花の詩山の詩

花の詩(うた)山の詩(うた)へようこそ
このブログは「花と山とを友として」の続編です

筑波山の梅花ツツジは一輪のみ開花

2020年06月30日 10時12分44秒 | 自然観察

バイカツツジの花


バイカツツジの横顔

この花を撮りたくて、ユースホステルの跡地に車を止めて登山道を登った
この道は、御幸ヶ原の資材運搬用のキャタピラ車が通るので、登山道とは
思えないような幅広い道である。
何度も豪雨に流されて荒れ、そのたびに修復している。
いっそのこと車輪の通る部分だけでも舗装したらと思うのだが、管轄やら
費用の問題で出来ないのかも知れない。所詮私のカエルの戯言である

日陰の道で、風も多少有ったが、体調の回復していない私には熱気で
蒸し暑い登りだった。
上から降りてきた女性グループに「〇〇の花を知ってますか」と聞かれた
「いやー知りません」と私は答えた。
どうも三脚とカメラを持っていると、野草に詳しいと思われるのかな
楽しそうに笑いながら女性グループが下っていった。

バイカツツジの咲く曲がり角に行くと、数本あるどれにも花がついていない
少し早かったのかなと思ったが、諦めきれずに付近を探した
少し戻った路肩に、一輪だけ花がついているバイカツツジがあった。
一輪だけなのでモデルが選べない
花冠の上側には赤い斑点があるのは判った
中心に白い毛が多いのも、雄しべが5本で3本が長いのも判ったが
白い花冠に白い毛が多いので、雌しべなどの形がよく分からない。
やれやれ、撮れただけましかなと言う結果だった。

別な林道にはヤブカンゾウが咲いていた。

シベが花弁化して八重咲き風になっているのでヤブカンゾウと判定したが
自信が無いのであしからず。



つくば環境フォーラム田中代表からタシロランの写真

2020年06月28日 08時07分17秒 | 自然観察
昨日、つくば環境フォーラムの田中代表から、市内の森で撮影した
タシロランの写真が、メールで届きましたので掲載します







タシロラン、ラン科エピデンドルム亜科トラキチラン属
担子菌門の木材腐朽菌であるイタチタケなどに栄養をすべて依存している
菌従属栄養植物
名前は長崎県諫早市で、1906年に最初に発見した田代善太郎氏にちなむ
極めて珍しい植物だったが、近年急速に分布を拡大して関東地方では
各地で見つかっている (日本のランハンドブックより引用加筆)


北茨城市の栄蔵室と花園山のバイケイソウを見る山旅

2020年06月22日 22時24分56秒 | 自然観察
外出自粛が解除されて、久しぶりに花友Kさんからディスカバー茨城で
北茨城市の栄蔵室と花園山のバイケイソウを見に行きませんか とメールが来た
21日日曜日、花友とそのお父さんを含めて、総勢4名、早朝の常磐道を走り
北茨城市の花園渓谷を通り、猿ヶ城渓谷の猿ヶ城林道を走って、栄蔵室・花園山
トレイルマップに出ている北登山口に行った。

(トレイルマップは、グーグルで「栄蔵室・花園山トレイルマップ」で検索すると
北茨城商工会の案内しているマップがPDFで表示される)

栄蔵室は、以前に一人でも登ったことがあるが、秋であったからバイケイソウは
見ていない。
トレイルマップには、北登山口を1番として、8番までの案内表示番が出ている
初めての人は、この番号順に歩けば、栄蔵室と花園山を周回する事が出来る。


