本日NHK・BSプレミアムで放送された「ジョン・ミューアの道を行く」
に出演されて、「ジョン・ミューア・トレイル」340キロを踏破した
作家の加藤則芳さんが書かれたジョン・ミューアの生涯を綴った
「森の聖者」は、山渓文庫から出版されている。定家880円
「アメリカの自然保護の父」とも呼ばれるジョン・ミューアですが
それを敬愛する加藤則芳が、30キロのザックを背負って340キロの
ジョン・ミューア・トレイルを完全踏破します。
アメリカでは、早い人で20日、遅い人で30日と言われる過酷な
トレイルの完全踏破、途中には山小屋も何も有りません。
テントと食料を背負ってシェラネバダ山脈を越えていきます。
峠と言っても富士山より高い4千メートルも有りますし、熊も
出てきます。
当時46歳だった加藤が、32日かけて歩いたトレイルの様子を記録すると
同時に、ジョン・ミューアのエピソードも入れられています。
1995年に放送された19年前の番組ですが、2013年に再放送されて好評
だったため、今回の放送となりました。
自然保護に関心のある方には、是非見て貰いたい番組です。
1月25日土曜日に再放送があります。
時間は午前1時45分から
詳しくはこちら
NHK・BSプレミアムをご覧ください
残念ながら筋萎縮性側索硬化症を患い、闘病の末にお亡くなりに
なった加藤さん、60代の若さでした。
心からご冥福をお祈りいたします。
最初の頃に出てくる落差700メートル以上というヨセミテフォール
滝が途中で霧になるため、滝壺が無いという珍しさ、圧巻です。
このトレイル、23年の歳月をかけて、北と南から道を作り進めたと言います
両方の道がつながった所は、最大の難所と言われる岩山です。
小さなスコップを持っていって、トイレ用の穴を掘ってするわけですが
トレイルから30メートル離れなければならないとか、湖からも30メートル
離れなければならないとか、細かいレギレーションが定められているそうです。
そうした規則を、自然保護の為には当たり前と思っているアメリカ人の
意識性に加藤は感動します。
是非ご覧ください。