花の詩山の詩

花の詩(うた)山の詩(うた)へようこそ
このブログは「花と山とを友として」の続編です

駒止湿原を歩く・番外編

2015年07月28日 21時53分38秒 | アウトドアー

南部アザミのつぼみとコオニユリの蕾


大谷地・第三テラスの風景
第三テラスで小休憩していたら、年配のグループがやって来て
「あの黄色い花は何ですか」と聞かれた。
「キンコウカと言う花で、金の光の花と書きます。」と答えたら
「キンコウカだって」と隣の人に伝えていく。
メモをしたり写真を撮っている。
「カキランがたくさん有ってきれいでしたね」と言ったら
「えっどの花ですか」という。
だがあいにくと近くにカキランが無かった。
先に行って、又会ったら説明しようと思ったが、このグループとは
その先の湿原で会うことは無かった。
やっぱり戻ってでも説明すれば良かったかな。
せっかくカキランの花盛りの駒止に来たのだから、花の名前を知って欲しかったな


水無谷地の風景1


水無谷地の風景2


水無谷地の風景3


水無谷地の風景4


水無谷地の風景5
水無谷地の最奥、昭和村への出口付近で昼食をしていたら
中高年の男性グループがやって来て、挨拶の後、雑談を
始めた。
そのうち、一人がタバコを吸い出した。
続けて2人3人と。
あれ、ここは火気厳禁じゃ無かったかな。
自信が無かったので注意しなかったが、ベテランの登山家
グループでも、こんな事を無意識にやってしまうのだなー。


水無谷地なのに冠水した木道


白樺谷地の風景1


白樺谷地の風景2


白樺谷地の最深部3

以下は花と吸密する蝶たち


















ネジバナ咲く木道


オニノヤガラが3本咲く大谷地湿原


カキランの群落の様子


コバイケイソウも実になって


コバノトンボソウ1


コバノトンボソウ2


ノリウツギとコオニユリ


湿原を飾るノリウツギの群落が続く


ヒヨドリ花と蝶


ミズギクの開きはじめ


ミズギクの蕾と2分枝花


コケオトギリかなと思うのだが、ちゃんと撮らなかったのが惜しまれる
駒止湿原には「コケオトギリ」と呼ぶオトギリソウ科の花が咲くという
駒止湿原植物図鑑には、オトギリソウ科の1種で、一年生の草本。
きわめて小形の植物で、葉や花についてはオトギリソウによく似ている
と書かれている。
その事をすっかり忘れていて、とりあえず押さえておこうとスナップ撮影
したのだった。






知人Mさんの北海道のホソバウルップソウ等の写真

2015年07月28日 06時25分22秒 | アウトドアー

ホソバウルップソウ、ウルップソウ科ウルップソウ属
基準標本は大雪山、分布・北海道(大雪山系)、日本固有

葉身は長楕円形、長さ7~13センチ、幅3~7センチ
花は青紫色、雄しべは花冠の上唇とほぼ同長
高山帯の砂礫地に生える多年草。花期は7月~8月


シロバナノビネチドリ、ラン科テガタチドリ属
ノビネチドリの白花品はシロバナノビネチドリという。
基準標本はカムチャッカ、分布・北海道、本州(中部地方以北)、四国、九州、東北アジア
唇弁の距は長さ3~4ミリ。葉は5~10個、ふちはいちじるしく波打つ
低山帯~亜高山帯の草地や明るい林に生える。高さ30~60センチ
花期は5月~7月


エゾヒメクワガタ、ゴマノハグサ科クワガタソウ属
別名ハクトウクワガタ。基準標本は白頭山
分布・北海道。南千島。サハリン。北朝鮮白頭山
花は直径約1センチ、花柱は長さ5~7ミリ。
葉は長さ1.5~3センチ、両面とも毛が多い
高山帯の砂礫地や草地に生える多年草。高さ7~20センチ
花期は7月~8月


里山の観察会で知り合ったMさんから、北海道の山旅で撮影した
花の写真がメールで届きましたので掲載します。
時期は7月9日~12日の頃で、花の時期としては少し早く
花数は少なかったそうです。
しかしウルップソウの写真などは、いかにも北海道の大雪山系の
山らしく、広大な背景ですよね。
Mさんに感謝!!

