花の詩山の詩

花の詩(うた)山の詩(うた)へようこそ
このブログは「花と山とを友として」の続編です

明日から草刈り予定につき

2015年08月31日 05時48分35秒 | アウトドアー

晴れた日の筑波山、国道125号バイパスから撮影、8月22日午後
今頃はもっと田んぼも黄色く色づいて、秋空に映えていることだろう

明日から市内の緑地の草刈に参加予定です
今週と来週に3日間ずつ、そのためブログはお休みするかも
訪問してくださった方、申し訳ありません。


山と渓谷から「なるほど地図帳 日本の山」が出ていますが
その中の記事に、富士山徹底解剖というページがあり
富士山は何県? というQ$Aがあり
山頂の東側には県境の線がない。つまり山梨にも静岡にも属さない
部分があるんだって、知ってた。私は知らなかった。

それと8合目以上は、登山道とトイレの用地を除いて
2004年に浅間大社に無償譲渡されて県境問題は決着したと

面白い話もあるよ。
四阿山の登山口、鳥居峠は忍者猿飛佐助の生誕の地なんだって(笑)
こういうの私は好きだなー。

映画になった山として、屋久島の縄文杉を目指して、15歳の
不登校の少年が一人旅する山田洋二監督の学校シリーズ4作目
「15歳」旅先で様々な人に出会って成長していく姿が描かれる。
たしかBSで放送されたよね。





ナンバンギセルの不思議な生態

2015年08月30日 18時20分06秒 | アウトドアー

昨年撮影した人面のようなナンバンギセル
あまりにも人間の顔に似ていて、しかも目がうつろで不気味だ。
誰かに似てないか。


ナンバンギセルの群落


同じく


南蛮煙管の前年の花柄

南蛮ギセルは、ハマウツボ科のナンバンギセル属の寄生植物
1年草で、夏に芽を出し今頃花を咲かせて、実を結び、冬前に
枯れてしまう。

上の前年の花柄のように、果が割れて非常に細かいタネが微風で散布される
実際に数えていないので正確な種の数はわからないが、おそらく数百個のタネが
あると思われる。

種が小さいので、発芽や生育に必要な栄養は持っていないと思います。
つまり発芽の段階から他の植物に寄生して成長すると思われます。

ですから、非常に多数のタネが散布されても、落ちたところに寄生する植物が
なければ、発芽できずに淘汰されると思います。

しかも、寄生する植物が「ススキ、ミョウガ、サトウキビ」などと限定されて
いるわけですから、いわば行き当たりばったりの成長戦略といえるでしょう。
まるでヘタな鉄砲も数撃ちゃあたるをジで行ってますね。

追記、これについては参考文献がありました。
花からたねへ 種子散布を科学する」小林正明著 全国農村教育協会発行

これには南蛮煙管の果の中にタネがきっしり詰まっている写真とともに
次のように書かれています。
移動できない寄生種が宿主にたどり着くには、種子を多数出さなければ
ならないのだろう。そのために種子を小さくしたと思われる
。」(この部分引用)
種が小さいのにもちゃんと理由があるのですね。

もし落ちたタネが全部発芽したら、そこいらじゅう南蛮ギセルになって
それはそれで、また別な問題を引き起こすかも。

私の観察している場所の一か所には、竹藪しかないので写真のナンバンギセルは
竹に寄生しているのかもしれません。

ところで南蛮煙管は、ほとんど地上に茎を出しません。
地上に伸びているのは花柄なのだそうです。
茎は非常に短く赤褐色の鱗片状の葉を数枚つける(地下に)
その葉のわきから花柄を数本直立し、淡紫色の花を横向きにつける