北登山口付近の様子、登山口はガードレールの外側に有る


北登山口に出ている案内板


案内板を拡大した写真、県内一の標高だと強調している


北登山口に立っている1番の案内板
下の方に、行方不明者捜索中の張り紙がしてあり、金子さんという
28歳の青年が行方不明になっているようだ。

作業小屋までは、何度も渓流を渡るジメジメした樹林帯のコースで、雨の後でもあり
みんなスパッツを着けて歩いた。


毛深く背の低いタツナミソウが至る所にあった


イチヤクソウの蕾


コセリバオウレンも数多く見かけた


バイケイソウの群落には、なぜか倒れているものが多かった


ヤブレガサ


ギンリョウソウの団体もあった
ギンリョウソウには都合の良い条件がそろっている場所のようで
たくさんのギンリョウソウに出会った。

アキノギンリョウソウの蒴果、珍しくアキノギンリョウソウの蒴果も残っていた
蒴果になるものには、シャクジョウソウもあるが、シャクジョウソウは数個の花を
つけるので、蒴果も数個となる。
ギンリョウソウは液果で横を向き、後に倒れて種子をばらまくので蒴果にはならない

バイケイソウの蕾


バイケイソウの群落


渓流を渡る橋、何回も渓流を渡るが、まともな橋は少なく、かえって危ない橋は
石の上を歩いて渡った。


ツクバネソウもあった


花後のツクバネウツギ


林道をしばらく歩く


満開のコアジサイが慰めてくれる


やがて栄蔵室の近道の案内が右手にあり、山道を登っていく


途中の展望台は曇り空で展望が無く、そこから先は平坦で笹藪の先に
栄蔵室の山頂がある


そこには一等三角点があるのだが、周りは樹林帯でまるっきり展望が無い
「一等三角点は、本来基本となる三角点なので、展望が良い場所に作られる
ものなのだが」 と私が言うと、「作った頃は展望があったけど、樹木が伸びて
展望が無くなったのよ」 と花友が口をそろえた。

(パソコンが絶不調で編集を保存しても、保存されなかったりとダメなので
本日はやむなくこれにて終了 ブログの編集機能もおかしいのかな)



















筑波山の秘密を見た日

2020年06月20日 20時03分47秒 | 自然観察
2018年1月8日 午前6時41分 は筑波山が巨乳になった日です。(笑)

霧と雲に覆われて、色白の巨乳になりました。
〇〇まで見えているよ。

朝日峠で霞ヶ浦方面の日の出を撮りに行った日、スカイラインを風返し峠に向かって
帰る途中、霧と雲に覆われて、めまぐるしく変わる筑波山の様子を時々止まって
撮影していたら、女体山と男体山が霧に覆われても山の形が判るような、珍しい
霧のかかり方だったのです。









巨乳に見えていたのは、ほんの数秒でした。


梅雨空に咲く

2020年06月19日 22時36分19秒 | 自然観察

咲き始めた紫陽花


ウツボグサ


ウツボグサのアップ
ウツボグサの学名は、アジアの、普通どこにでも有る扁桃腺炎に
良くキ効く植物 と言う意味だそうである。なので薬用植物として
知られている。
和名は、弓矢を入れる靫(うつぼ)に似る事による。
茎は四角で葉は対生で柄がある


ギンリョウソウ 跳ね返りで汚れていた

最近、テレビの朝ドラ「エール」で古関裕而を主人公にして描いていますが
古賀政男がコロンビアの社員として古関と親しくなり、「影を慕いて」を
歌うシーンが有りました。
ガキ大将として描かれていた村野鉄男は、後の作詞家野村俊夫のことなので
彼の作詞した「湯の町エレジー」も古賀政男が作曲していますね。
湯の町エレジーも聴きたいですね。
古関裕而さんの長男の方が書いている「古関裕而を歌い継ぐライブユニット
「喜多三(KITASAN)」のブログを見ますと、古関金子さんの豊橋高女の
卒業アルバムの写真が出ていますが、キリッとした顔立ちの活発な女性の
感じが出ていますね。
古関の背中を押したと言うのも頷けます。




一葉蘭(イチヨウラン)に会いたくて 、その2

2020年06月18日 20時50分27秒 | 自然観察
標高2千メートルに有る湿原を囲む外輪山、その山頂や尾根には、6月に入ると
美しい高山植物が咲き始め、毎週のように花が咲き次いで行きます。
なのでビジターセンターでは、この時期毎週のように開花情報を更新します。
イチヨウランは15日付けの開花情報で「見頃」になっていました。
その一覧がHPでも公開されますが、ビジターセンターに寄れば、印刷した
開花情報の一覧ももらえます。