尚、掲載の都合上、写真は縮小してあります。ご了承下さい。






長野のガイドKBさんのタカネマンテマの写真

2015年07月27日 20時25分57秒 | アウトドアー

タカネマンテマ、ナデシコ科マンテマ属
長野でツアーの山岳ガイドをしているKBさんからメールで
送られてきた北岳のタカネマンテマの写真を公開します。


同じく北岳のミヤマハナシノブ、ハナシノブ科ハナシノブ属
基準標本は清水岳、花期は7月~8月、日本固有種
分布 北アルプス清水岳、南アルプス北岳・鳳凰山・櫛形山など

追記:小泉武栄さんの「日本の山と高山植物」によれば
ミヤマハナシノブは、北岳と北アルプスの清水岳(しょうずだけ)
にしか分布しない日本固有種だが、その母種は北千島やサハリン
ユーラシア大陸の北部とアラスカに分布するキョクチハナシノブで
日本列島に渡って来てからミヤマハナシノブに変化したのだろうと
考えられている
。と書かれている貴重な花である。



同じく北岳のキンロバイ、バラ科キンロバイ属
基準標本はヨーロッパ、たいてい蛇紋岩か石灰岩に生える
落葉矮性低木、強靱な根と幹を持ち岩場や礫地に根を下ろす
分布や個体数が限られる絶滅危惧種

タカネマンテマ
ナデシコ科マンテマ属、基準標本はウラル地方
日本での分布は南アルプス、花期は7~8月だが7月下旬がよさそう
高山帯の砂礫地や岩場に生える多年草

KBさんとは八ヶ岳のホティランを見に行ったとき知り合い
ひたち海浜公園でオオウメガサソウの公開日にご一緒したり
して、メールでのおつきあいが続いている。
彼は現在、北海道に行っていて、固有種の写真を送ると言ってきた
楽しみである。

注、花の簡単な説明は、私が付け加えたものです。



駒止歩けば、その2

2015年07月26日 17時14分34秒 | アウトドアー

駒止湿原の案内板、南会津町の駐車場側から入ると、最初の湿原が大谷地で
ここだけ時計回りの一方通行で、後戻り出来ない

尚、昭和村側の入口から奥に入った所に、池が二つあって、ミツガシワが
咲くと聞いているが、一度も行った事がない。今回初めて行こうかなと
思ったのだが、12時近くになって、カンカン照りになり、熱中症警報が
なり出したので、やめた。
(私のザックにつけている「温湿度計」には、熱中症予防の警報器がついている)

今更だが、駒止湿原は国指定の天然記念物で、福島県南会津郡南会津町と昭和村の
境界付近にある湿原で、山菜さえも採取が禁止されている。
駒止湿原が有名になったのは、平成2年6月、秋篠宮紀子妃殿下のお印「ヒオウギ
アヤメ」の生育地
としてテレビで紹介されたのが大きいと言われる

ヒオウギとは檜の薄板を扇形にそろえて、要の所を金具だ留め、さらに
薄板の先端に穴を開けて糸を通してとじたもので、公卿が儀式に使う
ものだそうだ。私も見たことがないので、高橋勝雄さんの野草の名前
から引用した。
そのヒオウギに似た形に葉が出て、花がアヤメに似ているのでヒオウギ
アヤメと呼ばれる。(簡単に言えば、葉が扇形に広がる)
残念ながら、今年はすでに花が終わっていて、実をつけていたので紹介
出来ない。


ミズギクのアップ、中心部は筒状花、周りは舌状花
漢字では水菊と書くように、水辺に咲く菊だから水菊、そのまんまである
分布は、東北から近畿と九州の宮崎、宮崎に飛び地で分布しているのが
興味深い。
根元にロゼット状に広がる葉が有り、茎葉は互生する。毛は密に生えるものがある。
普通は単一だが、まれに上部で分枝して2分枝花をつける。(駒止湿原植物図鑑)


まれにと言われる2分枝花が駒止には結構咲いている。
この写真では見にくいが、毛が密に生えていた。


マルバモウセンゴケの花
私は「マルバモウセンゴケ」という名前を知らなかったので
駒止湿原植物図鑑に出ていた名前をそのまま紹介する。
普通のモウセンゴケと、どこが違っているのか不明だが
マルバとつくからには、葉の形が違っているのかも

尚、駒止では、ナガバノモウセンゴケとヒメシャクナゲは
自生しないと書いてある。


マルバモウセンゴケの咲く様子


マルバモウセンゴケの葉


同じくマルバモウセンゴケの葉


ミズギボウシ、これは駒止湿原植物図鑑に出ていた名前なので
そのまま採用した。
ただし、普通の図鑑などでは、ミズギボウシの分布は愛知県以西
と書かれていることが多い。

