花の詩山の詩

花の詩(うた)山の詩(うた)へようこそ
このブログは「花と山とを友として」の続編です

知人M・Sさん撮影の入笠湿原・矢の沢湿原・八島湿原に秋の花

2019年09月29日 19時09分10秒 | 自然観察
葛城の森の観察会で知り合いになったM・Sさんから、旅行会社のツアーに参加して
9月5日~6日に長野県にある入笠湿原・矢の沢湿原・八島湿原に秋の花を見に行って
たくさんの花の写真をメールで送っていただきました。

メールに書いてあった説明をそのままコピーして掲載します


1.入笠湿原(長野県富士見町)

日本花の百名山である入笠山の中腹にある湿原で、日本一の日本スズランの自生地としても有名です。
ゴンドラで湿原の近くに上ることができ、手軽に楽しめます。
この湿原は鹿の侵入を防ぐ柵で囲まれており、雑草をとるなどの管理もされているためか
ゴマナ・エドリンドウ(写真1)、サワギギョウ・サラシナショウマ(写真2)やサワギキョウ(写真3)
等々が群生しています。
また、ウメバチソウ(写真4)、ホソバトリカブト(写真5)、マツムシソウ(写真6)も湿原のあちこちで
見ることができました。さらに、ベンケイソウ(写真7)も3~4株見れました。
なお、ゴンドラ山頂駅のすぐ近くに「入笠すずらん山野草公園」があり、多種類の花が植えられている
のですが、洋種も含まれていて興ざめします。


写真1、ゴマナとエゾリンドウの群生


写真2、サラシナショウマの群生、手前はタムラソウ、左コオニユリ


写真3、サワギキョウ


写真4、ウメバチソウ


写真5、ホソバトリカブト


写真6、マツムシソウ


写真7、ベンケイソウ


2.矢の沢湿原(長野県諏訪市)

矢の沢湿原との名前では知られていないのですが、「ザゼンソウの里公園」として知られていて
ザゼンソウが咲く時期に開放されています。
今回はこの湿原を整備・管理されている「矢の沢同好会」の好意で特別に見せていただきました。
ここも鹿の食害を防ぐため湿地全体が柵で囲まれています。
この湿地でも入笠湿地とほぼ同じ花が咲いているのですが、野生のエンビセンノウ(写真8)が近くで
見ることができました。また、湿地の外側に植えられたレンゲショウマ(写真9)が満開でした。
ただし、このレンゲショウマは野生でなく植えられたもので、背がかなり高くなっていました。


写真8、エンビセンノウ


写真9、レンゲショウマ


3.八島湿原(長野県諏訪市及び下諏訪町)

霧ヶ峰高原の北西部に位置する3,000ヘクタールもの広大な湿地。
ここでも、入笠湿原や矢の沢湿原と同じ花が咲いていました。
平日であるのに観光客がやたら多かったです。
写真10のハクサンフウロがたくさん咲いていました。
また、他の湿地では見ることができなかった写真11のハバヤマボクチが
咲きかけていました。
この湿原も鹿の食害を防ぐ柵で囲まれています。


写真10、ハクサンフウロ


写真11、ハバヤマボクチ


以上、M・Sさんが送ってくれた入笠湿原・矢の沢湿原・八島湿原の秋の花でした
M・Sさんに感謝!! ありがとうね。



筑波山のトリカブト属

2019年09月25日 23時03分31秒 | 自然観察
天気が良いと言うので、久しぶりに展望写真でも撮ろうかと、足尾山に行った
が朝は天候がイマイチで、富士山は見えず、浅間も赤城も灰色にかすんで写真にならない。
それならばと筑波山に戻って、林道を走ると、ツリフネソウが盛りで朝日を浴びている。

