花の詩山の詩

花の詩(うた)山の詩(うた)へようこそ
このブログは「花と山とを友として」の続編です

時の流れ

2024年01月03日 00時00分03秒 | 自然観察
娘家族が新年の挨拶に来たので、みんなで外食に行った
運良く一部屋取れて、楽しい食事会になった
我々夫婦以外は、みんな元気なのが何よりだ
しかし娘家族が帰ると、なんとも寂しい雰囲気になる
万博駅の近くに写真を撮りに行って、寂しさを紛らわす
雲がアカネに染まり、美しい夕空になった




風が冷たいので、暗くなる前にと自転車を飛ばして帰った






時の流れは、誰にも止めることが出来ない
自宅に帰ったら、知人に不幸があったことを知らされた
今日は何という日だろう
石川ては地震で何十人も亡くなったというし、羽田でも
事故があったらしい
若い時なら、負けずに乗り越えていこうと思えていたのに
そういう気概が薄れていることに気づいた
歳を経ると言うことは、そういうことなのだろうか

奥州の衣川の戦いでの問答を思い出した
義家に「衣のタテはほころびにけり」と呼びかけられた
安倍貞任が「年をへし 糸の乱れの苦しさに」と上の句を
返した話しはあまりにも有名だ

おそらく、みちのくの野蛮な一族と思っていた安倍貞任に
深い教養があることに気づいた義家は、追うことをやめた
と言う逸話を残している
私の田舎の一関市は、その時代の戦場だったはずだ
あの周辺には面白い地名が残っていた
今は市町村合併などで、町名が変わってしまったので
そのような歴史を知るのも難しくなってしまった
今はあるかどうか判らないが、「鬼死骸(おにしがい)」
などと言う地名も有ったと思う

昔、私が若い頃、三陸海岸を回ったことがある
そのとき思ったのだが、遠野物語などに描かれた
時代に、鬼と言われた人々は、日本人では無く
外国人の漂流者ではないかと思ったものである
背が高く、金髪もしくは赤毛の外国人は、みちのくの
人々には、鬼のような存在に見えたかも知れない
ネット時代の今の人には判らないだろうが、当時の
人々には、海の外からやってくる人は想像もつかない
存在だったと思う。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あけましておめでとうございます。 (みさみさ)
2024-01-05 09:24:18
minoさん、おめでとうございます。
ご家族お揃いで良いお正月をお迎えられたようでですね。
本年も、どうぞお手柔らかによろしくお願い致します。

>奥州の衣川の戦いでの問答
私は初めて知りました。
安倍貞任が「年をへし 糸の乱れの苦しさに」・・・
糸の乱れ・・
なかなか出てこない言葉です。
私も使ちゃおう(*^^*)
昨年は岩手県半分周遊しましたよ。

新年早々、能登地震、JAL機と海保機が衝突炎上と胸が苦しくなります。

minoさん、どうぞ今年もお身体をご自愛し、まだまだ人生謳歌してくださいね。
返信する
今年もよろしくね (mino)
2024-01-07 11:32:31
みさみささん 開けましておめでとうございます。
昔の和歌には、かけ言葉が多いので、裏の意味を考えるのも
難しいですよね
建物のタテと縦糸のタテを掛けているので
衣川のコロモと武具のコロモを意味していて、
年をとって、どちらもほころびが出てしまったと負けを認めているので、義家も追うのをやめたのでしょうね
戦闘中に和歌のやりとり、現代ではあり得ませんよね。
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