
花の散ったツチアケビ、例年なら今ごろ満開のはずが、花と蕾も散って
無惨な姿でした。
去年も実が1~2個しかつけず不作でしたが、今年もコレでは不作と
なるでしょうね。
かろうじて残っていたツチアケビの花のアップを載せますね。

黄色い肉質の唇弁が有り、上に雄しべと雌しの合着した「ずい柱」が突き出ている
(コンデジのマクロで撮影)

ツチアケビの花は、自由な向きで咲くので、唇弁が下向きになっていたりする。
昆虫が来ない様な林の中に咲くので、ほとんどが自家受粉と聞いている。

林道の土手に咲いていた「シャクジョウソウ」、ピークは過ぎて
汚れた感じである。
ギンリョウソウと違って、この花は多数の花をつける。

シャクジョウソウのアップ、
ウチョウランも咲いていたが、写真を載せるとその花の特徴が判り
いたずらされるので、今回は掲載しません。あしからず。

筑波山梅林のアジサイ

同上
山と渓谷社からiOSアプリとして「山渓ハンディ図鑑 野に咲く花 増補改訂新版」が
今年の4月下旬に発売された。
先日、家族がiPadを買ったのだが、使いこなせないので、私が借りてそのアプリを
インストールしてみだ。
書籍だと写真が小さくて、花のつくりが判りづらいものもあるが、このアプリの
写真は、拡大して見ることが出来るので、そのテンではなかなか便利である。
しかし、図鑑として調べる時、収録範囲が野に咲く花に限られてしまうので、残りの
「山に咲く花」とか「高山に咲く花」とかが発売されないと、使い勝手が悪く
結局、書籍とアプリの両方を持っていないとダメという結果になる。
早く残りもアプリとして出して欲しいところである。
現在山渓ハンディ図鑑としてアプリ化されているのは紹介した「野に咲く花」と
「日本の野鳥」の二つだけである。
私の希望としては、平凡社の日本の野生植物の様な収録範囲の広いアプリが出て欲しい。