢立石の登山口


登山口前には、恩賜林の説明がある


錦滝まで40分の案内が出ている


さあ木漏れ日の尾白川林道を歩こう。


早速、左前方に甲斐駒が見えたぞ


頭上の紅葉2


頭上の紅葉3


朝の光に包まれて歩く


水沢橋(みずがさわはし)を渡る


真っ赤です。


木漏れ日の道2


吹き付けた法面(のりめん)の紅葉


影絵のような富士山が見えた


落石が転がる道


右手の沢には小滝のような渓流がある


崩落地から見る紅葉


足下を見れば


こんな崩落地もある、これは振り返って見た崩落地


木漏れ日の道3


多彩な色合いの紅葉


またまた甲斐駒


法面の崩落


今度はすっきり甲斐駒


朝の光に照らされて


花崗岩の砂礫か道が白い


落石


倒木


水の流れる樋が有ったが、飲めるのかは不明


錦滝に到着、水が少ないので見上げて紅葉と


滝の入口に有る四阿、面白いことに登山口は、この四阿の
中を抜けた所にある。

中にベンチが有る、休憩中の登山者には多少モザイクを
かけました。


長いので本日はここまで、続きは後日ね
現在葛城の森で観察路の整備中なので、疲れて眠いのでごめんなさい。













白砂の日向山(ひなたやま)を歩く

2015年10月25日 21時54分30秒 | スポーツ・トレッキング
日向山(ひなたやま)は、山梨県北杜市にある1660メートルの山なのだが
山頂に続く雁ヶ原(ガンガワラ)と呼ばれる一帯が、花崗岩が風化して砂礫になり
白い砂浜のような山となっている。
崩れ残った岩は、奇岩となって乱立し、初めてこの景色を見た人は、絶句
してしまうであろう。

しかも南アルプスの前衛峰と呼ばれる山だけに、その展望もすばらしく
白砂を飾る絶景を作り出している。

25日は山梨が全県的に快晴の天気だと言うので、夜明け前に飛び出して
日向山に登に行った。

この山の難点は、登山口の駐車場が狭いことである。
10数台がとまれば、満車となる。
しかも幅が狭いので、切り返しが難しい。
まして紅葉の時期の日曜日、7時前に満車になると聞いていたので、逆算して
6時半頃につくように出かけたのだった。
その時間でも3台ほどとまっていた。
私が準備していると、後続の車が続々とやって来た。

昼過ぎに下山してきたら、登山者の車で林道の下の方まで路駐の列だった。


ガンガワラから見る甲斐駒ヶ岳(中央)、その左は黒戸山
黒戸山は、甲斐駒に登る黒戸尾根の山で、黒戸尾根は日本アルプスの
中でも、際だってハードルの高いコースと言われている。


ガンガワラから見る八ヶ岳連峰、左に離れて三角の山が蓼科山
間に横岳、縞枯山、茶臼山が有る


奇岩と紅葉を見下ろす。


尾白川林道に咲き残っていたオオビランジ
ピーク過ぎで痛んでいたが、発見したときの喜びに勝るものはない。
これだけでも私は満足だった。




短編詩・山のじかん

2015年10月20日 21時33分38秒 | 詩・俳句・短歌

アヤメ平から至仏山


富士見田代から燧ヶ岳


山の時間


せっかく山に来たんだから

山のじかんで
 
ゆっくり登んべよ


ゆっくり歩めば

ほら!