心当たりの場所に行くと、レイジンソウとヤマトリカブトが咲いていた。


レイジンソウ おそらくアズマレイジンソウだと思うが、証拠となる
花柄の屈毛の写真をうまく撮れなかったので、後日確認したい


レイジンソウの中でもアズマレイジンソウは、あまり直立せず
横に這うような形で斜上して花をつける


小鳥のようなお尻フリフリの感じがかわいいぞ


どうです小鳥の様でしょう>
この花たちは、あまり直立しないので、蔓草に巻き付かれて倒れているのが
多い、なので撮影は蔓草をよけることから始まる


コンデジのマクロ写真から花柄部分を拡大した写真、開出毛で無いことはわかるが
ピントがいまいちで証拠にならんわ。


ヤマトリカブト、これもツクバトリカブトと言ってもいいのだが
花ばかり撮って証拠写真を撮り忘れたからアホである。







坂寄新田線を走っていたら、変な鳥に出会った。


どう見ても野鳥では無いよね。


車の中から撮影したので、中途半端な写真だが、車の通りが少ないと
変なの出てくるので油断できない。
朝は上曽峠から林道に入ったら、ウリボウ(イノシシの子供)が車の前を
横切っていったし、キジか山鳥の幼鳥が駆け足していた。

帰りに燧ヶ池によったら、ヒガンバナがちょっぴりだけ咲いていた。
チャリダーと言うのか、自転車に乗るスタイルの女性が「花が少ないですね
時期が早いのかしら」と話しかけてきた。
確かに花が少ないが、今年の花の見頃は、本当に読めない。
夏に来たとき、彼岸花の球根が地面からたくさん顔を出していたのも気になる


彼岸花の少ない燧ヶ池


引いて撮るとこんな感じである。


足尾山から筑波山を眺める


朝日に当たるツリフネソウ


ツリフネソウ


林道に咲いていたアケボノソウ


朝日を浴びすぎて









復元写真から日光の秋2009年と2010年

2019年09月23日 09時37分22秒 | 自然観察
故障したHDDから救い出した復元写真から、2009年と2010年の日光の紅葉
の写真を公開


2009年9月27日 小田代ヶ原の草もみじ


同じく小田代ヶ原の草もみじ


同じ日の戦場ヶ原の草もみじ(三本松展望台から)


同じ日に湯元のつた紅葉


同じく小田代ヶ原付近のつた紅葉


2010年10月23日 霧の男体山の紅葉


同じく霧の男体山の山麓 中禅寺湖西岸から撮影


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筑波山の大文字草などの花 


大文字草 (筑波山の女体山にて)


ダイモンジソウのアップ


紫色になりかけたアケビ (つつじヶ丘)


トキリマメ


ツリガネニンジン


同上


キバナアキギリ

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沼原湿原と周辺の花


ヤマトリカブト


リンドウ (駐車場)


湿原の木道から大倉山・流石山の稜線は雲の中


木道とヤマトリカブト


タチコゴメグサ


アケボノソウ


アケボノソウ


アカバナ、(柱頭はこん棒状)
(イワアカバナの柱頭は丸い頭状)


アキノキリンソウ


エゾリンドウ


サワギキョウの蕾み


サワギキョウ


ヤマノコギリソウ (ピーク過ぎ)

撮影は9月15日


昨日の葛城フォレスターで見たスルボ

2019年09月14日 06時40分44秒 | 自然観察
昨日(13日)は葛城フォレスターの作業日、朝の7時20分に大日様の塚の近くに集合して
草刈り開始。
先週の作業日に、草刈り機の刃が欠けて、フォーラムからもらった「ツムラ」の替え刃が
好調です。
この替え刃、個人的に買うと結構高い(4千円近い)ので、普段はなかなか手が出ません。
昨日は朝から曇り空で、気温も低かったので、汗かきの私にはありがたい作業日でした。
そんなんで、知らず知らず頑張っていたのか、家に帰ってから、どっと疲れが出てしまい
一休みのつもりが、夕食まで寝てしまいました。

作業の休憩時間に、茅場のナンバンギセルの話をしたら、一人の方がススキの無い所にも
生えていると場所を教えてくれました。
なので、作業終了の後、その場所に行って見たのですか、発見できず。
自分で見つけたススキの無い場所に生えているナンバンギセルを見に行きました。
その移動中に「スルボ」の花を見つけて、撮ったのが下の写真。