イチヨウランの写真は、昨日掲載したので、本日はそれ以外の写真を掲載します


唐松の根元にイワカガミの群落があります。
日向を好む花のはずが、大抵木陰の所に大群落を作っています。
ちょうど見頃の時期で、至る所の木陰に群落を作って咲いていました。


至る所に咲いていたシロバナヘビイチゴ


花びらの縁に薄い紅色がついたツマトリソウ(褄取草)
なのでこれが本物のツマトリソウの花。


残り花のエンレイソウ


花びらに紅色の縁取りの無いツマトリソウ、普通はこのタイプが多い
褄(つま)が無いので「やもめ」だね と冗談を言われたのは西吾妻山の
大凹(おおくぼ)で 出会ったご夫婦 花旅は楽しい思い出だ。


開きはじめのマイズルソウ、たくさんあったがほとんどが蕾


ヤマドリゼンマイは、まだ出たばかり


ミツバオウレンの咲き残り、ほとんどが終わっていた


上向きの花をつけたイワカガミ


コケモモの蕾


コケモモとゴゼンタチバナ


ゴゼンタチバナの群落


オオヤマフスマの群落 これも至る所に咲いていた


ツバメオモト


スズラン


ツバメオモト


グンナイフウロ 咲き始めで花が少ない


レンゲツツジ


花友の好きなヒメイズイ


クサボケ


ヒメイズイ ちょうど時期だったのか尾根道にたくさん咲いていた


ミヤマハンショウズル、開花一覧に載っていなかったので、帰りにビジター
センターに寄って報告した


ミヤマハンショウズルの蕾


コマクサ園のコマクサ


コマクサ園のコマクサ


コマクサ園に咲いていたイワハタザオ


コマクサ園のコマクサ


二つ目のコマクサ園に咲いていた シロバナコマクサ
ここにはシロバナがあったよね、どこだっけ と言いながら探していたら
見知らぬ男性が場所を教えてくれた。


二つ目のコマクサ園のコマクサ


コマクサ園の下り道に咲くハクサンチドリの咲き始め


同じく下り道に咲くヒメイズイ


同じくスズラン


湿原に咲くハクサンチドリ


湿原の池の周りはヒメシャクナゲの大群落が広がっていた
ここには何度も来ているが、これほどの大群落を見たのは
初めてだった。

今回は体調がイマイチなので、湿原は回らず駐車場までの木道だけを歩いた
ここで偶然出会った観察員の方から、カモシカ情報を教えて頂いた。
国の特別天然記念物に指定されているニホンカモシカを私が見たいと言ったので
湿原の腋の山に住んでいて、朝に湿原の木道を歩く時間とか場所を教えてくれたのだった
そんな早い時間に筑波からは来れないから、やっぱりキャンプかな
今は、コロナでホテルは営業してないと言っていた。












一葉蘭(イチヨウラン)に会いたくて

2020年06月17日 23時42分50秒 | 自然観察

イチヨウランの団体がお出迎え


皆さんこちら向きですね


イチヨウランの顔をアップ


草むらでは、ほとんど目立たず

私がイチヨウランを見に行きたいと花友に伝えたので、花友が
現地のビジターセンターに電話で問い合わせてくれました。
地元では無いが、イチヨウランを見に行きたいのですが と伝えると
いつも来てくださる筑波の方なら、体温を測り マスクしておいで
ください と言われたとの事なので、はるばるとイチヨウランの
咲く山へと 昨日出かけていきました。
(行きも帰りも、すべて高速道と専用道を走りました。
行きは3時間半、帰りは北関自動車道を走って4時間以上かかりました)
そして見事なイチヨウランの群生に出会えたのでした。
が体調が完全に回復していない身体で出かけたので、帰ってきたら
無事に帰ってきたのが不思議なくらい 疲れ果てました。
なので、本日はイチヨウランの写真のみ公開します
他に撮影した、コマクサやスズランやハクサンチドリなどの写真は
後日 掲載したいと思います。
長旅に付き合ってくれた花友に感謝します。お疲れ様でした、ありがとうね