水ぎわや溝のそばの湿地に生える多年生草本。
葉は群がって出て主に長楕円形10cmほど。
8月初旬頃葉芯から細い茎を直立させ、頂に総状花序を出す。
花は斜めに下垂して、花被はろう斗状形をした鐘形。
色はうす紫色で希には白いものもある。
花後、長楕円形のさく果ができて、熟すと3片に裂開し、黒色の
うすいたねを飛ばす。
コバギボウシと呼ぶ場合もある。
(駒止湿原植物図鑑より引用)
これが私の頭を混乱させている。
コバギボウシとミズギボウシは違うと思っていたからだ。
あるいは最新の図鑑では区別しなくなったのか


キンコウカ、ユリ科キンコウカ属、漢字で金光花、または金黄花
日本では同属の花は無く一種のみ、北米に2種、ヨーロッパに1種
花は下から咲く、花糸に毛が際だつ、葉は先端から紅葉する


キンコウカの咲く湿原、3つある湿原のうち、大谷地の奥の
第三テラス付近にのみ咲いている。
キンコウカは高層湿原の指標とも言われているので、湿原の
成り立ちにも関係するのだろう。

注、湿原はそのタイプによって、3つに分類されている
低層湿原、中間湿原、高層湿原である。

高層と言っても、標高を表している訳ではない。
高層湿原とは、雪や雨のような降水ににのみ水分補給を頼っている湿原
湿原の表面が地下水位面よりも高い(高層)湿原。
部分的には水がたまっている凹みや盛り上がって乾いた凸地がある
きわめて貧栄養状態の湿原
高層湿原の指標植物として、キンコウカ、ミズゴケ、ツルコケモモが等が
あげられている。


第三テラス付近からミズギボウシ越しにキンコウカ


木道の脇には巨大化した水芭蕉の葉が残っている。


ツルコケモモの咲き残りの花、すでに花の色は薄く、形も
崩れているが、見る事が出来てラッキイ


ツルコケモモの花と左奥にはツルコケモモの実も写っている。


ツルコケモモの実、熟すと赤く色づく、食べられるが、ここは
国指定の天然記念物なので、試食は不可。


大谷地の第三テラスから振り返ってみる風景
白く見えるのはノリウツギの花


ただ一本のみ咲き残っていたニッコウキスゲ


トキソウの花も咲き残っていた


カヤツリグサ科のミカヅキグサ
湿原のあちらこちらにたくさん咲いていたが、私の好みではない
カヤツリグサをこれだけ取り上げたのには訳がある。
名前の由来がすてきなのである。
三日月草の名は、湿原の緑色中の白穂の群生する姿を、夕やみの
三日月の夜の明るさを感ずる事に似せたと言われる。

こんな繊細な感じは、日本人だなー と思うからである。

















駒止歩けば、柿蘭、カキラン、またカキラン

2015年07月25日 20時29分34秒 | アウトドアー

カキラン、ラン科カキラン属、別名スズラン




カキラン群落、







これほどカキランが群がって咲いている湿原を私は知らない。

昨日、花友から駒止湿原のカキランが凄いよとメールが来た。
それならばと、草刈りを中止して、駒止湿原に飛んでいった。

それでも南会津町の駒止湿原は遠い。途中から高速に乗っても
3時間半もかかってしまった。
土曜日だから、混んでいるかと思ったら、駐車場は意外と空いていた
募金箱に百円の協力金を入れて、早速最初の湿原「大谷地」に向かった

駒止には3つの湿原が続いているが、どの湿原にもカキランの群落があり
ミズギボウシの群落と花の競演であった。
腐った木道に転びそうになりながら、こんな数のカキランなんて聞いた
事がないぞ、とホクホクしながら撮影して歩いた。
しかも他の観光客も少ないので、ゆっくり撮影できたのだった。
猛暑を心配していたが、薄曇りの空で、緩やかな風もあり、ウグイスが
のどかにさえずっていた。