と書いてあるので、ナンバンギセルの根本を撮影してみました。
撮影にあたって、一時的に笹の葉などをよけました。

これだと、どれが鱗片葉なのか芽なのかよくわからないので
別な株の写真を掲載します


真ん中の花柄の左下についているのが鱗片葉なのかなと思います
つまり、ここまでが茎で、上は花柄というわけです。

種の詰まった写真が撮れたらいいなーと思ってますが無理かな。

ところで、図鑑を眺めていたら、関東の山地には「ヒメナンバンギセル
が産すると書いてある。
そこには大きさの違いしか書いてない。

参考までに各ナンバンギセルの大きさを書いてみると

ナンバンギセル 
高さ 15~25センチ
愕  2~3センチ
花冠 3~3.5センチ

ヒメナンバンギセル
高さ 10~20センチ
愕  1.5~2センチ
花冠 2センチ

オオナンバンギセル
高さ 20~30センチ
愕  3~4センチ
花冠 4~4.5センチ

ナンバンギセルとオオナンバンギセルの違いは、上の大きさと
次のような違いがある。

ナンバンギセル 愕は先がとがる 花冠の裂片の先は全縁

オオナンバンギセル 愕の先はとがらない 花冠の裂片には細歯がある
要するに花冠の裂片の先は、キザギザしている。
補足、オオナンバンギセルは、ヒカゲスゲ、ヒメノガリヤスなどの根に寄生する
と書かれています。
















小雨の浄土平を行けば秋の花・その2

2015年08月27日 22時03分04秒 | アウトドアー

小雨煙る浄土平湿原の木道


水玉模様の蝦夷オヤマリンドウ


シラタマノキの群落


ヤマハハコと蝦夷オヤマリンドウ


キタゴヨウの球果


典型的なミヤマアキノキリンソウ


ピンク色に染まったネバリノギラン
触ってみたら、まだネバネバしていた。


マイズルソウの赤い実


同じく


またもやピンク色のネバリノギラン


白根ニンジン、ネバリノギラン、エゾオヤマリンドウ


シラネニンジンの残り花で必死に蜜を吸う昆虫(ハナアブかな)


たぶんチングルマの花柄


チングルマの紅葉、チングルマは小さいが木なので紅葉する


ナナカマドの一部が紅葉していた。


コバイケイソウもきれいに変身、見事


コバイケイソウの実


コバイケイソウ群落の紅葉


同じく


同じく


シラタマノキ


シラタマノキ


コゼンタチバナの実
ゴゼンという名前は、加賀白山の御前岳で最初に発見されたので
タチバナは果実をカラタチバナに見立てて名づけられたという。

この花の葉は、一見すると6枚が輪生しているように見えるが
向き合った対生する葉が3組が接近してついている。
葉が4枚のものには花が咲かず、6枚になると花が咲く

4枚の白い花弁にみえるものは総苞片と呼ばれ、本当の花は小さく
中央に寄り集まってつく、花の数は10~20個といわれている
そのため、一株の花に沢山の実がつく


実が1個しかついていないコゼンタチバナがあった
周りには、実が落ちたのか、最初からなかったのかわからないが
そのあとが残っている株がある。


コケモモの実


ガンコウランの実


ウメバチソウと水玉


アカモノの実、多少扁平的な実となる


姥が原周辺には、木道の間に密集して蝦夷オヤマリンドウが咲いている


一切経山への道は通行止め


色のきれいなエゾオヤマリンドウ


色違いの花が咲くエゾオヤマリンドウ
一つは枯れかかったのか色が変わっていた。
数年前に須坂市の五味池破風高原にエゾリンドウを見に行ったとき
ピンク色のエゾリンドウがあり、驚いて係員に聞いたら、枯れた
ものではなく、もともとそういう色のものだといわれたことを思い出す

写真は載せないが、見たいと思っていたフタバランを二種類見ることが
できた。


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またまた個人情報流失

それもこともあろうに、不倫サイトの個人情報が3200万人分も
漏れて、世界中の著名人が震えあがっているという。

ことの発端は、カナダの有名な不倫サイト「アシュレイ・マディソン」が
ハッカーの攻撃を受けて、3200万人にも及ぶユーザーの情報がもれ
その一部が公開されてしまったことによる。

日本人のユーザーも今年の5月時点で180万人もいたというから
おちおち眠ってもいられない日本人もいることだろう。

まずいのは軍とか政府とかの要人が少なからずいて、調査が進められている
らしい。
大学教授や弁護士、ジャーナリスト、イギリスの議員など、信用を重んじる
人たちもかなりいたらしい。

アメリカの警察署長は自殺したとも伝えられているから痛ましい。
自業自得といえば自業自得なのだが

中には職場のメールアドレスを登録して会社にバレた人もいるとか

どんなサイトであれ、ハッカーの攻撃に100パーセントの安全はない
と思わなければならない。



























小雨の浄土平を行けば秋の花

2015年08月26日 20時55分35秒 | アウトドアー

今回歩いた浄土平のコース、一切経山は噴火警戒レベル2に引き上げられた
ため大穴火口から、半径500メートル以内が立ち入り禁止になり
一切経山への登山道は入山禁止になって入れない。

