Bunkamuraル・シネマで観る映画は、結構期待して行くんですが
最近あらら~!?と思う事が多いです。
今回もそんな感じかな
19世紀半ば、イタリア統一前夜のシチリア――
激動の時代を生き抜く寧門貴族(ウゼダ家)の栄華と悲哀を綴る華麗なる抒情詩
イタリア・アカデミー賞 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞 4部門受賞と
いう事ですが、観ていて美しくないかなぁ。
カワイイのは妹のテレーザぐらいであとは・・・
だいたい当主のジャコモの頭に腫瘍が出来て、
それを神頼みで治そうとするあたりから引きました。医者呼べよ。
好みの貴族コスチュームモノでしたが、全体に埃っぽいというかドン臭いというか
ヴィスコンティには遠く及ばない。
本当はこの『副王家~』の原作が元で『山猫』が誕生したらしいですが
映画作品としてはやはり『山猫』、アラン・ドロンの美しさは絶品でしょう。
上映時間2時間6分でしたが、ちょっと長く感じたかな。
あっ、眠くはなりませんでした。