森林公園のHPにPDFの開花情報が出ていて、その中にマヤランが載っていた
希少植物が公に公開されているのには、正直驚いた。
つくば市にも生育場所があるのだが、今年は不作で見ることができなかった
なので状態を確かめもせず、霧雨の中を滑川町の森林公園まで飛んで行った
初めて行く場所なので住所を入れてカーナビに案内させたら、南口についた
ここはひたち海浜公園とは違い、駐車場の入り口の受付には誰もおらず
駐車料金は、公園の入り口で払うというシステムだった。
公園の入園料は、自動販売機で買い、駐車料金は受付の係員に払うという
初めての人には分かりづらい方法だった。
受付の担当者にマヤランの場所を尋ねたら、途方もなく広い公園の中の
真ん中付近の植物園の近くだという。
一番近い入り口は、中央口なので、そちらまで車で移動しますかと
聞かれたが、移動しないというと、園内バスがありますので、それで
行ったほうが良いですよと、バスの乗り場を教えてくれた。
歩くと40分はかかるというし、雨が強くならないうちに撮影したかったので
入り口から少し坂を上った南口バス乗り場から、バスに乗った
LPGガスを燃料にする古風なバスで、乗車券を買うと行先を聞かれた
植物園に行きたいというと、植物園前のバス停で止めてくれるという。
利用者は、私一人だった。
植物園前で降りて、植物園の建物の中にいた人に聞くと、マラヤンの
咲いている場所まで案内してもらった。

マラヤン

茂みの根元に数株が群生していた

マヤラン エピデンドルム亜科 シュンラン属
花は乳白色地に紫紅色の模様が入るが、個体差がある
萼片はよく開き、長さ19~26mm、幅4~6mm、側花弁は
蕊柱を囲み、長さ14~20mm、唇弁は卵形、長さ12~17mm
開花時の高さは、5~30cm、花序あたり2~5個の花をつける
ブナ科、カバノキ科、マツ科の優先する林の林床に生育する
菌従属栄養植物で葉をもたない。
(以上、日本のラン ハンドブックから主要部分を引用)
菌根菌から栄養をもらっているので移植は不可

マラヤンの咲いている場所には、こんな看板が出ている
それには次のように書かれていた
マヤラン
雨の降り方にもよりますが、6月26日頃より11月まで
80本見られます
マヤランは、132年前明治12年(1879年)神戸・六甲の
摩耶山で発見牧野富太郎が命名した
幻のランである
マヤランについて、重要な情報を書き忘れたので、追加で補足します
国立科学博物館の研究者の遊川 知久博士がマヤランの生態について
私の研究という博物館のページで発表しています。
このページは著作権で保護されていますので、勝手に引用できませんので
タイトルにリンクを張りましたので、下のタイトルをクリックして
ご覧ください。
国立科学博物館の私の研究
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植物園の前をうろついていたら、ガイド風の女性が近づいてきて
珍しいキノコが出ているので案内します という
聞くと一般の人は、あまり見向きもしないので、カメラを持っている
人に声をかけているのだそうである。
私がモテたのではなくカメラがモテたのか(笑)
折から通りかかった中年の男性もカメラを提げていたので声を
かけられ、珍しいキノコを撮りに行くことになった
キノコの名前を聞くと「キツネノロウソク」というそうである
あるいは「キツネノエフデ」とも呼ばれるという
メモしないと名前を忘れると言ったら、紙にメモして渡してくれた
親切なガイドさんに感謝 ありがとうね

キツネノロウソク

ガイドの方曰く、先端の部分に触るとヌルッとして気持ち悪い
感触だそうです。誰が触るか(笑)

カニノツメ これはまだ出て間もないとか
以下サービス写真

散り残りのカリガネソウ

花の散ったカリガネソウの花柄は、なんかの手のように見える
ケイトウの花壇で写真を撮った後、野草コースに回って野草を見て回った
しかしたいていはピークを過ぎていて、ちょっと残念だった