花の詩山の詩

花の詩(うた)山の詩(うた)へようこそ
このブログは「花と山とを友として」の続編です

湯ノ丸・池ノ平湿原周辺の花

2015年06月21日 22時13分39秒 | アウトドアー

コマクサ、


コマクサ


ミヤマハンショウヅル


スズラン

梅雨のさなか突然湯ノ丸に出かける事になったのは、前夜に「明日出かけても
良いよ」と言われたので、この時期に行きたい所で天気の良さそうな場所を
調べて決定した。

が常磐、外環、関越と高速を乗り継いで走っても、湯ノ丸は遠い、ましてや
私の車は軽である。
3時間余りかけてようやく湯ノ丸峠にたどり着いた。
21日の湯ノ丸は、レンゲツツジのツツジ祭りが有る場所なので、20日の
今日も、ツツジを見に来たのであろう車が、すでに一杯であった。

それを尻目に見て、私は「湯ノ丸自然学習センター」の前を右折して池ノ平湿原の
駐車場を目指した。(初めて来る人は、この学習センターの電話番号を入れてナビ
させるとわかりやすい)
この湯ノ丸高峯林道は、池ノ平湿原から高峯温泉まで続いている林道なのだが
時間と時期によってマイカー規制が有るので、東御市のHPなどで調べると良い

池ノ平の駐車場についたら、以外と車は少なくて、楽に止めることが出来た
入口の係員に500円の協力金を払って駐車する。

池ノ平湿原は、尾瀬ヶ原や戦場ヶ原が標高1400メートルなのに対して
2000メートルの高地に有るので、雨具の準備は必携である。
どうもすぐそばまで車で来ると、人はそこが2千メートルの山である事を忘れて
しまう。
歩いて2千メートルの山に登るとなると、それなりの装備をするものだが。

駐車場のすぐ上に、自然保護指導員詰所の小屋が建っている。
駐車場から階段を上ると、その小屋の脇にハクサンイチゲとハクサン千鳥が
咲いているのだが、ロープが張ってあるので近づくことが出来ない。

今日はコマクサとスズランが目的だったので、小屋の前から右の見晴岳を目指して
登り、見晴コマクサ園と三方ヶ峰コマクサ園の二つのコマクサ自生地を回る。

この登山口で思わぬ発見があった。
縁取りのあるツマトリソウが咲いていたのである。
それもシロバナヘビイチゴの花を撮ろうと思ってしゃがんだら、何か赤い花がある
周りを調べたら、点々とさいているではないか。
後はもう夢中である。草姿を調べもせず次から次へと写真を撮った。

後で、いつもの花友にメールで写真を送ったら、褄というには広すぎないと返事が来た
確かに縁取りというよりも、花の中心まで色がついている赤花風である。
確かにツマトリソウだよなと疑問もわいてくるが今となっては確かめようもない。

わずかに登ると、早速スズランの朝露に濡れた花が出てきた。
岩鏡も無数に咲いていたが、すでにピークが過ぎて散っているのも有った。


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グレートトラバース第二弾は2百名山一筆書き

番組ホームページはこちら


赤い縁取りのあるツマトリソウついに発見

2015年06月20日 20時31分47秒 | アウトドアー







開きはじめの花







ツマトリソウ、サクラソウ科ツマトリソウ属、褄取草

名前の元になった褄とは、着物の裾の左右両端(腰より下部のへり)を言う
端(つま)が元々の言葉。端から褄に変化。褄取りとは、和服の竪褄(たてのへり)
を手でつまんで持ち上げることをいう。

持ち上げられると、着物の赤い裏地が見える。
ツマトリソウの花にも、同じような縁取りが見られる事がある。
しかし普通はツマトリソウの花は白色で、縁取りのある花は滅多に見つからない。
命名者は、滅多にない縁取りのある花を見て名前をつけたのであろう。

その滅多に見られない縁取りのある花が、池ノ平湿原の登山口に10数株も咲いていた。
スズランとコマクサを撮影に行ったのだが、私はこの花を見つけて、後はどうでも良いと
思うほどだった。