尚、GPSのスイッチを途中で入れたため、軌跡が乱れていますが
コース外に踏み込んだりした訳では有りません。
同じくレストハウスに入って受信が乱れて、軌跡がずれています。

詳しくは自然公園財団のこちらのブログをご覧下さい

自然公園財団の浄土平・吾妻山情報はこちら

23日日曜日、久しぶりで花友と一緒に山に行くことになった。
行先は福島県の浄土平だという。
エゾリンドウなどの秋の花を見に行こうという誘いだった。
ただ、いかんせん天気予報は曇りと雨マークである。
決行するかどうか、土曜日の夕方の予報を見て決めるという。
が夕方6時を過ぎても連絡がない。

天気で迷っているなら、天気の良いところに行けばいい
そう思って長野県東御市の湯の丸高原を提案した。
そちらの方が花数も多いし、天気も晴れマークだった。

が23日の朝、集合して決まった行先は浄土平だった。
一つには被災地復興の役にたつのではという思いがあり
毎年のように福島に出かけていたからだった。
そして見たい花もあった。

かくして浄土平についたら、小雨煙る天気で、肌寒いくらいだった。
無理もない、台風の影響で北に押し上げられた前線を追いかけて
その中に入ったのだから。

私は一眼デジカメをあきらめて、防水機能に優れたコンデジで
撮影することにした。
一応三脚と一眼デジカメはザックに入れたが、結局一度も使う機会は
なかった。
コンデジの場合、カメラ任せの撮影なので、私にはかえって難しい
合わせたいところにピントが合わせられないのだ。
慣れている花友の方が、はるかにうまい。


浄土平湿原で最初に出迎えてくれるのは、この明月草
花は最初は白っぽいがだんだん赤くなっていく。
メイゲツソウはタデ科で、平地のイタドリの高山型で形も小さい
火山荒原に生育する雌雄異株の多年草で、火山荒原にいち早く
侵入しパイオニアとして植生を作る。花や果実が紅く美しいのて
別名ベニイタドリともいう。
ちなみにイタドリとは、痛みを取る薬効から名づけられたが
実際の効果は不明だそうである。


同じくメイゲツソウ、少し紅い


紅くなったメイゲツソウ、イタドリとは思えない美しさだ。


ヤマハハコの群落


同じくヤマハハコ


ヤマハハコ、キク科、日当たりのよい裸地や草地に生える
雌雄異株の多年草。名前は平地に生える母子草に似ていて
山地や高山に生えるので名づけられた。


メイゲツソウとウメバチソウ


ミヤマアキノキリンソウ


クロマメ


エゾリンドウ


湿原のウメバチソウ群落


続く

旧ブログ「花と山を友として」で掲載した吾妻連峰の記事を
紹介します。

魔女の瞳に魅せられて一切経山その1

魔女の瞳に魅せられて一切経山その2
 




ガイドKBさんからカムチャッカ半島の花

2015年08月21日 07時47分07秒 | アウトドアー
山岳ツアーガイドをしている長野のKBさんからメールで
送られてきたカムチャッカ半島の高山植物の花を紹介します



チシマクモマグサ(千島雲間草)、ユキノシタ科ユキノシタ属
(別名ヒメチシマクモマグサ、シベリアクモマグサ)
分布 北海道(大雪山、夕張山地、知床山地)、東北アジア


タカネスミレ、スミレ科スミレ属、別名タカネキスミレ
基準標本は岩手山、日本固有種、
分布、本州(岩手山、秋田駒ヶ岳、薬師岳)


トチナイソウ、サクラソウ科トチナイソウ属、別名チシマコザクラ
基準標本はオリエント、分布は北海道(礼文島、ポロヌプリ山、夕張山地)
アジア北部、カナダ


KBさんも驚愕したというキバナアツモリソウの大群落
数万株に及ぶキバナアツモリソウが咲いていて、林道を
走る車の窓から延々と見えていたとか、凄すぎ!!
この群落の中にエゾキヌタソウの蕾も混ざっていたそうです。


