
筑波実験植物園のオゼコウホネが咲いていた

コンデジのマクロで撮影したオゼコウホネの花の中心部
中央の赤みを帯びた円形の部分が柱頭盤と呼ばれる雌蕊、廻りを囲む
半円のように曲がったリボン状のものが雄蕊で多数ある。
日本の野生植物のコウホネ属の説明に、花糸は幅広く、葯は内向きに
つくが、開花すると雄蕊は外に反って曲がり、葯が現れる と書かれ
ているので、柱頭盤の廻りに立っているのは葯かもしれない。
誰か詳しい方教えて下さいね。
雄蕊の廻りに雄しべの変化した花弁があるというが、この写真の雄蕊の
右側下に、わずかに覗いているのが花弁かもしれない。
一番外側の花弁状に見えるのが萼片かな
山と渓谷の「高山に咲く花」には、ネムロコウホネには12個の柱頭が
数えられる。オゼコウホネには10個の柱頭が数えられる と書かれて
いるが、この写真の柱頭を数えると、10個以上あるんだが、果たして?
素人には疑問だらけである。
植物園内を歩いて、自分の理解していた内容が間違っていることに
気づかされた説明版もあった。
それはナナカマドの説明版で、次のように書かれていた。

なんとナナカマドの木が燃えやすいというのである。
観察会でも牧野博士の説で名前の由来が語られていたからだが
この説明版では牧野博士に敬意を払って、控えめに書かれているのが
奥ゆかしい。
しかしナナカマドの木で極上の炭が作られるとは、知らんかったわ。