ツルボ(蔓穂)、ユリ科ツルボ属、別名スルボ、サンダイガサ(参内傘)
花は、花茎の上部に穂のように小花を密集して、総状花序をつけ
花の色が淡紫色の花をたくさんつけて、なかなか美しい。まれに白花もある
萼片3個と花弁3個の花被片は平開し、おしべが6個で花被片とほぼ同じ長さで
花糸は糸状で下半分は広がる。
花は下から咲き上がる。
花後、黒い種子の入った袋果が多数できる。
ツルボの名前の由来は不明だが、別名の参内傘は公家が宮中に参内するときに
従者が柄の長い傘を差し掛ける、これが参内傘で、それをたたんで形に
花が似ているので、別名のサンダイガサになったという。


ツルボ

本日のオマケ写真


ススキの無い場所のナンバンギセル群落


萼の先の下側が膨らむ


萼が開き始めて花が顔を出す


萼から出たばかりの花、先が少しすぼんでいる

以前のブログで、鬼ヶ作林道の排水溝の蓋が盗まれたことを書いた。
その犯人が捕まったという話をフォレスターの参加者から聞いた
何でも地元の業者だったらしい。
蓋を持ち上げて車に積むには、リフトが必要でそんな機械を車に
積んでいるのは、地元に多い業種の店の一つだったらしい。
石の町の悲しい話である。
自業自得とはいえ、地元に居づらくなるだろうなー。


葛城の森のナンバンギセル

2019年09月12日 22時00分50秒 | 自然観察
先日の台風で、空き地に植えた花が軒並み倒されたので、やる気をなくして
放っておいたのだが、天気もいいので後片付けと植え替えをした。

液体肥料のやり過ぎで、私の背丈以上に伸びたカリガネソウを、台風前に
道から遠い場所に移し替えて置いたが、支柱3本ごと見事に倒れていた。
なせ移し替えたのかと言えば、背丈が高くてほかの花が見えないこともあるが
この花、言っちゃー何だが、ウンコ臭いような悪臭がするからである。

頭でっかちになりすぎたので、根元から出ている枝を半分以上切り取った。
それだけ大きくなったのに、花が咲いたのは移し替え前に数輪である。
誰かさんのアニメ映画に「ウンコクサイの逆襲」とか言うのがあったが
このウンコ臭いは、逆襲の花が咲くだろうか(^0^)

午前中いっぱい、大汗をかいたので、午後は一休みしてから葛城の森へ
ナンバンギセルの探索に行った。
8月下旬に行った時は、一株も花が無かった。
昨年、ナンバンギセルの寄生するススキを全部刈り取ったので、その影響で
ナンバンギセルが生育できなかったのだろうかと思っていたからである。

駆られたススキから若葉が伸び出して30~40センチ前後になっていた。
そして、その中のある場所に、ナンバンギセルが何本も咲いていたのである。
ナンバンギセルは、寄生植物なので、寄生した植物から栄養をもらっている
ということは、寄生した植物が元気で無ければ栄養はもらえない。
ススキの若葉が伸びて、光合成を始めたので、栄養をもらえるようになった
のだろうか。
寄生植物の不思議な生態を垣間見た気がする。


ススキの若葉の陰に、ナンバンギセルが芽出しから花までそろって
群れていた。


以前のブログ記事でも書いたが、ナンバンギセルの地上に出ている部分は
花茎で、地際から地下にごく短い茎があり、鱗片状の葉も数枚ついている
地上に出ている花茎の上部に、横向きの花を一個つける。
花冠は淡紅紫色で、先が浅く5裂した筒状花で、裂片は全縁
萼は先がとがり、淡紅紫色の筋がある
日本では主にススキに寄生するが、熱帯ではミョウガ属とかサトウキビに
寄生するという。


花の中をのぞくと、黄色い毛が密生した柱頭が丸く見える


群落の中に、虫にでも食われたのか、萼から柱頭が飛び出しているものがあった

この場所とは別に、私が最初に見つけて観察のきっかけを作った、中央通路の右側の
篠竹の藪の手前に、ナンバンギセルの蕾がずらりと並んでいた。


並んでいるナンバンギセルの蕾みの群落、不思議なのはこの場所には
ススキが無い、篠竹を刈り払った場所である。
とすると、何に寄生しているのか、私には謎である。
ナンバンギセルは、多年草では無く、1年草なので毎年種から発芽する
寄生植物である。
なので前年の根からは芽は出ないので、寄生する植物が気になるのである。


