東京都 中央区 銀座7丁目と8丁目をつなぐ道路を 「花椿通り」 といいます。
1603年から始まる徳川幕府による大規模なまちづくりには諸国の大名が駆り出され、
区画を請け負って造成した国の名を、町名に冠したといわれています。
この辺り一帯には、松江藩の上屋敷が建ち、松江藩が出雲を領有していたことから、
銀座8丁目界隈を 「出雲町」、道路は 「出雲通り」 と名付けられました。
時は流れて昭和9年(1934年)。
ゆかりの出雲市から寄贈された椿は、街路樹として今も人々の目を楽しませてくれています。

「花椿通り」 という愛称が正式な名称となったのは、平成になってからのこと。


椿の花を手にしたポニーテールの少女 「はな」
花椿通りの道端に座っているのですが、気づかずに素通りしてしまうかも。。

はなちゃんの近くには、銀巴里跡地の碑
美輪明宏やクミコを輩出した日本初のシャンソン喫茶(1951~1990)
昔、銀ブラをしている時に、運転免許証を落としたことがあります
捜したものの見つかるはずもなく、困り果てて交番で尋ねたら、「届いていますよ」
ご親切に拾って届けてくださったのは、資生堂パーラーにお勤めの男性とのことで、
お礼を申し上げなくてはと、交番で頂いた名刺を手に5丁目から8丁目までダッシュ
にこやかな微笑みと共に現れたのは、資生堂のモデルさんかと思うほどのイケメン氏
何をしに来たのか忘れるほど見とれてしまった私は、頬を椿色に染めていたことでしょう

あれから幾歳月。。。
ショッピングを楽しむ外国のお客様で、街もお店もあふれていました
この話の流れからまいりますと、資生堂パーラーでお食事を・・・となるのですが、あいにく休業日。
というわけで、すぐ近くにある 「椿屋珈琲店」 に入ったところ、これが大正解

外観は、これといった特徴もないのですが・・・

一歩踏み入れると、レトロな階段が、大正ロマン漂う店内へといざなってくれます。

湘南鎌倉野菜のサンドイッチ 椿屋ブレンドコーヒー サラダ付
サイフォンで淹れたコーヒーを席で注いでくれて、
ロイヤルコペンハーゲンのコーヒーカップでいただきます。

美しいお嬢さん二人によるフルートとピアノの演奏
(演奏は不定期)
東郷青児の絵、白いカバーの掛かった椅子、子供はもちろん若い人の姿も見当たらない、大人の隠れ家。
外の喧騒も日々の小さな悩みも忘れ、お二人の奏でる音色に魅了された1時間でした。
新しいショップや華やかに彩られたショーウィンドーに、ついつい目が行きますが、
気づかずに通り過ぎてしまう所にこそ歴史があり、人々の思いが受け継がれているのですね。
お読みくださいまして、ありがとうございます。

1603年から始まる徳川幕府による大規模なまちづくりには諸国の大名が駆り出され、
区画を請け負って造成した国の名を、町名に冠したといわれています。
この辺り一帯には、松江藩の上屋敷が建ち、松江藩が出雲を領有していたことから、
銀座8丁目界隈を 「出雲町」、道路は 「出雲通り」 と名付けられました。
時は流れて昭和9年(1934年)。
ゆかりの出雲市から寄贈された椿は、街路樹として今も人々の目を楽しませてくれています。

「花椿通り」 という愛称が正式な名称となったのは、平成になってからのこと。


椿の花を手にしたポニーテールの少女 「はな」
花椿通りの道端に座っているのですが、気づかずに素通りしてしまうかも。。

はなちゃんの近くには、銀巴里跡地の碑
美輪明宏やクミコを輩出した日本初のシャンソン喫茶(1951~1990)
昔、銀ブラをしている時に、運転免許証を落としたことがあります

捜したものの見つかるはずもなく、困り果てて交番で尋ねたら、「届いていますよ」

ご親切に拾って届けてくださったのは、資生堂パーラーにお勤めの男性とのことで、
お礼を申し上げなくてはと、交番で頂いた名刺を手に5丁目から8丁目までダッシュ

にこやかな微笑みと共に現れたのは、資生堂のモデルさんかと思うほどのイケメン氏

何をしに来たのか忘れるほど見とれてしまった私は、頬を椿色に染めていたことでしょう


あれから幾歳月。。。
ショッピングを楽しむ外国のお客様で、街もお店もあふれていました

この話の流れからまいりますと、資生堂パーラーでお食事を・・・となるのですが、あいにく休業日。
というわけで、すぐ近くにある 「椿屋珈琲店」 に入ったところ、これが大正解


外観は、これといった特徴もないのですが・・・

一歩踏み入れると、レトロな階段が、大正ロマン漂う店内へといざなってくれます。

湘南鎌倉野菜のサンドイッチ 椿屋ブレンドコーヒー サラダ付
サイフォンで淹れたコーヒーを席で注いでくれて、
ロイヤルコペンハーゲンのコーヒーカップでいただきます。

美しいお嬢さん二人によるフルートとピアノの演奏

東郷青児の絵、白いカバーの掛かった椅子、子供はもちろん若い人の姿も見当たらない、大人の隠れ家。
外の喧騒も日々の小さな悩みも忘れ、お二人の奏でる音色に魅了された1時間でした。
新しいショップや華やかに彩られたショーウィンドーに、ついつい目が行きますが、
気づかずに通り過ぎてしまう所にこそ歴史があり、人々の思いが受け継がれているのですね。
お読みくださいまして、ありがとうございます。