花も咲いてるし 蝶もいる

風も歌ってるべ


せか せか 都会のじかんで歩いて

何が楽しいんだ


せっかく山にきたんだから

山のじかんで

ゆっくり登んべよ




檜枝岐の林道に咲く花


踊るギンリョウソウ タンタ タラリラ ピーヒャラ ピーヒャラ


乗鞍・摩利支天とはるかに穂高


乗鞍・権現池と白山


日光・五色山の樹氷


日光・五色山から日光連山





葛城の森の里山さんぽに参加

2015年10月18日 21時34分39秒 | スポーツ・トレッキング

葛城の森に群生する千振は、一株の花数が多い


ガマズミが鈴なりの実をつけて真っ赤でした


サワフタギの実


紅葉とセンブリのコラボ


里山さんぽの事は、こちらの「葛城の森から」のブログを
ご覧ください。


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谷田部のケーヨーD2に行ったら、鉢植えのピンクの竜胆が
売られていたので、色につられて買ってしまった。

色違いの竜胆は、須坂市の五味池破風高原で見た記憶があるが、あれはエゾリンドウだった。

タネが出来たら播いてみようかな、ピンクの竜胆畑なんて面白いかも






中禅寺湖南岸コースを歩めば・その2

2015年10月15日 21時52分58秒 | スポーツ・トレッキング

今回歩いた中禅寺湖南岸コースの軌跡図

詳細は日光湯元ビジターセンターからダウンロードした南岸コースの
地図を見てもらうとして、各区間の距離と平均的タイムは次の通りです。

①歌ヶ浜P → ②砥沢(イタリア大使館別荘公園) 1キロ 18分
②砥沢 → ③狸窪(むじなくぼ) 1.2キロ 20分
③狸窪 → ④阿世潟(あぜがた) 1.4キロ 25分
④阿世潟 → ⑤上野島目前の岬 1.3キロ 30分 (私はここで撤退)
⑤上野島目前の岬 → ⑥大日岬 0.6キロ 25分
⑥大日崎 → ⑦松ヶ崎 0.7キロ 20分
⑦松ヶ崎 → ⑧白岩(しろいわ) 2.1キロ 45分
⑧白岩 → ⑨俵石(たわらいし) 1.9キロ 35分
⑨俵石 → ⑩千手ヶ浜 1.6キロ 25分

注 ⑤の岬は無名なので、筆者が仮につけた名前です
  この岬から上野島(こうずけじま)が目前に見えます
 
尚、南岸コースのプランでは、千手ヶ浜からバスを利用するプランと
なっているので、私のように遊覧船を利用する計画では、遊覧船が
運行しているかを確認してから計画すること。


出発地 歌ヶ浜の駐車場からの展望


カシミールで描いた歌ヶ浜の展望図


車道のツタが紅葉を始めていた


砥沢のイタリア大使館別荘公園前のツタの紅葉と別荘


湖畔の道


紅葉とエメラルドグリーンの湖


湖畔の木


倒木であかるくなった斜面


落ち葉


上野島目前の岬の紅葉


上野島 勝道上人の遺骨が納められている島
石を積み上げて造った人工の島とも言われ、水位が下がると
渡っていけるとも言われている。
島の名前は、勝道上人の官位からつけられたとも。


この岬から眺める男体山の薙ぎの紅葉


悪魔の手の様な木の根


前回掲載した岩場の紅葉から左側の岩場をトリミング


右側の岩場のトリミング

尚紅葉の名所、八丁出島(寺ヶ崎)は、イマイチの色彩だったので
掲載を見送った。
最近の冷え込みで、紅葉が進んだかも





 


中禅寺湖南岸コースを歩めば

2015年10月13日 22時52分10秒 | スポーツ・トレッキング

漂うモミジと光る湖底・歌ヶ浜駐車場にて撮影
(北風で南岸の歌ヶ浜に吹き寄せられる落ち葉)


湖岸の落ち葉と湖面の写り込み


湖面の紅葉


見上げる紅葉


男体山


阿世潟北岸から南岸の岩場

予定では、歌ヶ浜から南岸コースを歩き、千手ヶ浜に行き
千手ヶ浜から遊覧船で歌ヶ浜まで戻る計画だった。

紅葉の時期は、遊覧船が運航するので、この手が使えると
我ながら良いアイデアと思っていたのだが、先日筋肉痛に
なった右足が再び痛み出し、上野島が最も近い岬まで行って
引き返した。
往復12キロ、無念の撤退である。ああっ
故に書く気がしない、残りの写真は後日ね。