この場所のナンバンギセルの蕾、萼に覆われて上向き








花友Kさん撮影の(再開)週刊高尾山の花9月7日撮影

2019年09月11日 09時48分21秒 | 自然観察
花友Kさんの再開した週刊高尾山の花は、9月7日の撮影分です。
タイトルは実獲の秋だそうです(^0^)
(花は少なくても心意気はよし)


オオバウマノスズクサの実


オオバウマノスズクサの実
爆発してしている(?)天敵から逃走中のタコ(笑)みたいなものもありました と
書いてあったけど、それは上の写真かな、下は実が詰まってますね。


テイカカズラの実、
Kさん曰く インゲン豆のような実だそうです。
花の名前の由来となった藤原定家が聞いたら怒るぞ(笑)

テイカカズラの由来は、金春禅竹の謡曲「定家」によって、定家葛の名前が
広まったと言われている。
昔、北国から京都に上ってきた旅の僧が、雨宿りしていると、そこに一人の
女性が現れて「ここは藤原定家卿の建てた時雨亭(しぐれちん)である」と伝え
式子(しょくし)内親王の墓へと案内する。
墓石には定家葛がからみついている。
女は「定家卿は死後も葛になってまとわりついている。回向して二人を解き放して
くれるように」と頼み、自分は内親王の霊であることを明かして消える

ということで、恋した式子内親王の墓石にまとわりつく葛は、定家の執念で
定家葛と呼ばれるようになったと言われている
この話は、茨大の(故)鈴木昌友先生が、よく話されていて観察会でも有名
だった。
なお以前は「マサキカズラ」と呼ばれていたという。


イチヤクソウの花柄には葉が無く隣に葉っぱだけが生えていたそうである
はてな? たしかイチヤクソウは常緑の多年草だったはずだが、私も
花の後は確かめてない。


6月に花があったというヨウラクラン、実がついているのか見分けつかなかったとか


サネカズラの実、果実は小さな液果が丸く集まっている。
10月頃に熟して赤くなると花よりも目立つ


サネカズラの雄花、芯が赤く見えるのが雄花
サネカズラの別名がビナンカズラ(美男葛)、かつてこの若い茎から
採った液を整髪に使ったことがビナンカズラの由来


サネカズラの花は、黄白色で小さく目立たない


サネカスラの花のアップ、マツブサ科サネカズラ属


鬼女ラン、今年はたくさん実がついていて豊作だそうである
だが、昨年の台風では激しく薙ぎ倒された木で高尾山は大荒れでしたから・・・。(。>д<)
今回の台風で、鬼女ランが飛ばされてないか心配だというKさん


シュウブンソウ、秋分の頃に盛りを迎えるので名付けられた花


シュウブンソウ2

以下は、Kさんがオマケといって送ってきた写真


スズムシバナ、噂では自然園から逃げ出した花とも言われているが


スズムシバナ  3号路にさいていたとか


ジイソブの蕾、
Kさん曰く
ジイソブは二段構え!(笑)
咢の蕾が開いて、花の蕾が大きくなってから、咲く。
非情に焦らして来る花でした・・・。

以上 Kさん撮影の高尾山の実穫の回でした

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筑波山系の山に咲く「トサノクロムヨウラン」


トサノクロムヨウランのアップ









「日本のラン ハンドブック」には、花が咲くクロムヨウランとして解説されているが
昨年、神戸大学の研究チームが、クロムヨウランは花が咲かず、花が咲くのは
「トサノクロムヨウラン」であると発表したのは記憶に新しい。

日本のラン ハンドブックは、2015年5月1日に初版第一印が発行された、著者は
国立科学博物館筑波実験植物園の主任研究官でランが専門である遊川知久(ゆかわともひさ)
さんである
人伝えに聞いたのだが、その遊川さんも神戸大学の発表を支持しているというから
クロムヨウランは花が咲かず、花が咲くのは「トサノクロムヨウラン」として
表記してもいいであろうと判断した。