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縁取りのある褄取草を見つけて、真っ先に考えたこと。
それは「高山植物ハンディ図鑑」を書かれた「新井和也」さんの事である。
新井さんは、その中のツマトリソウの説明に、縁取りされたイラストをいれて
「いつかは見てみたい赤く縁取られた花」と書かれていたからだ。

よーし新井さんにメールで教えてあげようとブログを見たら、なんと言うこと
新井さんは2年前の剣岳の登山中に落石にあい、事故死していたのである。
40代の若さで亡くなられるなんて、言葉もない。
「八ヶ岳・霧ヶ峰植物手帳」と「高山植物ハンディ図鑑」の2冊を手に取り
彼の冥福を祈るだけである。







 

コクランとムヨウラン

2015年06月18日 22時26分22秒 | アウトドアー

コクランの蕾


コクランの花

環境激変で今年は無理かなと思いながら、コクランの生育地に
登って行った。
時期的にまだ早いと思っていたが、コクランは今年も元気に
蕾をつけていた。
蕾は振り上げた拳のようにも見える。
ほとんどの株が蕾だったが、たった一株だけ花をつけていた。
この時期の撮影は地獄である。暑いし蚊に刺されるしたまった
ものではない。
一応今年も生えていたのでさっさと退散した。


咲き残りのムヨウラン


ムヨウランの唇弁のアップ

先日行った生育地は、花がすでに終わって、枯れた花柄だけが
残っていた。
もしかしたらと別な場所に行ったら、かろうじて咲き残りが
咲いていた。
きれいな花は無かったが、今年も何とか撮影できたのでよしと
しよう。

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無料のWindows 10を予約したが不安が一杯

WINDOWS 10が7月29日にリリースされて、Windows7やwindows8を
使っている人は、無料でダウンロード出来るというので、予約したが
Widows 8にするときも、色々トラブルに見舞われたので、今度も
トラブルが起きそうで不安が一杯である。

なんと言っても自作のPCはメーカーの保証が無いので、すべて自力で
解決しなければならない。
データーはバックアップするとしても、古いソフトは使えなくなる。
ハードのドライバーが新しいOSに対応していないと、OSが古いドライバーの
インストールを拒否してしまうからだ。
古いソフトがインストール出来ても、対応するドライバーがインストール
出来なければ、ソフトは動かない。
メーカー製パソコンは、メーカーで事前に検証するから良いが、自作の
場合は、事前検証が出来ないから、ぶっつけ本番である。

動かなくなったら、ブログもかけないので、そのときはご免なさいである。







国土交通省のXバンドMPレーダー

2015年06月17日 19時59分17秒 | サイエンス

ブタナの原っぱになった森ボラの臨時駐車場、元々は芝畑
ブタナ、漢字で書くと「豚菜」、フランスで俗称「豚のサラダ」と
呼ばれているのを訳した名前。キク科エゾコウゾリナ属、外来種
1933年に札幌で初めて気づかれ、その後各地に帰化しているのが
分かった植物

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異常気象が頻発する昨今、ほとんどリアルタイムで集中豪雨が分かる
国土交通省のXバンドMPレーダーを紹介します。

国土交通省

XバンドMPレーダーのページはこちら

このレーダーの特徴は、電波の波長が3センチほどと、短いため
雨粒の形状まで観測できる精度だそうです。
欠点は、電波の特性上、観測範囲が狭いこと。

このサイトは、パソコンのほか携帯でも見られるので、アウトドア
での利用も出来ると思います。
今現在、埼玉と群馬に赤色の表示区域がありますね。

ただし利用に際しては、注意事項やその他を読んでから利用して
下さい。




筑波山の初夏の花

2015年06月16日 23時24分37秒 | アウトドアー

クモキリソウ


形が分かるように青いパネルを背景にして撮影


クモキリソウの正面アップ


クモキリソウの横面


イチヤクソウ


イチヤクソウ


ウツボグサ


ウツボグサのアップ


カワラナデシコが草むらに一輪咲いていた。


ネジバナ


ネジバナのアップ


ツチアケビノの蕾


ツチアケビノの蕾アップ


筑波山梅林のあじさい

ムヨウランとクモキリソウを撮りに行ったら、ムヨウランは花が終わっていた
今年は開花の時期が早まって、ピークの時期が読めない。
その上、今年は雨が少ないせいなのか、暑すぎるのかツチアケビのできが
まったく良くない。
がっかりして林道を歩いていたら、オカトラノオが路傍に群がって咲いていた