これはウップソウの白花かユウバリソウなのか判らなかった
そうですが、紹介します。どちらにしてもウルップソウ科
ウルップソウ属の花ですが


これもアズマギクとしか書かれていませんでしたが紹介します

KBさんにどのような方法でカムチャッカに行って花を見られるか
メールで尋ねましたら、次のような返信(要旨)がありました。

カムチャツカ半島は誰でも行けること。
ただし夏の2カ月間だけで成田からのチャーター便を利用

日本のツアー会社は人気もある事から多くのツアー会社が
毎年企画しているそうです。

内容はフラワーハイキングを中心とした川下りや登山とか
フラワーハイキングをセットにしたものとか色々あるそうです

日程はだいたい五日から7日間位だそうです
時差も少なく所要時間もからないので南米やアフリカに比べたら
体が楽なので中高年に人気だそうです。

カムチャッカ半島には、日本の固有種と言われているものが
たくさん有るそうです。
えっカムチャッカに有ったら日本の固有種と呼べないだろうと
つっこみを入れたくなりますが、まあまあまあ押さえて(笑)

百聞は一見にしかずと言います。貴方もいかがですか。
私は家庭の事情で (ムニャムニャ) ですが(笑)





ミヤマウズラが木陰に咲く

2015年08月20日 21時12分26秒 | アウトドアー

ミヤマウズラ、ラン科シュスラン属 分布は北海道~九州
花期8月~9月、山地の林内に生える多年草


この株では、一番下の花が開いていた。


コンデジのマクロでアップすると、笑っている鳥の顔に見える
しかし、それが名前の元ではない。葉の白い斑が野鳥のウズラの
羽の模様に似ている事による。ミヤマは深山と書くがミヤマウズラは
近くの山野にも生えるので、この場合の深山は、語呂合わせとか
飾りとして使われているので、特別な意味はない。


林道の急斜面に3本が仲良く生えていた。
近くの木陰には、早くもピークを過ぎて先端が黒ずんだ花が
数本、ひっそりとたたずんでいた。


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筑波連山縦走のみちで8月30日にトレイルランが開かれる予定です

その方面に登山に行かれる方はご注意下さい。


上曽峠の連山縦走の道の入口に立っている案内看板

石岡市の8月の行事案内はこちらです



コウヤボウキの花


コウヤボウキで吸蜜と思ったら


あらら、何で上を向くのさ、おなか見えてるよ。






 

猛暑の夏から秋へといつの間にか

2015年08月19日 22時11分40秒 | アウトドアー

筑波山の林道に咲く冬イチゴ


冬イチゴの蕾


センブリの葉も大きくなって


昨年のセンブリの様子


マツカゼソウの花は、実になりかけている。


マツカゼソウの花


ツルリンドウの花を再撮影


ツルリンドウ


コンデジで撮影したツルリンドウの横顔


同じくコンデジのマクロ

暑い暑いと言っている内に、秋の花が咲きだした。
9月の誕生日がくれば、私も70ウン歳、人生の秋である。




ナンバンギセルの芽だしと花と

2015年08月18日 19時25分32秒 | アウトドアー

ナンバンギセル、別名オモイグサ、ハマウツボ科ナンバンギセル属
山野に生える1年生の寄生植物、ススキ、ミョウガ、サトウキビ等の
根によく寄生する。

茎は赤褐色でごく短く、ほとんど地上に出ず、逆三角形の鱗片葉
数個が互生する。
茎のように見える高さ15~20センチの直立した花茎の先に
淡紫色の花を横向きにつける。

花冠は長さ3~3.5センチの筒状で、先は浅く5裂し、ふちは全縁。
萼は黄褐色で淡紅紫色のすじが入り、先端はとがり、下側はほとんど
基部まで裂ける。
果実は果で長さ1~1.5センチの卵球形 花期7-9月
分布 日本全土

徳川時代に、スペイン人やポルトガル人を南蛮人と呼んでいて
その人たちがタバコを吸う陶製のパイプが、花に似ていたので
ナンバンギセルと呼ばれるようになったという。

それ以前の古名は、オモイグサ(思草)と呼ばれて万葉集にも歌われている

「道のべの尾花が下の思草 今さらになどものか思はむ」

(尾花とはススキの事、思草はナンバンギセルのこと)


ナンバンギセルの芽だし


上の写真の小さい方を撮っていたら、さらにその下に
出たばかりの芽だしが


右から2本目の下に、まさに出たばかりの芽があった
初めてナンバンギセルの芽だしを記録した。
昨年の花柄が残っている近くを探したが見つからず、おかしいなと思ったら
1年生なので、毎年タネから発芽する寄生植物だったのね。
数メートル離れて芽だししていたが、何に寄生しているか不明な場所だった。