神戸大学のリンク





林道のジャコウソウ

2019年09月10日 21時10分15秒 | 自然観察

林道の排水溝の脇に咲くジャコウソウ


正面から撮ると大口を開けた魚みたいで


蕾みから開花したものまである生態見本のような株


花をつけるとこんな風に寝転んでしまう

ようやくジャコウソウを撮影したので、ふれあいの里にオケラの様子を
見に行った。

ゲッなんてこったい、群落地が倒木と倒木を切った木材で押しつぶされていた。


圧殺を免れた小さい一株に一輪咲いていたオケラ
キク科オケラ属の多年草、雌雄異株と言われているが、この段階では
私には見分けがつかない。
雌花は花柱が花から突き出るという。
多数の筒状花が集まった頭花をつけ、周りを魚の骨状の苞葉が取り囲む
トゲトゲしいのが苞葉と言われてもなーピンと来ないぞ

台風の夜、どうも胸が苦しい、夜中に起きて脈を診ると、脈が乱れていた
おかしいな、ちゃんと薬を飲んでいたのに、やっぱり昼に草刈りしたのが
良くなかったのかも。
脈を整える薬を一錠飲んで横になっていたが、すぐには収まらない
最低でも1時間は苦しさに耐えなければならない。

不整脈には頻脈と徐脈がある。
頻脈は心臓が早鐘のように脈打つもので、怖いのは血栓ができて、脳に
流れると脳梗塞になる可能性があることだ。
徐脈は、逆に脈が時々飛んで打たないので、血液で運ばれる酸素や栄養が
脳に行かない。
今回の私の不整脈は徐脈だった。
ああますますボケになるわ。

激しい風の音と、胸の苦しさに耐えながら眠れない夜が過ぎて
雨上がりに外に出ると、木の枝や葉がところ構わず降り積もり
空き地に植えた花も、軒並み倒れていたのである。
この日は何もする体力も気力も無く、うちの中でフラフラしていた。






台風による倒木と崖崩れの恐れがある筑波山

2019年09月08日 00時52分44秒 | 自然観察
本日8日午後から9日朝にかけて、台風が関東を直撃する恐れが出てきました
以前から松枯れの被害で、倒木の多かった筑波山ですから、この時間帯に
筑波山に登山される方は無いと思いますが、厳重に注意してほしいと思います
8日に筑波山に登山される方は、台風が来る前に下山してくださいね。


倒木


根っこごと倒れた倒木


色づく稲穂と筑波山

最近の災害は、過去の経験が役に立たないほど激しさを増しています。
暴風、集中豪雨、で倒木、崖崩れや土石流が予想されます。




8日午後6時5分頃、嵐の前の夕焼け


花友Kさん撮影の高尾山の花・撮影9月1日

2019年09月07日 22時32分04秒 | 自然観察
花友Kさん撮影の花第四弾は、9月1日撮影の高尾山の花
習慣(週刊)高尾山の花、再開です(^0^)


ジイソブ


ジイソブの蕾


サネカズラ


サネカズラ


オオバウマノスズクサの実


ウメガサソウの実


キジョランの花、花冠は鐘形で直径4ミリほど、5中裂し喉部に毛がある


キジョラン


キジョランの袋果、やがて長さ15センチほどの楕円形の袋果になる 
これは今回のKさんの撮影では、最も価値ある撮影だ
と言うのも、キジョランは実は2年目で熟すからで、昨年咲いた花の袋果は
やがて縦にすじ状の割れ目が入り、長い白毛をつけた種子がたくさん出てきて
風に乗って散布される。
この種子につく長い白毛を、髪を振り乱した鬼女に例えたのが名前の由来だからである
花の咲く前に見ると、果実は最初丸い形でついているのでだんだん楕円形になるようだ

ところで、キジョランはアサギマダラの幼虫が食べる食草として知られている。
葉っぱの端から食べるのが普通だと思うが、アサギマダラの幼虫は、葉っぱの
中程に、自分の体の周りをぐるっと丸くかじっていくので、丸い穴が開いていたら
アサギマダラの幼虫のかじった跡だと思って良い