中禅寺湖南岸コースの案内図は、日光湯元ビジターセンターから
ダウンロード出来る
(訂正、ダウンロードは日光自然博物館ではなく、日光湯元ビジター
センターでした。ごめんなさい)
当ブログの左のブックマークにリンクがあります。

コースはほとんど平坦なので、ハイキングにはもってこいだ。
ただし阿世潟から先は道の細い遊歩道になり、歩く人が少ない。
熊用の鈴を持って行こうね。

遊覧船のデッキは寒いので、防寒対策もね。



葛城の森のセンブリ

2015年10月10日 21時54分06秒 | スポーツ・トレッキング

葛城の森のセンブリ、このところの晴天で、一斉に開き始めた


草に囲まれているせいか、山のセンブリよりは高さがある。


一株についている花数も多いので、見応えもある。


近くには、最近では珍しくセイタカアワダチソウの黄色い花が咲く

昨日の筑波山の帰りに寄って撮影した。
この様子だと来週には満開になりそうだ。

葛城の森について詳しくは、里山クラブのブログ
葛城の森から をご覧下さい



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紅葉もかなり南下して、関東や信越も紅葉が始まった。
私はすでに2回も那須に行っているので、贅沢といえば贅沢なのだが
先日7日、突然家内が許可をくれたので、遅い出発だったが奥日光に
出かけた。
竜頭の滝周辺は、真っ赤に紅葉して滝の上も下もカメラマンだらけ。
それを横目に見ながら湯元に向かった。
ミズナラが黄葉して見事なトンネルをつくっている。
戦場ヶ原も草紅葉になっているようだった。
先日の暴風雨のためか、何か所か道路目工事をしている。

湯の湖の兎島の紅葉も始まり、カメラマンが夢中だ。
しかし路上駐車はやめてほしい。湯元の駐車場は半分も空いていたのだから
10時ごろ湯元の駐車場についた。
湯元の紅葉は、見頃には少し早かったが、モミジが真っ赤になった木や
ツタ漆の紅葉も始まっていた。

時間的に山に登るのは無謀と思ったが、何年振りかで五色山に登る
中ッ曽根コースを歩いてみようとおもったのだった。
山と高原の地図には、中ッ曽根は紅葉が素晴らしいと書いてあるところだ

だが前回もかなり苦戦したコースなので、不安もあった。
そして、その不安は的中した。
前回も荒れたコースに難儀したが、何度も降った雨で、道は深くえぐれ
段差が嫌になるほどできていた。

そのうえ、背丈以上の笹が生い茂り、登山道を覆っていた。
杖で笹をかき分け、カメラにはタオルを巻いてホコリをよけた。
何度も途中でやめようかと思ったが、時間の許す限り歩いてみようと
そのたびに思い直して、斜面の道を登りつづけた。

湯元から五色山と金精山の分岐の国境平までは、普通の登山タイムは
2時間30分ほどと書いてある。
国境平から五色山までは、およそ40分と書いてある。
10時過ぎに登りだしていける山ではない。
ましてや私はカメ足である。

13時になったら、引き返そうと決めた。
それ以上になると、東斜面は日陰が多くなり、足元が見えなくなる
からだ。
空はぬけるように青い。

ようやく二つ目の案内標柱について、尾根にでた。11時46分だった
ここまでの登りは、山と高原地図にも「きつい急坂」と書かれている
場所である。

この日初めて下山してくる登山者に出会った。
白根山の紅葉は終わりだが、五色山は素晴らしいよ と言うのだった。
白根山を背景に、五色沼と五色山の紅葉、これほどの組み合わせはない。

しかしそのピークの時に登れたのは1度しかない。
あの時は腰痛なのに金精山から登って、もう帰ろうと思ったら
降りてくる登山者が、口々に五色山はすごいよ というものだから
ついつい無理して五色山に登っていったのだった。