ミズギク、キク科オグルマ属
ミズギクはまた蕾が多かったが、場所によって生育が違い
蕾から花に至る過程を見ることが出来た。


大谷地湿原


ミズギボウシ、コバギボウシとも言う


ミズギボウシ群落


コオニユリ


オニノヤガラ


眠いので続きは後日、ごめんなさい。





夏の川柳一句進呈

2015年07月23日 21時34分55秒 | 詩・俳句・短歌

オオバギボウシの花



イワタバコの蕾

夏、花を探して山道を歩けば、大粒の汗がしたたる。
やがて日が傾く頃、一斉に鳴き出すのはヒグラシ

その声は、そこはかとない寂しさを秘めている。
そこでNHKの気象予報士の南さんふう川柳一句

ヒグラシは、漢字嫌いで カナ(仮名)カナ(仮名)と

ヒグラシが 曙になく 山の道

にやり


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私の幼い頃、実家は山の中腹にあり、茅葺きの曲り家であった。
夏になると、大きな蚊帳(かや)をつるして、兄弟が並んで寝た。

ある時は、蚊帳の中に蛍を放して遊んだ
それほど蛍の多かった時代であった

寝相の悪い私たちは、いつの間にか蚊帳からはみ出し、嫌と言うほど
蚊に食われたりした。

あの懐かしき日々を過ごした実家の跡は、50年以上も見ていない。
もちろん一緒に暮らしていた馬も、時代の流れと共に消えた。




オトギリソウの黒点を探る

2015年07月22日 21時28分02秒 | アウトドアー

筑波山の広根場林道に咲くオトギリソウ

今日は午後から病院の予約が入っているので、出かける
予定は無かったのだが、家内を温泉に送る羽目になり
その送り迎えの間に、広根場林道に行って、オトギリソウの
写真を撮った。

広根場林道についたら、業者の方たちが草刈りを始めていた
ので、挨拶すると機械を止めて、通るように言われたが
作業のじゃまをしたくないので、枝道の林道に入った。

自分も草刈りボランティアをしているので、作業の大変さは
わかっているから、こんな暑い日の作業のじゃまはしたくなかった
ただ、これで当分この林道の野草の撮影は難しくなったなーと
内心思ったのだった。

オトギリソウ、オトギリソウ科オトギリソウ属
漢字で弟切草と書く、多年草、分布は日本全土
花は一日花。

山野から亜高山に生える高さ20~60センチの多年草
葉は広披針形で長さ2~7センチ、基部は茎を抱き、黒点が多い
茎頂に直径薬1.8センチの黄色の5弁花をつける
花弁には黒点と黒線がある。
おしべは多数あるが、基部が合着した3束に分かれる
花柱は三個。
以上は「山に咲く花」からの引用加筆

次は「日本の野草」からの引用
茎は高さ30~50センチとなり、上部で枝を分ける。
葉は対生し、広披針形で長さ3~5センチ、密に黒点が有り
なかば茎を抱く。
花は径1.5センチほどの1日花で、茎の先に集まる。
花弁は5個で黒点と黒線が入る。

補足すると、萼片も5個あり、黒点がある。
簡易な図鑑によっては、めしべは1個と書いてあるものもある
茎や葉を薬にする。
雄しべが3束に分かれるのがオトギリソウの特徴だそうである。


陽に透かして葉裏から撮影した葉の黒点の様子


マクロで見た葉の黒点


花弁の黒点を確かめようとカメラを近づけたら、日陰になり
ピントはイマイチだったが、皮肉にも黒点と黒線が写っていた


時間が無くて、これ以上撮影出来ず残念だったが、花弁と萼片
にも黒点が確認できた。

次回は、雄しべの3束の様子と、雌しべ数を確認出来る
写真に挑戦したい。


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何という虫かわからないが、林道の茅の葉に止まっていた


マクロで撮影した虫


数倍にデジタル拡大して撮影したマクロ画像
刺されたら痛そうな毛がたくさん有りました。


タマアジサイの開きはじめ、丸く包んでいるのは総苞で、不規則に
開いて行くのが面白い。


周りの白い花は装飾花で萼片が3~5枚、(ただし変異があって
花色は淡青色まである。)

青紫のは両生花で、花びらは5枚だそうである。










枯松の倒木で通行止め・筑波山の鬼ヶ作林道

2015年07月20日 19時04分05秒 | アウトドアー

酒寄線と鬼ヶ作林道を結ぶ接続線で枯れた松の倒木があり通行止め


枯れ松の巨木のため、林道が完全にふさがれてしまった。


ほかにも枯れ松が大量に有るので、今後もこのような事態が起きる
可能性がある。

以前のブログ記事でも、筑波山の枯れ松について、何度か取り上げたが
対策の遅れにより、このような事態に陥っている。
幸い人身事故にはならなかったから良かったが、何の前触れもなく
倒木におそわれたら、重大事故になりかねない。