昔、女性が嫁入りするとき、角隠しと言われるものを頭に付けた。
鬼女にならないためのおまじないだという。もちろん俗信だが
家内がひどいのは角隠しをしてなかったせいかな(´;ω;`)ウッ…

金襴緞子の帯締めながら 花嫁御料はなぜ泣くのだろう~
歌ってる場合か(´;ω;`)


花友Kさん撮影の浄土平の花

2019年09月07日 16時45分13秒 | 自然観察
花友Kさん撮影の写真第三弾は、私も一緒に参加した8月25日の浄土平の花
私が後半を掲載しないものだから、シビレを切らしたか(^0^)
だんだん誰のブログなのかわかないという噂も(笑)


エゾオヤマリンドウ


ゴゼンタチバナの赤い実がいっぱい


コバイケイソウの草紅葉


ウメバチソウの実


ウメバチソウの花


クロウスゴの実


クロウスゴの実 ブルーベリーにそっくりと花友は言う


シラタマノキ


ミヤマホツツジの実になりかけ


キタゴヨウマツの新旧の松ぼっくり


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ブログのタイトル画像を変更しました
筑西市宮山のひまわり畑と筑波山です
朝は筑波山が東なので逆光での撮影となりますしひまわりも東向きで
条件はあまりよくありませんが、昨年のひまわり畑とは場所が違ってました


ひまわり畑と筑波山の元画像


ミヤマウズラのアップ


昨日の葛城フォレスターで草刈りした森の スズメバチの巣穴
木に穴を開けて巣作りしてました。
二本の木に巣を作ってました。
一番北側の通路です。場合によっては命に関わりますので
厳重に注意してください。



花友Kさん撮影の湯の丸山の花、8月中旬

2019年09月06日 22時10分43秒 | 自然観察
花友kさん撮影の写真第二弾は、8月中旬の湯の丸山の花です。
撮影日は11日と17日だそうです。


臼窪湿原のお花畑


ハクサンフウロ


ワレモコウ


ベンケイソウの蕾


つつじ平のキリンソウ


トモオシオガマ、(湯の丸中腹)


イブキジャコウソウ (リフトの下)


イブキジャコウソウ


ミヤマホツツジ


ミヤマホツツジ


ミヤマホツツジ


マツムシソウの咲き始め


マツムシソウの花


ヤナギラン


ヤナギラン


タチコゴメグサ (湯の丸山頂)


タチコゴメグサ (高さ4~5センチと非常に小さい花)


イワインチンの群生


イワインチン2


イワインチン3


ミネズオウ


アサギマダラ


ベニヒカゲ

短い解説をつけるつもりだったが、本日も葛城フォレスターの作業で
熱中症になりかかったので、本日はこれまで
(誤字、脱字、勘違いもあるかも)

花友Kさん撮影の富士北麓の山の花

2019年09月05日 21時59分40秒 | 自然観察
花友Kさんが8月から9月にかけて撮影した写真を大量に送ってくれました。
第一弾は、富士山北麓の山のヒナノキンチャクなどの写真です。
撮影は8月4日です。


ヒナノキンチャク(雛の巾着)、ヒメハギ科ヒメハギ属、分布 本州、四国、九州
山野に生える1年層


ヒナノキンチャク


シデシャジン(四手沙参)、キキョウ科シデシャジン属 分布 本州、九州
山地に生える多年草


シデシャジン


ハナハタザオ(花旗竿)、アブラナ科ハナハタザオ属 環境省のレッドリスト
絶滅危惧ⅠA類に指定されています


ハナハタザオ 


ユウスゲ(夕菅)、ユリ科ワスレグサ属 分布 本州 四国 九州
夕方から花を開き始め、朝になるとしぼみ始め、昼頃にはしぼんでしまう
山地の草原に生える多年草


この山は、私も何度か出かけて、花の多さに驚いたものです。
最初はムラサキセンブリを撮りに行ったのですが、行く度に
あたららしい発見があって、しかも富士山の絶景もあって
花好きにはたまらない山ですね。

明日は葛城フォレスターで早朝からの草刈りなので、本日はここまで