(花と芽だしは、研究学園の同じ平地林で撮影したが、場所は離れています。)

長野の山岳ツアーガイドをしているKさんから、南蛮煙管を見たいとメールがあり
下調べに行ったら、なんと花が咲いていたり、芽だしがあったりとびっくりの
結果だった。


ツリガネニンジン、キキョウ科ツリガネニンジン属
筑波山の林道に咲いていた。一度倒れたらしいが再び立ち上がって
花をつけていた。


上と同じ場所の違う株、同じように斜上して咲いている


筑波山の林道に咲いていたツルリンドウ、ほとんど白花と言っても
良いような花だった。
ただ、写真は失敗して花の中がボケているので、後で撮り直しに行く




 


筑波山観察会に参加して林道を歩く

2015年08月16日 22時44分41秒 | アウトドアー

西から東に雲が流れる筑波山


もう実がなっているというのに花が咲いていたマタタビ
柱頭が無いので雄花かな、以外と花がきれいだったのでびっくり
また葉っぱの一部が白くなる現象が、この頃になると色が変わって
だんだん緑色にもどっている様子も観察できた。


マタタビの実・ほとんどが虫コブ状の実になっている


マツカゼソウの群落、本日歩いた東筑波ハイキングコースは
このマツカゼソウの花がたくさん咲いていた。


マツカゼソウの葉には油点が有るというので日にかざして
撮影してみた。


ネナシカズラがヨモギにからみついて寄生している
この葛は、最初はタネから発芽して、ほかの植物にからみつき
からみついた植物から栄養を取り込めるようになると
自ら根を切り離して根無しになるのでその名があるという。

栄養を取り込んでいる部分のマクロ撮影をしたが、ピンボケで
お見せできないのが残念。


ヤブデマリの赤い実が鮮やかだ


ミズタマソウの花と実を同時に見ることが出来た。


時折小雨がパラつく観察会だったが、最近には珍しく涼しい風も
吹いて、楽しい観察会だった。キャンプ場に下る参加者は
滑る足下に注意して下る


イワタバコの花を正面から撮影
花の先は5裂する。おしべは5個あり、花柱を取り囲んでいる。
花柱は糸状で柱頭はふくらむ。

この花は、湿り気のある岩場に生える野草なので、今年のように
猛暑続きで雨が少なかった年は、やはり生育には厳しかったと見えて
花の数も少なく、花も葉も小さい。

観察会では、じっくりと撮影出来ないので、失敗した花などは
後で個人的に撮影に行きたい。















知人Mさんの千畳敷カールのお花写真

2015年08月13日 11時22分20秒 | アウトドアー

エゾシオガマ


アシボソアカバナ


オオバタケシマラン


コバイケイソウと宝剣岳


シナノヒメクワガタ


トウヤクリンドウ

知人のMさんが、8月4日に千畳敷カールの周遊道を一周して
撮影された花の写真をメールで送って来られたので掲載します。
原画はもっと大きいのですが、掲載の都合で800ピクセルに
縮小してあります。ご了承下さい。



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長野のガイドのKBさんからも、南アルプスで撮影されたオオビランジの
花の写真をメールで送っていただきました。


オオビランジ


尚、山で知り合った「じっちゃん」さんが会津駒に登られたときの
花の写真等をブログに掲載しています。こちらです
また私のブログにコメントを下さる「ミモザ」さんが、北岳縦走に挑んだ
ブログで、たくさんの高山植物の写真を掲載していますので併せて紹介します。
こちらです



日光白根山・体調不良で撤退

2015年08月12日 22時09分44秒 | アウトドアー

ロープウェイ山頂駅前のロックガーデンから日光白根山


同じく、天空の足湯から白根山


三脚が不安定でボケたけど、白根山のヒカリゴケ


ピーク過ぎのコフタバラン、登山道の脇に咲いているが
高さが10センチ程度で、葉も花も緑色なので、ほとんど気づく人がいない。

久しぶりに日光の白根山に出かけた。
10時過ぎに丸沼に着いたら、すでにロープウェイの駐車場は満車
奥の駐車場まで登って、やっと駐車できた。
夏休みだし、お盆休みだし、この時期はどこに行っても一杯。やれやれ。