5歩歩いては休み、10歩歩いては休みして、紅葉見たさの執念で
登って行った。
まことに五色山は知る人ぞ知る紅葉のスポットだ

がしかし、今回はあきらめるしかない。
尾根の紅葉を眺めながら、時間と戦っていた。
後ろを振り向くと、湯の湖や男体山をはじめとする日光連山が見えた。

そして尾根の半分は過ぎた3つ目の標柱で時計を見ると12時52分
だった。
ここで小休止して食事にした。
とっくに13時は過ぎていたが、もうちょっと歩いてみようなどと
欲を出し、実際に引き返したのは、13時14分だった。

無事に湯元の駐車場に戻ったのは15時03分だった。
途中の斜面の樹林帯は、薄暗く日陰になっていた。

そんなこんなで、今でも足が痛い。
大きな段差が沢山で、日ごろ使っていない筋肉を使ったからだ。
私の場合、大きく足を上げる場合、右足から上げる癖があるので
右足だけが筋肉痛になってしまったのだ。

明日は地区の運動会だが、応援で参加する。
応援だけにしておいてよかったよ。










筑波山の秋はセンブリとリンドウ

2015年10月09日 17時42分19秒 | スポーツ・トレッキング

筑波山に咲くセンブリ、センブリの花冠は、通常5深裂するが
筑波山のセンブリには花冠が5深裂するものと4深裂する
ものがある。基部はつながっている合弁花
面白いのは、5深裂した花には5個の雄しべがあり、4深裂
した花には4個の雄しべがある。

一つだけ奇形の花を見つけた。
6深裂した花が、5深裂の株についていた。
雄しべを見ると5個しか無い、奇形の証しである。

手前の花が6深裂した花で、同じ株の奥の花は5深裂
雄しべの黒ぽい葯が5個しか無い。


4深裂のセンブリ、なので雄しべの葯も4個


同じ4深裂でも、こちらは端正な花、花は一つ一つ個性がある。
雄しべもきっちり角についている。
尚、裂片の基部には蜜腺溝があり、その周りに長毛が生えている。


紫色の筋がきれいなので撮影した5深裂のセンブリ

センブリを撮影しているとき、登ってこられた千葉の方と花の
話をしているうちに、リンドウの話になり、私の撮影している
場所が草刈りされて、リンドウの撮影が難しくなったと言ったら
親切にも、リンドウの咲いている場所を教えて頂いた


これは教えていただいた場所で撮影したリンドウ


同じく

その方との話の中で、私とも関係あるレイジンソウが盗掘された
事を知った。
ある林道に、蔓に囲まれて倒れていたレイジンソウの蔓を取り払い
つっかえ棒をして起こしておいた。

そのレイジンソウが咲いた頃、千葉の方が撮影し、一週間後に
また行ったら、そのレイジンソウは盗掘されて無かったという。
花が10数個もついた、見事な株だったという。

場所を聞くと、私のつっかえ棒をしていたレイジンソウに間違い
無かった。
私は何とも釈然としない気持ちだった。
なまじ蔓を取り除き、つっかえ棒をして目立つようにしたのが
いけなかったのだろうか。
いや、そんな事は無い、盗掘は泥棒なのである。犯罪である。
そう思おうとしても、悲しかった。