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がっかりだったサッカー男子日本代表。
評判の攻撃陣がゴール外しまくり
どこに蹴っているんだと言いたくなるようになシーンばかり。
UもHもKもダメじゃん。
ホーム試合で格下に引き分けとは情けない。
それともシンガポールに「アッパレ」と言うべきか。

明日のなでしこは朝が早いから、本日はここまで。






ダーウィンが来たでオオムラサキが取り上げられるぞ

2015年06月14日 21時08分21秒 | アウトドアー

ワルナスビ


イヌゴマ


ネジバナ

上の写真は、葛城地区の里山で見た野草の一部、今後は葛城里山クラブとして
継続的に観察を続けるとのこと。
観察会では、エノキの葉にぶら下がっているオオムラサキの幼虫も観察しました。

ところが奇しくも来週の日曜日に、NHK総合の「ダーウィンが来た!」でオオムラサキ
の放送が予定されています。
国蝶に指定されているオオムラサキの知られざる生態が取り上げられます。

番組ホームページはこちら

放送はNHK総合1
放送日時は、6月21日日曜日
時間は 19:30~20:00まで30分
「ダーウィンが来た! 里山の美しきファイター!オオムラサキ


沼ッ原で熊に襲われたと下野新聞に出ました

2015年06月11日 22時07分50秒 | アウトドアー

2011年7月10日撮影の沼ッ原のニッコウキスゲ


同上


同上、沼ッ原から大倉山方面


同上、沼ッ原に咲くトキソウ


同上、沼ッ原に咲くサワラン

那須の南月山を歩いているとき知り合った「じっちゃん」さんから
メールがあり、那須の沼ッ原で熊に襲われた人がいると下野新聞に
に出ていると連絡してくださった。

下野新聞のサイトはこちら

ニュースを見ると、山菜採りに来た男性が、沼ッ原の駐車場入口で
熊に襲われ、左腕を骨折したほか、顔面をかまれ、頭や両足も怪我
をしたという。

近々那須に行く予定だったので、これにはびっくりしました。
少しうるさいけど、北海道で買ってきた熊鈴をつけないとダメだね。
しかし、まさか駐車場の入口とはね。
そういえば、乗鞍の畳平の駐車場でも熊に襲われて重傷を負ったひとが
いましたね。
みなさんも気をつけてくださいね。





ひたち海浜公園で見た花と昆虫

2015年06月08日 21時41分48秒 | アウトドアー

トベラ、別名トビラノキ、トビラ。トベラ科トベラ属
海岸やその近く生える。節分に臭いのあるこの木の枝を魔除けとして
戸口に差したのでトビラという名前がつき、それがなまってトベラに
なったという。どこのなまりだそれ(笑)
葉は厚くて光沢があり、フチが裏側に巻く。枝先に白くて香りの良い
花を多数咲かせる。葉柄は緑色。花期は4~6月


遊歩道脇の草むらに咲いていた。
別な場所では、すでに実がついていた。
それにしても見事に葉が丸まっている。
補足説明追加 雌雄異株で根や幹の皮に悪臭がある
花は最初白色で、だんだん黄色に変化する


キリンソウ、漢字でかくと黄輪草、名前は黄色い花が輪状に咲くから
と言われている。ベンケイソウ科キリンソウ属、山地や海岸近くにも
生えるが、生育場所によって、花、茎、葉に変異が有るという。


イチヤクソウ、この花は何回も取り上げているので説明省略


ドクウツギ、(毒空木)、別名が面白くて「イチロベエゴロシ」という
ドクウツギ科ドクウツギ属、生育地は北海道と本州の近畿地方以北
根粒菌と共生して空気中の窒素を利用するので、荒れ地にいち早く
進入するという植物。
茎、葉、実ともに猛毒が有るので、間違っても口に入れないこと
名前もそれに由来する。でも何でイチロベエなのか気になる。


