ロープウェイ山頂駅前のロックガーデンから日光白根山
同じく、天空の足湯から白根山
三脚が不安定でボケたけど、白根山のヒカリゴケ
ピーク過ぎのコフタバラン、登山道の脇に咲いているが
高さが10センチ程度で、葉も花も緑色なので、ほとんど気づく人がいない。
久しぶりに日光の白根山に出かけた。
10時過ぎに丸沼に着いたら、すでにロープウェイの駐車場は満車
奥の駐車場まで登って、やっと駐車できた。
夏休みだし、お盆休みだし、この時期はどこに行っても一杯。やれやれ。
元々山頂まで登るつもりは無かった。
久しぶりにヒカリゴケを見てみようとでかけたのだったが、筑波山での
体調不良が後をひいて、途中で両足のコムラが痛くなった。
そこで再奥のヒカリゴケの場所まで行かず、途中の小さな岩穴の光ゴケを
撮影することに。
しかしここは、穴の中に木の根が張り出していて、安定したアングルで
撮影できない。
後で考えると、ISO感度をもっと高めに設定して、シャッター速度を
上げれば良かったかも。
しかし、今年の白根山のコースは、イチヤクソウの花盛りで、次から次へと
イチヤクソウの花が出てくる。
こんなに多い年は初めてだ。
撮影していたら、二人連れの山ガールに「その花は何ですか?」と尋ねられた。
「イチヤクソウと言って、一つの薬の草と書く薬草です。」などとついつい
知ったかぶりする私。
「初めて見ました」などと言うものだから「そっちの黄色い花は、オトギリソウ
という花で、こっちの白い花は、、、、」などと調子に乗って説明する。
この山旅のエピソード1
光ゴケを撮影していたら、3~4歳ぐらいの子供を連れたグループが降りてきて
何を撮影しているか尋ねられたので、光ゴケの説明をしたのだが、そのとき
その小さい女の子が私の顔を見て「銀歯をしているのは虫歯があるから?」
と聞いてきた。
「そうだよー」と私は答えた。
別れるとき「子供たちに教えていただき有り難うこざいました。」とお礼を
言われたけど、それは銀歯のことかな、それとも光ゴケの事かな(笑)
エピソード2
コフタバランの大きさを調べるため、スケールを出して高さを測っていたら
折しも通りかかったご婦人が、モナリザのほほえみよろしく笑顔で通り過ぎて
行った。
むむ、まずい変質的なじじいと思われたかな。
今回の山旅で最も多く見かけた花、コバノイチヤクソウ
アキノキリンソウ、なぜか倒れて咲いていた。
このアキノキリンソウには、花が穂状に咲くものと、その高山型で
茎頂に花が集まって咲くミヤマアキノキリンソウがある。
アキノキリンソウは高さが30~80センチで、頭花の大きさは径
約1.3センチぐらい。
ミヤマアキノキリンソウは、高さが30センチほど、頭花はやや
大きく径約1.5センチぐらい。普通
花茎は短く、花の数も少ない。
次から次へと出てくるコバノイチヤクソウ
ピーク過ぎのハクサンフウロも寂しく咲いていた。
たぶんイワオトギリ、黒点や黒線を確かめず、葉の形が丸い
長楕円形だったので、勝手に判断した。
これも記憶が定かではないが、登山道の入口手前に生えていた
キレンゲショウマと思われる蕾
葉っぱの形が明瞭に思い出せないので、断言は出来ないが
数年前に咲きそうな蕾が有ったと記憶している。
ただ、これは白根山の自生種ではない。
不動岩と呼ばれる垂直の岸壁
その不動岩の途中にミヤマアキノキリンソウと思われる花が
咲いている。
大日如来が祭ってある。
大日如来の解説板
今回の山旅で至る所に咲いていたのは、このハンゴンソウと
カニコウモリの大群落だった。
ハンゴンソウは、葉が深く切れ込むのと、葉柄の付け根の部分が
赤紫色がつく事があるので
キオンと区別できる。
(
キオンは葉が切れ込まない)
訂正、キオンと書くべき所をシオンと間違って書いてました。
お詫びして訂正します。
山の斜面を埋め尽くすように咲くカニコウモリ。
名前の由来は、コウモリソウの仲間で、下の葉が蟹の甲羅に似ていて
上の葉がコウモリの羽根に似ていることに寄ると言われている。
またまたコバノイチヤクソウが
ここもカニコウモリの大群落。
ダイモンジソウの花、あまり大の字に見えない花がついている
ダイモンジソウのかたまり
ハクサンフウロ咲く斜面
その中の一輪がきれいなモデルだった。
ミヤマアキノキリンソウがお出迎え
七色平分岐、帰りはここから七色平を通って六地蔵の先まで
抜けた。
途中の小さなヒカリゴケの岩穴