以下番外編


原因はわからないが、互いにそっぽを向くセンブリ


キッコウハグマの花、頭花は3つの小花からなり、それぞれ
5つに深裂して花びら状になる。
実際の大きさは直径8ミリほどの誠に小さい花だった。


キッコウハグマの横顔、筒状花で茎が細く、微風でも風に揺れる
揺れてボケたが仕方がない。覚悟の上である。


これは別な場所で撮影したキッコウハグマの根生葉
これが亀の甲羅に似ている事から、名前がキッコウになったと言う。


ツルリンドウも咲いていた。

明日は家内を病院に連れて行くので、待ち時間を葛城の森で
センブリの花を見回りしてくる予定。
今日、帰りにちょっとだけ寄ったら、花がかなり多くついていた。

これは予定外の場所に咲いていたセンブリ












知人のMさんからの写真を紹介

2015年10月07日 21時02分48秒 | スポーツ・トレッキング
里山クラブで知り合った知人のMさんから、次のようなメールで
写真が送られてきました。

「9月29日30日に浅間山山麓にある池の平湿原・高峰山・天狗温泉浅間山荘
に植物観察会に行ってきました。

この時期には花が既に終わり実や穂になっていると思っていたのですが、
幾つかは咲いている花もあり、また、今まで見たこともない花後の姿を見る
ことができました。
さらに、両日とも晴天に恵まれ楽しい観察会でした。」


マツムシソウ


チョウセンゴミン
minoの余計なお世話解説(笑)
朝鮮五味子(チョウセンゴミン) マツブサ科マツブサ属
山地の林縁などに生えるつる性の
落葉樹で、ほかの木に巻き付いて伸びる。

名前は果実に五つの味がある(五味子)とされ漢方薬として輸入されていた
事に由来するという。
ちなみに五つの味とは、甘、苦、酸、辛、鹹(塩辛いの意味)だそうです。
花期は6月~7月で黄白色の花が垂れ下がってつき、良い香りを漂わす。
果実は10月に赤く熟して房状に実る。漢方薬や果実酒になる。
分布は、北海道、本州の中部地方以北。
(以上日本文芸社の樹木図鑑から引用)


センウズモドキ、キンポウゲ科トリカブト属
オンタケブシの変種、雌蕊に毛のあるものをセンウズモドキという。
東北地方に産する、、、、(日本の野生植物から引用)
オンタケブシの雌蕊には毛が無い


コキンレイカ


クロマメノキ


オヤマリンドウ


イワインチン


アオベンケイ

(写真のサイズは、私の独断で800ピクセルに縮小してあります)

オンタケブシ、キンポウゲ科トリカブト属
茎は直立するか、または曲がり、長さ90~170センチで
曲がった毛が有るが、上部ではしばしば開出するようになり
下部は無毛。
分枝するか、またはしない。
中部の茎葉は円心形、長さ7~12センチ、幅8~13センチで
5中裂し、裂片は卵形~卵状披針形のあらい鋸歯がある。
両面脈上と葉柄には曲がった毛があるか、または無毛。
花序は総状散房状、花柄は長さ18~35ミリで、開出毛がある。
花は8~9月に咲き、長さ33~42ミリ、外面には曲がった毛と
開出した毛が混じって生える。
雄蕊は有毛。
雌蕊は3個あって無毛。
中部地方より東北地方南部にかけて分布する。
(以上、日本の野生植物2から引用)

Mさんの写真には花の名前のみが記載されていたので、なじみの薄い
植物には、私が勝手に解説分を追加いたしました。
Mさんごめんね。写真ありがとうね。




筑波山のセンブリ開花

2015年10月06日 20時57分36秒 | スポーツ・トレッキング

万歳したように見えるセンブリの花

いつも撮影している場所で発見できず、別な林道に行ってようやく
咲いているセンブリを発見。

秋の日差しはつるべ落としで、暮れるのが早い。

予定していた場所で発見できず、花を探して林道の終点まで歩いてしまい
花を見つけた林道では、日が陰りはじめ花が閉じかかっていた。

しかも車にマクロレンズを置いて探しに行ったので、アップの写真は
撮れなかった。


これはコンパクトデジカメで撮ったアップだが、ピントがイマイチだ


大きな群生は無かったが、道の両脇に転々と咲いていたセンブリ


昼頃筑波山の御幸ヶ原に行って、ケーブルカー山頂駅2階で開かれている
筑波山の自然展を見に行った。

知り合いのインストラクターのSKさんがいたので、家の近くで取った
アケビを一袋、お土産だよと言って渡した。
取った時、自分でも食べてみたけど、けっこうおいしいアケビだった。

SKさんが、ブログの那須の紅葉の写真を見たらしく「きれいですね」と
言ってくれた。(アリガトね)