筑波山のイチヤクソウ、ネジバナ、オカトラノオなど

2020年06月15日 21時52分01秒 | 自然観察

イチヤクソウ (ピーク過ぎ)



ネジバナ (咲き始め)


オカトラノオ


車道脇に咲いていたクモキリソウ

某所のクモキリソウが咲いただろうと見に行ったら、咲いてはいたが
誰かに引っこ抜かれて腋に捨ててあった。
私に対する嫌がらせなのか判らないが、抜かれたクモキリソウが哀れだ。


空き地に植えたシキンカラマツ

2020年06月13日 06時02分54秒 | 自然観察
シキンカラマツは、群馬、栃木、福島が生育地で、地域限定の野草である。
ただ茨城県でも福島との県境付近の里川町にも生育する。
この花を見たさに、花友とはるばる里川町まで訪ねて行ったのは数年前である。
最も筑波実験植物園でも植えてあるので、今では気軽に見ることが出来る。
2年前、園芸店の通販で苗を購入して植えたら、ただのカラマツソウだった
花友は園芸店に交換して貰えばと言ったのだが、私はクレームをつけなかった。
今では、そのただの「カラマツソウ」が私の背丈ほどに育ち、立派に葉を広げている
その隣に植えたシキンカラマツが、花を開き始めているのに今朝気づいた。
カラマツソウとも思えないような花色が素敵である。
私の好きな紫系である(笑)
両方の花が開き、風に揺れる様を想像すると楽しい。交換しなくて良かった。

シキンカラマツの花


こぼれ種から育ったキバナコスモスに、小さな訪問者が来ていた



市内の森のクモキリソウ

2020年06月12日 20時12分06秒 | 自然観察
花友のiさんが撮影した同じ場所に行き、クモキリソウの写真を撮った
花友の言うとおり、もうピークを過ぎていたが、記録して残す

クモキリソウの全身


クモキリソウの花の部分


花のアップ、正面


花の横顔

撮影の後、公園の広場に行くと、四阿を取り囲んだキンシバイの花が
満開であった。

キンシバイの生け垣


キンシバイの花



花友Iさん撮影のクモキリソウと梅花空木

2020年06月11日 22時59分49秒 | 自然観察
花友Iさんが、市内の森の公園に咲くクモキリソウの写真と、先日
県北の山で撮影した梅花空木の花の写真を送ってくれましたので
掲載します。

クモキリソウ、ラン科エピデンドルム亜科クモキリソウ属
菌根菌は担子菌門のツラスネラ属と言われる。
自動自家受粉することが知られており、開花後に多くの果実を
つける(ランハンドブックから引用)


クモキリソウのアップ


梅花空木の花、シベの様子も撮れている


梅花空木の葉の毛の様子、これは先日、私がブログの中で
ケバイカウツギと呼ばれる種があると書いたので、参考として
送ってくれたのだと思う。
Iさん、ありがとうね。

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雨が降っているので、ダゾーンのサッカーの試合を見た。
UEFAチャピオンズリーグの準決勝第2試合 バルセロナ対リヴァプール
第1試合は、バルセロナがホームで3-0で勝っている。
なので、メッシのいるバルセロナが1点でも取れば、アウェイゲームの得点で
バルセロナが絶対有利であった。
ところが、サッカーの試合というのは、絶対というのが無い
なんとホームのリヴァプールが4-0というスコアで勝ったのだ
まさに奇跡のような試合だった。
二試合の合計得点で4対3でリヴァプールが決勝に進出したのである。
いかにすごい試合だったかは、応援席で泣いているリヴァプールのファンが
いたことでも判るだろう。
いつまでも、いつまでも応援歌が会場にこだましていた。