元々山頂まで登るつもりは無かった。
久しぶりにヒカリゴケを見てみようとでかけたのだったが、筑波山での
体調不良が後をひいて、途中で両足のコムラが痛くなった。
そこで再奥のヒカリゴケの場所まで行かず、途中の小さな岩穴の光ゴケを
撮影することに。
しかしここは、穴の中に木の根が張り出していて、安定したアングルで
撮影できない。
後で考えると、ISO感度をもっと高めに設定して、シャッター速度を
上げれば良かったかも。

しかし、今年の白根山のコースは、イチヤクソウの花盛りで、次から次へと
イチヤクソウの花が出てくる。
こんなに多い年は初めてだ。
撮影していたら、二人連れの山ガールに「その花は何ですか?」と尋ねられた。
「イチヤクソウと言って、一つの薬の草と書く薬草です。」などとついつい
知ったかぶりする私。
「初めて見ました」などと言うものだから「そっちの黄色い花は、オトギリソウ
という花で、こっちの白い花は、、、、」などと調子に乗って説明する。

この山旅のエピソード1
光ゴケを撮影していたら、3~4歳ぐらいの子供を連れたグループが降りてきて
何を撮影しているか尋ねられたので、光ゴケの説明をしたのだが、そのとき
その小さい女の子が私の顔を見て「銀歯をしているのは虫歯があるから?」
と聞いてきた。
「そうだよー」と私は答えた。
別れるとき「子供たちに教えていただき有り難うこざいました。」とお礼を
言われたけど、それは銀歯のことかな、それとも光ゴケの事かな(笑)

エピソード2
コフタバランの大きさを調べるため、スケールを出して高さを測っていたら
折しも通りかかったご婦人が、モナリザのほほえみよろしく笑顔で通り過ぎて
行った。
むむ、まずい変質的なじじいと思われたかな。


今回の山旅で最も多く見かけた花、コバノイチヤクソウ


アキノキリンソウ、なぜか倒れて咲いていた。
このアキノキリンソウには、花が穂状に咲くものと、その高山型で
茎頂に花が集まって咲くミヤマアキノキリンソウがある。

アキノキリンソウは高さが30~80センチで、頭花の大きさは径
約1.3センチぐらい。
ミヤマアキノキリンソウは、高さが30センチほど、頭花はやや
大きく径約1.5センチぐらい。普通花茎は短く、花の数も少ない




次から次へと出てくるコバノイチヤクソウ


ピーク過ぎのハクサンフウロも寂しく咲いていた。


たぶんイワオトギリ、黒点や黒線を確かめず、葉の形が丸い
長楕円形だったので、勝手に判断した。


これも記憶が定かではないが、登山道の入口手前に生えていた
キレンゲショウマと思われる蕾
葉っぱの形が明瞭に思い出せないので、断言は出来ないが
数年前に咲きそうな蕾が有ったと記憶している。
ただ、これは白根山の自生種ではない。


不動岩と呼ばれる垂直の岸壁


その不動岩の途中にミヤマアキノキリンソウと思われる花が
咲いている。


大日如来が祭ってある。


大日如来の解説板


今回の山旅で至る所に咲いていたのは、このハンゴンソウと
カニコウモリの大群落だった。
ハンゴンソウは、葉が深く切れ込むのと、葉柄の付け根の部分が
赤紫色がつく事があるのでキオンと区別できる。
(キオンは葉が切れ込まない)
訂正、キオンと書くべき所をシオンと間違って書いてました。
お詫びして訂正します。


山の斜面を埋め尽くすように咲くカニコウモリ。
名前の由来は、コウモリソウの仲間で、下の葉が蟹の甲羅に似ていて
上の葉がコウモリの羽根に似ていることに寄ると言われている。


またまたコバノイチヤクソウが


ここもカニコウモリの大群落。


ダイモンジソウの花、あまり大の字に見えない花がついている


ダイモンジソウのかたまり


ハクサンフウロ咲く斜面


その中の一輪がきれいなモデルだった。


ミヤマアキノキリンソウがお出迎え


七色平分岐、帰りはここから七色平を通って六地蔵の先まで
抜けた。


途中の小さなヒカリゴケの岩穴













筑波山で出会った自然

2015年08月11日 23時45分25秒 | アウトドアー

女体山の山頂岩場でキアゲハ(?)