それから本日の目的のセンブリの写真を撮りに行くからと下山して
仙郷林道を車で移動し、各林道を歩いてセンブリ探しをしたのだった。


気温が低いせいか、アサギマダラが草の葉にぶら下がっていた。


しかしアップしてみると、足でつかんでいるのが葉に見えない
何なんだろうか。


もう南に向かって渡りに出る時期のはずだが、一気に寒くなって
飛ぶ力が無いのだろうか。
近寄っても逃げなかった。


センブリの群落が有った茅場には、センブリの姿はなく
ヤクシソウの小さな花が日差しを浴びていた。


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那須・赤面山紅葉登山記

10月4日、日曜日、那須の天気予報は昼の曇り以外、1日中晴れの予報であった。

私は先月の27日に中の大倉尾根を登って、三本槍岳、無名峰に行った
そのときに見た赤面山の紅葉が良かったので、直接赤面山に登るつもりでいた。
そんな折り、花友からメールが来て、一緒に赤面山に登る事になった。

登山口は、旧白河高原スキー場の跡地である。始めていく場所なので
カーナビにはマウントジーンズを仮目的地して走り、そこから甲子温泉方向に
向かうと、左側に白河高原スキー場の建物が残っているという情報を仕入れて
走っていった。

が行ってみると、雪よけの塀に囲まれて建物が見えず、入口を少し通り過ぎ
入口からチラリと見えた建物に気づいて、あわてて引き返した。

中に入ると、スキー場の跡地らしく、だだっ広い駐車場に20台ほどの車が
とまっているだけで、ガラガラだった。
窓は破れていたが、いわゆる廃墟という暗いイメージはない。

建物の左側に登山者用の道がある。
昔のゲレンデの跡を歩く感じで、石ころの続く道であり、粘土質の滑る道でもある
その道沿いに、センブリがたくさん咲いているので、「センブリ街道だね」と
花友が言う。
最初こそ、初心者用のコースだね などと言っていたのだが、これがどうして
なかなかきつい。

リフトの最初の終点らしき所についたら、折良く登山者が降りてきたので
道を尋ねると、正規のルートはここから右に少しくだって、リフトの下を
くぐって右に登って行けば良いという。
石に矢印のペイントがしてあるので、それを見て登れば間違いないという。

石のごろごろするかってのゲレンデらしき所を矢印を頼りに、あえぎあえぎ
登っていったのである。
しかし晴れの予報だったのに、上に登につれ、強風が吹き下ろし、雲が
広がっていった。

二つ目のリフトの終点につくと、そのままうち捨てられたリフトがブランコの
ように揺れ、降雪機がカラカラと風に回っていた。
一見すると、今でも使えそうな感じがわびしい。

そこから少しで落葉樹の樹林帯の中を歩くコースになる。
ブナの白い幹が明るく、やがて楓やナナカマドが色づいた林になる。
笹原を抜けると、栃木らしく躑躅類の多い林を歩く。
その辺から団体さんの登山者が多くなり、足の遅い私たちは道を譲った。

最後の石ころ道を上ると、左に山頂が見えた。
だが強風と霧が視界を遮り、しかも気温が極端に下がり、体が震えた。
山頂で記念撮影する人以外、誰も山頂で長居せず、風の当たらない場所を
探して食事していた。

私たちも前岳寄りに移動して、躑躅の陰に座った。
霧の晴れ間に、360度広がる大紅葉が見えるのだった。

人生は皮肉だ、前回は曇りの予報で晴れ、今回は晴れの予報で大荒れの天気
山の天気は変わりやすいという言い伝えを、地でいく天気だった。
自分の力でどうにもならない天気を嘆いても仕方がない。

昼食を大急ぎで食べて、二人からもらったステックコーヒーを飲んで
体を温めた。
時折差す日差しが、スポットライトのように山肌を染めていく。
低体温症にならないうちに撤退しましょうと言うので、写真もそこそこに
下山したのだった。