真壁に向かって筑波山を見上げると、中腹の一帯が茶色の枯れ松に
覆われているのがわかる。
その中を林道が走っているのだから、同じような事態がまた起きる事が
予測できる。
所有者は個人から自治体まで、複雑に絡んでいるため、とりまとめて
対策が取れるのは茨城県であろう。
県の早急な対策を望みたいものだ。




筑波山の腐生植物・タシロランの花

2015年07月19日 10時58分27秒 | アウトドアー

タシロラン群落


タシロランの花のアップ、花の左に虫

撮っているときは老眼でわからなかったのですが、花の左側に
花と同じような色をした虫がついてました。
何これ!! こんなの見た事がないよ。
誰か知っている人、教えて!
なんか背中がかゆくなりそう。


タシロラン
ラン科トラキチラン属 分布は本州の関東以西~沖縄

常緑樹林の下に生える葉緑素を持たない腐生植物

茎は楕円形の根茎から出て、高さ20~50cm、白黄色

茎には鱗片葉がまばらにつく(膜質の鞘状葉)。

5月~7月頃に白色の花を総状につける

苞は広披針形で膜質、長さは8~12mm。

萼片と側花弁は長さが8~9mm。

萼片は狭披針形、花弁は長楕円状披針形。

唇弁は萼片と同長、広卵形でほぼ全縁、背面が著しくふくれ
内面の中央付近に2条のとさか状の隆起がある。
赤い斑点がある。

距は長楕円形で長さ4mm。

花の名前は、この花の最初の発見者「田代善太郎」を記念して
つけられたもの。

「日本の野生植物」では、分布が関東南部~沖縄になっている
ので、温暖化で関東北部まで分布広がったのだろうか。



筑波山のハクウンランとヤマサギソウ

2015年07月14日 20時30分42秒 | アウトドアー

ハクウンランの花1


ハクウンランの花2


ハクウンランの芽だし1


ハクウンランの芽だし2


ハクウンランの芽だし3


ヤマサギソウ1


ヤマサギソウ2


ヤマサギソウ3


登山道を急ぎ足で横切る昆虫


まるで道案内のように飛んだ蝶

今週末は、岩手の実家の母の初盆があり、車の長距離移動は
体に堪えるので、新幹線で行くことにした。
ということで、しばらく筑波山にも登れないので、希少植物の
ハクウンランと、数の少ないヤマサギソウのみ撮影に行った。

ハクウンランは、まだ咲き始めで、花の数が少ないし、昨年より
株も減った。
ヤマサギソウはもうピークで、岩手から帰ってからでは遅かった
かもしれない。

があまりにも暑すぎて、帰りはフラフラだった。



珍客万来

2015年07月13日 23時20分46秒 | アウトドアー

本日は珍しいお客様がお見えです。
じっとしてないで、ノックぐらいしてよ。


アップで見ると、目がかわいいね。


アルミのサッシ窓には別なお客様が
サッシで枝に化けてもなー、色が違うだろう。


昨日、流石山にニッコウキスゲを見に行った花友からメールがあり
ニッコウキスゲがたくさん咲いていたと言う。
ただピークは過ぎかかっているとか。
ケナシハクサンシャナゲも咲いていたらしいし、そのほかの花も
たくさん有ったらしい。
良いなー、行きたかったなー。

今年の日光の霧降高原は、ニッコウキスゲの当たり年と教えたら
それも先週見に行ったらしい、教えた私はどこへも行けず、草刈り三昧

寝苦しく 網戸にすれば 香り立つ
庭のヤマユリ かすかに揺れて


梅雨の晴れ間に高崎の森

2015年07月11日 09時49分45秒 | アウトドアー




















県有地の草刈りに追われる毎日から解放されて、梅雨の晴れ間に
市内の高崎の森へ

30年近く、草刈りしていたのに、県有地の草刈りに参加するには
資格がいるというので、まる二日間も草刈りの講習に参加するという
難行苦行(笑)
70の手習いで公認の資格証をとりましたわ。ああシンド
なにがしんどいかと言えば、眠気との戦いでした。オイ!(笑)

平日の昼間の草刈りなので、参加者はみなさん年配の方ばかり
70?歳の私は、上から?番目、上位5傑に入っているのかな

草刈りに参加していたSKさんに、高崎の森の花情報を教えてもらい
高崎の森へ、その花を探しに行ったのですが、発見出来ず。

かわりに今を盛りに咲いていたスイレンの花を撮影したのが上の
写真
ヤマユリも1本咲いていたのですが、我が家の庭のヤマユリに
比べると、においがそれほどでも無いのはなぜ?