逆光で見にくいが、たぶんソウシチョウ


これは登山道に設置されている看板で筑波山で見られる野鳥から
ソウシチョウの部分、上の写真のクチバシの色と同じだよね


ツルニンジンの蕾も出来ていた。大きいのは1センチぐらい
かわいらしい5ミリぐらいの蕾もある。


これは知る人ぞ知るj○○○○、今年は豊作かな


こんなになってるね


コンデジのマクロで撮ったイワタバコ
失敗作だけど面白いので載せてみました。


ヒヨドリバナで吸蜜するアサギマダラ


こんな小さい体で何千キロも渡りをする蝶


女体山の山頂から男体山方向の景色


山頂から登山口方面を見下ろす
田んぼの緑が鮮やかだ。


右はつつじヶ丘の駐車場とロープウェイの山麓駅
左は湯袋峠方面、中央は石岡市八郷と奥に霞ヶ浦

暑さにやられて12時過ぎに下山を始めた。
頭痛がして体がふらつく、やばいな-と思いながら下っていたら
下から登ってきた10代の若者たちに出会った。
「こんにちは」と元気に挨拶しながら「もう下るんですか」という
「暑さにやられてね。引き返して来たんだ」というと
「あははははは」と笑っている。
屈託のないその笑い声に、私は救われたおもいだった。
若者は良いなー、こんな暑さをものともしないで登っていく。

そういえば、御幸ヶ原に着いたとき、あまりの人の多さに
「今日は平日なのに、何でこんなに人が来ているの」と一瞬思ったが
今は夏休みなんだと思い出したのはその後だった。
ボケてるなーオレ。




自生のサギソウを尋ねて県北の山の追加写真

2015年08月10日 22時22分56秒 | アウトドアー

県北の山に咲く オオヤマサギソウ


同上

先日の「自生のサギソウを尋ねて県北の山へ」で未掲載だった写真
を掲載します。
オオヤマサギソウとは思ったのですが、確信が無かったので掲載
しませんでしたが、最近でかけた方から、オオヤマサギソウで間違いない
と言われたので、掲載することにしました。

茨城県のレッドデータブックで 準絶滅危惧種の中で希少種に指定
されている。


ウバユリ
数年前には、10数個も花をつけたオオウバユリと呼ばれても良いような
花も有ったが、その後は見ていない。

この花は、花が咲くまでは同じ根から成長するが、花が咲くと
その株は枯れてしまい、鱗茎の根本に出来ている娘鱗茎から新たな
株を作り出すという。このような繁殖形態を1回繁殖型と書いている人もいる
(花が咲くまで7~8年かかる。)
もちろん種からも発芽するのでしょうが、娘鱗茎から成長を始めれば
その分、成長が短縮できるから有利といえる。


ウバユリの花の正面


コオニユリ


フシグロセンノウの花

筑波山にもフシグロセンノウがただ一株有り、花好きの登山者の
夏の挨拶は「フシグロセンノウがさいてましたか」であった。
その花を、今年は見ていない。

葛城の里山さんぽに孫娘と参加

2015年08月09日 18時06分23秒 | アウトドアー

葛城の緑地で開かれた「里山さんぽ」に参加して昆虫とりに夢中の孫娘


蝶を捕まえて、証拠写真を撮ってというので網ごしに撮影

里山さんぽ」についてはこちらをご覧下さい

久しぶりに泊まりに来た孫娘を連れて、里山さんぽに参加した。
私に似て少しシャイな所があるので(ほんとか(笑))心配したが
先日、私たちが草刈りした場所に入ると、バタバタと昆虫がたくさん
飛び出し、すっかり昆虫取りに夢中になっておいかけまわしてました。

アウトドアーの仕度をして来なかったので、家内のサブザックと私の
麦わら帽子を無理矢理かぶせて参加させました。


大人も子供も昆虫探しに夢中です。


捕まえ損ねた蝶が、参加者の女の子の帽子にとまって、みんなで
撮影会でした。


至る所にセミの抜け殻が有ります。
詳しい人は、抜け殻でもセミの種類が判るから凄い。


前回の観察会の時には無かったのに、いつの間にか蜂の巣が
木のうろに出来ていて、そうっと迂回。


造成地などで、最近増えている外来種のアメリカオニアザミ


トンボを捕まえると言って、クズの生えた林にトライする孫娘

後で、昆虫に詳しい方から「トンボの寿命は短いから、放してあげて」と
言われても、なかなか放さないので「どうせ最後は全部放すのだから」と
説得して、ようやくトンボを解放してあげました。