花友が気温8度だと言っていた。
まるで冬のような赤面山だった。


一番奥が茶臼岳、次が朝日岳、小さい尾根を超して次が中の大倉尾根、
一番手前が赤面山の斜面


赤面山の尾根から前岳とスダレ山方面を見る


赤面山から前岳に向かって右側の斜面


さらに右に続く赤面山と峰続きの山の紅葉


途中の樹林帯


同じく











那須の紅葉と出会い

2015年10月01日 23時51分15秒 | スポーツ・トレッキング

中の大倉尾根の登山道とお会いした登山者
前回の登山の時に言われたが、那須には茨城の人がたくさん来ると。

この登山道でお会いした二人連れに「どちらから?」と聞かれたので
「つくばです」と答えたら、「つくばのどこから?」と聞いてくる。

「つくばの旧○○村です。」と言うと「あああそこか」という。
つくばをあまりにも知っているので「つくばをよくご存じですね。
どちらからですか?」と聞くと「結城」だという。
知っている訳である。
それにしても、那須では茨城の人によく出会う。

(写真をブログに掲載しても良いと言う許可をもらったので掲載)


中の大倉尾根の登山道は、中腹から砕石を敷き詰めて、鉄線の網で
覆った道である。
雨で土が流れないようにしたのだろうが、滑りやすくて歩きにくい
ダラダラした坂道だが、以外と体に堪える道だ。


結城の人に「これをアップで撮ると面白いよ」と教えてもらった実
たぶんサラサドウダン系の実だと思うが、自信がない。
少し裂開している。


中の大倉尾根を登って、山頂直前のザレ場に立っている案内板
古くなって読みにくいが杭の部分に「スダレ山」と書かれている。
下には西郷村の表示が有るから、この山の名称である事は間違いない。

ちなみに2004年10月1日初板発行の「るるぶ」の「大人の遠足BOOK」
「日光・那須・上州の山をあるく」の掲載地図にも1880メートルの
スダレ山(福島県西郷村)として記載されている。


紅葉して模様のきれいな葉


スダレ山の北温泉分岐の案内標柱に、誰かが忘れたのか
銀のコップが載っていた。


三本槍岳の山頂は濃霧で、周りの展望は無かったが、次から次へと
大勢の登山者が登ってきた。
霧が晴れるのを待とうかなと最初は思ったが、名物の風が吹き始め
寒くなってきたので、早々と退散することに。


山頂にたつ案内板、登山道は二つある。
結城の人に、ここから甲子方面に下って、分岐で大峠に向かうとすぐ
鏡ヶ沼の見える展望地が有ると教わっていたのだが、この濃霧では
無理と清水平に向かった。
紅葉と鏡ヶ沼の景色も一度は見てみたいものである。
注、展望地のことは「山と高原地図」の那須・塩原にも載っている。


清水平で出会ったガマさん。


1900メートルの尾根から見下ろす清水平の紅葉
この前の大雨で水がたまり、水が流れていた。


同じく無名峰の中腹にある小さな池の紅葉


同じく無名峰から見下ろす尾根の紅葉


清水平から見る無名峰の斜面の紅葉


三本槍岳の登山中にすれ違った男性は、朝早く来たら朝露に濡れて
膝から下が泥だらけになったと言っていた。
甘く見てスパッツをつけなかったと言っていた。

清水平でお会いした男女3人組の登山者は、後で無名峰に登ってきて
ステッキを振り上げて「雲よどいてくれ、日を見せてくれ」と女性が
叫んでいた。
それが少しも違和感が無かったのは、誰もがそう思っていたからであろう。

それから少しして薄日が差し始め、刻々として周りの様子が変わっていった。
私は山頂のその人たちを見上げ、山頂の人は私を見下ろして互いに
にこにこしながら、周りの景色を撮りまくったのだった。


無名峰の山頂で写真を撮る人々


無名峰から熊見曽根、朝日に続く尾根の斜面、奥に茶臼岳


朝日岳方面の様子、霧が流れている。