ツチグリやキノコも有り、林の一角にはガマズミ(?)の真っ赤な実が
鈴なりで、赤く見える場所も、実をつけるのは秋ではなかったっけ


国道125号バイパスからの筑波山
ひさしぶりに青空のなかの筑波山を見ました。


鬼ヶ作と酒寄林道の分岐から見上げる筑波山頂(男体山)
青空に鉄塔も見えています。

(高崎の森で撮った写真を一枚追加しました。)





知人のキタダケソウの写真

2015年07月03日 20時24分30秒 | アウトドアー

知人のMさんが撮影したキタダケソウの写真


地元主催のキタダケソウツアーに参加して撮影したMさんの
メールによると、例年より10日も早く開花して、撮影した花は
咲き残りだったそうです。
日本第二の高山でも、今年の異常気象の影響は有ったのですね。

キタダケソウ、キンポウゲ科キタダケソウ属
日本国内では、キタダケソウ属に3種あり、キタダケソウ、ヒダカソウ
キリギシソウ
など、その山の固有種であり、日本の固有種でもある
補足、生育地と花期
キタダケソウ(北岳草) 北岳 6月中旬~7月上旬
ヒダカソウ(日高草) 北海道アポイ岳・平取町 5月~6月
キリギシソウ(崕草) 北海道崕山(きりぎしやま) 5月~6月

この中で最も厳しい保護規制されているのが崕山のキリギシソウであろう。
地元の公開ツアーに応募して当選しないと登ることも出来ない山である

崕山のある夕張山地は、夕張岳のユウバリソウやユウバリコザクラなど
山の名前のついた貴重な花が多い。
尚、崕山も夕張岳も山名の由来は不明であるという。

ヒダカソウの咲くアポイ岳の由来は、アイヌ語のアペ・オ・イ(火の
たくさん有るところ)に由来するという。
昔、鹿がたくさんとれるようにと、火をたいて神に祈った場所だという
(山と渓谷の日本の山1000から引用)


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なでしこジャパンの執念が産んだオウンゴールの勝利

イングランドとの準決勝は、誰もが予想しなかったオウンゴールで
日本の勝利が決まった。

熊谷が相手ボールを奪うと、素早く川澄に送り、川澄はいち早くゴールに
向かって走り出した大儀見にパスを出した。
相手を倒してPKで同点を許した大儀見は、何が何でもゴールしたいと
思っていたに違いない。
川澄にボールが渡ったときは、すでにゴール目指して走っていた。

まさかロスタイムの残り時間が1分を切った時間に、攻撃されるとは
イギリスのDFも思っていなかったであろう。
しかもロングボールで攻め上がっているときである。

自陣のゴール目指して大儀見や岩淵と並んで走る結果となり、あのまま
行っても、大儀見のゴールが決まる確率は高かった。
DFバセットはクリアしようと必死に足を出したのである。
戻りながら、後ろ向きでクリアするのは、誰でも至難の業である。

そしてクリアしたボールは、バーに当たり、まさかのオウンゴールとなった。

試合終了の笛が鳴るまで、あきらめないという なでしこ達の執念が
ロスタイムの決勝点を産んだのである。

泣き崩れるバセット、そして大儀見の目にも涙が
敗者と勝者のそれぞれが流した涙
見ている私の胸も熱くなった。

仲間に囲まれているバセットの元に、宮間と川澄が寄っていった。


海外のメディアが、なでしこのサッカーを絶賛しているという
その理由は、フェアプレーで試合をするスタイルを貫いていること
なでしこのフェアプレーは、なぜ生まれたのでしょうか。

それは体が小さいため、反則で自陣の近くでフリーキックになると
失点につながってしまうという、過去の手痛い経験から、反則なしの
試合を目指す努力が、長年培われてきたからです。

相手ボールは複数で取り囲んで奪い、素早いパス回しでボールを保持する
なでしこスタイルは、そんな所から生まれたサッカーなのです。

今大会は、相手ボールをスライデングで奪う場面がかなり有りました。
また一段と進化したなでしこ達。
6日の決勝が本当に楽しみですね。