まだ名前を調べてないが、可愛い蝶なので掲載


砂丘エリアの風景1


砂丘エリアの風景2


砂丘エリアの風景3、日差しは暑いが潮風が心地よい


オオウメガサソウの観察にはガイドが同行する。


林の奥に紅花イチヤクソウが咲いていた


ナツハゼの花は壷形で可愛い。一般的には鐘形と書いてあるのですが
私的な独断と偏見で(笑) ツツジ科スノキ属
名前は、夏からウルシ科のヤマハゼのように色づく事による
一説には、葉がハゼの葉色に似て、夏に花が咲くからとも。どっちだよ
おそらく前者かな。


またもや蝶


下から見上げたオオウメガサソウ

7日は無料開園日と言うことで、開園時間まえから車の列が出来て
15分ほど早く駐車場に入れ始めたが、開園そのものは時間通りなので
結局炎天下で待つことに。
入園料は無料だけど、駐車料金はしっかり取るのね、国立にしてはせこいぞ(笑)








ひたち海浜公園に咲く貴重な花たち

2015年06月07日 23時23分43秒 | アウトドアー

オオウメガサソウ、環境省の準絶滅危惧種、茨城県の絶滅危惧種


オオウメガサソウ


オオウメガサソウ


ウメガサソウ


ノアザミのシロバナ


ノアザミのシロバナのアップ


ハマカキラン、環境省の絶滅危惧Ⅱ類、茨城県の危急種


ハナハタザオ、環境省の絶滅危惧ⅠA類 茨城県の絶滅危惧種


ハナハタザオ


ハナハタザオのシロバナと思っていたが、ハマハタザオという白花
が有るというので、どちらか解らない。


白花のアップ、鈴木昌友先生は、よく似た名のハマハタザオは白花を
つけ、北茨城市から鹿島郡にかけての海岸に普通に生育すると書かれている。


保護地域の外に咲いていたウメガサソウが、花をたくさんつけて
その重みで倒れていた。
これ幸いとばかり、花を真正面から撮影した。めしべとおしべが
よくわかる。


上の写真からトリミングで花を拡大した写真
最初、この花をオオウメガサソウだと思ったが、オオウメガサソウは
萼の大きさが2ミリほどというので、萼が大きく、とがっているので
ウメガサソウと判断した。
またウメガサソウは葉の中脈が白みを帯びることが多いので、それらも
判断の材料になる。
葉のフチの鋸歯も、上半分に有るオオウメガサソウと言われるが
見た目では解りづらい。
補足説明追加、おしべには、花粉を出す穴がある孔開葯と言われるが
そんなの老眼では見えないぞ、黒い点に見えるのが穴かな?
あなかしこってオイッ!!




 



絶滅危惧種・オオウメガサソウの公開が始まります

2015年06月06日 00時26分03秒 | アウトドアー

オオウメガサソウの花、2012年6月13日ひたち海浜公園で撮影


オオウメガサソウの横顔、同上

茨城県の絶滅危惧種、環境省の準絶滅危惧種に指定されている
オオウメガサソウの公開が6月7日日曜日から始まります。

詳しくは、国営ひたち海浜公園のホームページをご覧ください

普段は立ち入り禁止になっている「ひたちなか自然の森・植物保護区」
特別公開の期間のみガイドと一緒に入ることが出来ます。
日本では、北海道、青森、岩手とこのひたち海浜公園などの限られた
地域に自生しています。
ひたち海浜公園は、日本の自生地の南限と言われています。

私が気にしているのは、オオウメガサソウの生育に不可欠なアカマツ林が
最近、松枯れを起こしていること。
見に行けば解りますが、自生地のアカマツがかなり枯れています。
オオウメガサソウは松の根共生菌と共生しているため、松が枯れると
生育することが出来なくなります。
何とか残って欲しいと思っていますので、皆さんにも見て欲しいと思います


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昨日の草刈りで疲れたので、本日は休養日。
なので4日に撮影した筑波山の写真を掲載します。