beatitude

好きなことだらけさ…

THE ハプスブルク

2009年11月06日 | 絵画・展示

六本木の国立新美術館に行ってきました。
混んでいましたが、作品を観るのに苦労するほどではありませんでした。



会場に入ってすぐにハンス・フォン・アーヘンの《神聖ローマ皇帝ルドルフ2世》が
展示してありました。おお!本物だぁ。鼻が・・・顎が・・・ハプスブルク!

最初の一画がハプスブルク家の肖像画でした。
ここで有名な《11歳の女帝マリア・テレジア》や《オーストリア皇妃エリザベート》、
男性陣のカール6世、ヨーゼフ2世、フランツ1世といきなり並んでました。
テレジアの肌はなめらか~、エリザベートのドレスは薄いシフォンか
オーガンジーか、白いフワフワに金の飾り。エリザベートはかなり大きい作品です。
そして、この質感は印刷物ではわからないものです。



イタリア絵画、ドイツ絵画と続きます。
特別出品の明治天皇がヨーゼフ1世へ贈った
花鳥図画帖などが展示してありましたが、初一般公開でもあり、
たくさんの人で混んでいたのでこれは観るのを諦めました。

その後工芸品と武具。あまり興味が無かったんですが、実際観たらスゴイ!
掛時計、シャーベット用センターピース、ラピスラズリの鉢、オウムガイの脚付杯、
上げると切りがない。貝に細工する技術はため息ものです。

そしてスペイン絵画。《白衣の王女マルガリータ・テレサ》、
《皇太子フェリペ・プロスペロ》登場です。
これも印刷物ではわからなかった画面の奥行きが感じられます。



フランドル・オランダ絵画が最後でした。



全部で65点。映像が2か所。
『怖い絵』シリーズや『ハプスブルク家 12の物語』を読んでから
行ったので、自分なりにかなり楽しめました。

12月14日(月)までやっています。