もしもバルセロナが1点でも取っていたら、アウェイチームの得点は
倍になるので、試合は4対2で負けても、二試合合計点で5対4で
バルセロナが決勝にいけたのである。
メッシの呆然とした顔がすべてを物語っている。
ファンじゃ無いけど、リヴァプールすげえ 興奮したよ。

筑波山のイチヤクソウ開花

2020年06月11日 10時02分28秒 | 自然観察

イチヤクソウの花


イチヤクソウのアップ


所々にシモツケも咲き始めていた

先日、ツチアケビの生育を確かめに行ったら、3本有った場所の
1本がお持ち帰りされていた。
5月末から何度も確認し、GPSでも記録しているので、間違いが無い
いくらコロナ騒動でお持ち帰りがはやっていても、寄生植物を
お持ち帰りするとは、あきれてものが言えない。

盗掘するような人には何も言っても無駄なので、説得しようとは思わない
近くの倒木のツチアケビは、なぜか腐ってダメになっていた。
残されたものが無事に咲いてくれると嬉しいのだが

関東は今日から梅雨入りだと言う。
雨が降らないと育たないギンリョウソウやタシロランが出てくれるかな。
空き地にオオバウマノスズクサを植えてみた。
これはジャコウアゲハの食草として有名なので、通販で購入したものだ
もちろんジャコウアゲハが産卵してくれないと、食草として意味が無いのだが
とりあえず実験して見るのも面白いと思う。
空き地のフジバカマは、根を伸ばしてやたらと増えたが、オミナエシはなぜか
消えてしまった。近くの園芸店をのぞきに行かなければ。
朝早くから空き地の草取りしていたら、腰痛になるし、蚊には食われるし
集団登校の子供達が、マスク姿で無言で歩いて行く、いつになったら元気な
声が聞こえてくるのかな。


筑波山のオニシバリの果実が熟す

2020年06月10日 23時21分41秒 | 自然観察

オニシバリの赤い果実、オニシバリ、ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属
別名 ナツボウズは、夏になると葉が全部散ることによる命名。
実は赤くて美味しそうだが有毒
落葉樹林下に生える低木、雌雄別種
葉が秋に芽生えて翌年の夏に落ちる
花期は2~4月、葉の腋に黄緑色の小さい花をつける
花びらに見えるのは、先が4裂した萼筒。

鈴なりの赤い実


オニシバリの赤い実、6月に入り果実が熟して赤くなった。

minoさんのオニシバリのぞき見日記

オニシバリの咲く林道を走るたびにのぞいた記録(笑)


5月14日のオニシバリの青い果実


4月25日の青い果実


4月12日の果実、雌花の萼筒に包まれていた跡がある


4月12日の果実


3月30日の雌花の残り花


3月30日の青い果実


3月28日の萼筒が残る果実


3月13日の雌花


2月27日の雌花


2月27日の雄花


2月22日の雌花


2月22日の雄花

追記、このオニシバリの雄花、雌花の同定については、筆者の独断ですので
正確性は保証出来ませんので、各自でお調べくださいますようにお願いします。











庭に植えたキンセイランの花

2020年06月08日 21時03分48秒 | 自然観察

キンセイラン(金精蘭)、ラン科エビネ属、環境省(2012)絶滅危惧Ⅱ類
茨城県(1997)の危急種にも指定されている希少植物で、県北部の山に
まれに生えているという。
普通の山歩きでは見られないと言う事で、栃木県産の苗を購入して庭に
植えてみた。
山草図鑑などでも栽培困難種と言われていて、年を越えての栽培は困難と
言われているので、来年まで持つかどうかは判らない。
そんな花が、5月末から咲き出して、一番上の蕾まで開いた。
どうやら下から咲き上がる花のようだ。
本来は、杉などの樹林下の薄暗い場所に咲くらしいので、このような
明るい場所はダメなのだが、他に植える場所が無かったので、キエビネの
隣に植えてみたのである。
(まあ多少なりともキエビネのラン菌に期待したこともあるのだが)
幸運にも花の全開した姿を見ることが出来たので、花が終わったら
杉の樹林下にでも移植するか考えている。