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好きなことだらけさ…

『鑑定士と顔のない依頼人』

2014年01月15日 | 映画 洋画

ヴァージル・オールドマン(ジェフリー・ラッシュ)は、
世界中のオークションで活躍する一流オークショニア。
早くに親を亡くし、結婚もせず、友人もいない人間嫌いの彼の楽しみは、
自宅の隠し部屋の壁一面に飾った女性の肖像画鑑賞だった。
自分が仕切るオークションで、パートナーのビリー(ドナルド・サザーランド)が名画を
格安で落札するよう仕向け、自分のコレクションに加えていたのだ。
そんな彼の元に、クレア・イベットソン(シルヴィア・ホークス)と名乗る女性から電話が入る。

1年前に亡くなった両親が遺した家具や絵画を鑑定してほしいという依頼だった。
指示された邸宅に向かったものの、彼女は姿を見せず、後日再び訪問したところ、
使用人のフレッド(フィリップ・ジャクソン)が現れる。
やむなく1人で家の中を見て回ったヴァージルは、
地下室の床に転がった何かの部品に気付き、密かに持ち帰る。
だが、鑑定が進んでもクレアは一向に姿を見せない。
フレッドによると、歳は27だが、奇妙な病気を患っており、
11年の勤務中に一度も会ったことがないとの事。
やがて、修理屋のロバート(ジム・スタージェス)に調査を依頼していた謎の部品が、
18世紀に作られた機械人形の一部である可能性が出てきた。
数日後、“広場恐怖症”と呼ばれる病気により、
“15歳から外へ出ていない”と告白したクレアに同情したヴァージルは、壁越しのやり取りに同意する。
自由な出入りを許され、彼女が屋敷の隠し部屋で暮らしていることに気付くと、
影に隠れて彼女の姿を目撃。美しいその素顔に、恋に落ちてしまう。
再度の覗き見を彼女に見つかった時、ヴァージルは全てを打ち明け、遂に対面を果たす。
互いに心を許してゆく2人。ところが、外出に強い拒絶反応を示していたクレアが、ある日忽然と姿を消す。
果たして、鑑定依頼の本当の目的は?
そして、クレアの過去に隠された秘密とは?謎はまだ、入り口に過ぎなかった……。
(Movie walkerより)

予告観た時から観たかった映画をやっと観てきましたw
ヒットしてるみたいで、長く上映してくれてて助かった。
映画館は今でも混んでました。
ネタバレ見ないようにして、でも依頼人が現れてからもう一波乱あるという情報は
知っちゃったので、そこを楽しみに観てきました。
 
ああもうヴァージル・オールドマン、天才的鑑定眼で一流オークショニアで
こっそり集めてるのも名画と言われる女性の肖像画って、さも高尚そうなんだけど、
結局、人と親密になった事がない、個人的に関わるのか苦手なオタクなジイさんが
(ぼっち飯も全々平気~ってw)
すっかり騙された話だったんですねw
伏線の張り方もどこかにあれ?怪しいと思わせる部分を残しながら
巧妙に張っていく辺りが面白かったです。
親友のような顔をしたオークションパートナーのビリー、
(いつもちょっと嫌味言ってるよね)
女ったらしだけど友達にはイイヤツに見える修理屋のロバート、
(したり顔でやたら恋愛指南してるし)
いくら病気だったからとはいえ、ジイさんとは釣り合わないでしょと思うクレア・イベットソン、
(キスシーンで有りえね~と思ったw)
カフェにずーっといる小人症の女性(数字に対して記憶力バツグン!!)
どいつもこいつも怪しいww

終盤の時系列が曖昧なのも余韻が残る感じかな。

そういえば、ヴァージルのコレクションは撮影小道具じゃなくて
本物も混じってるとか。どれなんだろうw