beatitude

好きなことだらけさ…

『ジャッジ!』

2014年01月16日 | 映画 邦画

テレビCMの世界一を決めるサンタモニカ国際広告祭。
落ちこぼれの広告マン、太田喜一郎(妻夫木聡)は、
社内一のクセモノ上司、大滝一郎(豊川悦司)に押し付けられ、
広告祭の審査員として参加することになる。
太田は毎夜開かれるパーティーに同伴者が必要と知り、
仕事はできるがギャンブル好きの同僚、太田ひかり(北川景子)に同行を懇願する。
ひかりは嫌々ながら“偽の妻”として、太田と一緒に広告祭へ行くことに。
戸惑う太田は、なぜか審査会に詳しい窓際族の鏡さん(リリー・フランキー)から、怪しげな特訓を受ける。
世界各国の代表が集う華やかな審査会が開幕するが、ちくわのCMで賞を獲らなければ、
太田は会社をクビになってしまうという事実を知る。
世界中のクセモノ揃いのクリエイターたちが駆け引きや小芝居に躍起になるなか、
ライバル会社のエリートクリエイター、木沢はるか(鈴木京香)も参戦してくる。
太田は持ち前のバカ正直さと、鏡さん直伝の数種類の英語を武器に奔走し、
ひかりの助けを借りるうち2人の距離も近づいていき……。
(Movie Walkerより)

  

大昔、広告業界にいた者としては…う~んもう一歩だったかなw
まあ自分がいたのはCMじゃなくて新聞広告の方だったし、
時代も違うので、これでいいのかな?

前半は面白かった。
ヘタレな広告マンが上司に無理難題を押し付けられたあげく、
首をかけて、いざ広告祭へってとこまでかな。
サンタモニカに着いてからは、なんとなくチャチさが目立つし、先も読めるので、
こんなものかなとw

大滝一郎の無謀で胡散臭い感じと窓際族の鏡さんがやっぱり面白い!!
鏡さんみたいな人ってホントにいるよww
現通社長の風間杜夫は営業のカガミ!?
大手の社長はここまで軽くないw
でんでんの社長っぷりの方がいるいる感がw

クライアントとは命削る勢いで仕上げたモノを、さっきまで「いいですね~」と言ってた社員が
社長の一言でひっくり返し、電話口でいとも簡単に「明日まで代案ね。」と言ってのける。
「この猫、キツネに見えるからもっと猫らしくね」とかホントに言うw
キサマ~!!作品の意図を理解してねーじゃねーか!!と思いつつ
「はい、分かりました~!!」と返事をする自分。
そして出来上がったモノは目も当てられないシロモノに変わり果てる。この繰り返しw

キツネのCMは面白かった。
あのキツネでうどんが食べたいとは思わないけど、
「コン、コン、コン、コン、コシィ、コシィ、コシィ、コシィ♪(ニャーッ!)」
これは頭に残るw
逆に広告祭で登場する白風堂制作のトヨタのCMはキモッ!!
なかなか全容を見せなくて引っ張ったけど、
リアルなオジサンはどうよw
案としては面白いけど、CMの作り自体も一昔前の感じがするし、
見せ方失敗だろ~ww

そういえば、クライアント名はエースコックだのOIOIだのトヨタだのとそのまま。
お金出してもらえるもんね。
実際、車の広告はトヨタとホンダは電通、他は博報堂が作ってるはず。

一緒に観てた高3の娘は
もっとつまんないかと思ってたけど、意外に面白かった、と言ってました。

ちなみに去年、自分が一番面白かったCMは
ダイワハウスの「ベトナムにも」篇です。