昔、ビジネス客から「新聞か雑誌が空くまで、何でもいいから活字が読みたい」と所望され、
「あいにく国鉄の時刻表しかございませんが・・・」
「時刻表って登場人物もストーリーも無いからなぁ」
「お客様、松本清張はこれで小説を書き上げますわ」
と苦し紛れに申し上げたところ、雑誌をお持ちするまで熱心にご覧になっていたような??
今年は、社会派推理小説家 松本清張の没後30年にあたります。
先日 NHK の深夜ドラマ『天城越え』を観て以来、私は氏の作品を読み始めていますが、
ご存知の通り映画化されている作品も多くあり、図書館では DVD も貸し出してくれるので、
原作と共に借りてきては、昭和30年代の映像も併せて楽しんでいます。
また松本清張の作品では犯人も刑事も全国津々浦々、実によく移動するため、
日本地図があれば分かりやすいと思い、『地図で読む松本清張』(帝国書院)も借りてきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/f9/ca4d2edd6fb32604e2a67cad101e71b2.jpg)
左から『地図で読む松本清張』 『点と線』(昭和32年) 同 DVD
(昭和33年)
以下、テレビで再生した DVD の映像を撮ったものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/a8/ee99ac12285c23493a8de85a1c83f2bc.jpg)
新幹線が走る前の東京駅
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/4f/3b00bda99b87f69b32592a97ee5b710a.jpg)
横須賀線13番ホーム 目撃者として利用される女性二人
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/96/2df056dbe4f93e3ceca3e7e049ca1211.jpg)
昭和33年頃の国鉄函館駅
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/b1/189ebb59266f3e648cba3c48137eff67.jpg)
何年か前にひとり旅で訪れた JR 函館駅
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/15/f31d3c3f6ff9030ee09d33c6cf3da886.jpg)
札幌市時計台
私が子どもだったからか、周囲にビルが無かったからか、当時は大きく感じたものです。
(訂正)この真向かいに登場人物が宿泊した「丸惣」という旅館が実際にあったのを記憶しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/11/afb4f3992248e9f98bc0bed20170c0cf.jpg)
最近の時計台(重要文化財)
「丸惣」は他の町に移築された後に解体されたそうです。
【追記】
2枚の時計台は建物の形が異なっていますが、昔の写真は南側から撮影したものとご教示いただきました。
現在の写真は西側から撮影したもので、「旅館 丸惣」は時計台の西側に在りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/4c/a6d9db1ca52261306745dc301706fb32.jpg)
札幌駅構内のポスター
これを見て刑事は移動手段を見直しアリバイを崩します。
当時の航空運賃は初任給より高かったので、当初は思い至らなかったのでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/0b/f749b734b0d0282f40b4522bcab64d31.jpg)
この場面では、ストーリーそっちのけで昔の空港や飛行機に見入ってしまいました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heart.gif)
本のどのページも、そして映像の隅々まで、作り物ではない昭和が満載の清張作品。
いま手元には『眼の壁』と『ゼロの焦点』が控えています![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0070.gif)
お読みくださいましてありがとうございます。
肌寒い日が続く中 咲いたひまわり に
お手数ですがクリックをよろしくお願いいたします![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heart_orange.gif)
「あいにく国鉄の時刻表しかございませんが・・・」
「時刻表って登場人物もストーリーも無いからなぁ」
「お客様、松本清張はこれで小説を書き上げますわ」
と苦し紛れに申し上げたところ、雑誌をお持ちするまで熱心にご覧になっていたような??
今年は、社会派推理小説家 松本清張の没後30年にあたります。
先日 NHK の深夜ドラマ『天城越え』を観て以来、私は氏の作品を読み始めていますが、
ご存知の通り映画化されている作品も多くあり、図書館では DVD も貸し出してくれるので、
原作と共に借りてきては、昭和30年代の映像も併せて楽しんでいます。
また松本清張の作品では犯人も刑事も全国津々浦々、実によく移動するため、
日本地図があれば分かりやすいと思い、『地図で読む松本清張』(帝国書院)も借りてきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/f9/ca4d2edd6fb32604e2a67cad101e71b2.jpg)
左から『地図で読む松本清張』 『点と線』(昭和32年) 同 DVD
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0079.gif)
以下、テレビで再生した DVD の映像を撮ったものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/a8/ee99ac12285c23493a8de85a1c83f2bc.jpg)
新幹線が走る前の東京駅
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/4f/3b00bda99b87f69b32592a97ee5b710a.jpg)
横須賀線13番ホーム 目撃者として利用される女性二人
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/96/2df056dbe4f93e3ceca3e7e049ca1211.jpg)
昭和33年頃の国鉄函館駅
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/b1/189ebb59266f3e648cba3c48137eff67.jpg)
何年か前にひとり旅で訪れた JR 函館駅
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/15/f31d3c3f6ff9030ee09d33c6cf3da886.jpg)
札幌市時計台
私が子どもだったからか、周囲にビルが無かったからか、当時は大きく感じたものです。
(訂正)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/11/afb4f3992248e9f98bc0bed20170c0cf.jpg)
最近の時計台(重要文化財)
「丸惣」は他の町に移築された後に解体されたそうです。
【追記】
2枚の時計台は建物の形が異なっていますが、昔の写真は南側から撮影したものとご教示いただきました。
現在の写真は西側から撮影したもので、「旅館 丸惣」は時計台の西側に在りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/4c/a6d9db1ca52261306745dc301706fb32.jpg)
札幌駅構内のポスター
これを見て刑事は移動手段を見直しアリバイを崩します。
当時の航空運賃は初任給より高かったので、当初は思い至らなかったのでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/0b/f749b734b0d0282f40b4522bcab64d31.jpg)
この場面では、ストーリーそっちのけで昔の空港や飛行機に見入ってしまいました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heart.gif)
本のどのページも、そして映像の隅々まで、作り物ではない昭和が満載の清張作品。
いま手元には『眼の壁』と『ゼロの焦点』が控えています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0070.gif)
お読みくださいましてありがとうございます。
肌寒い日が続く中 咲いたひまわり に
お手数ですがクリックをよろしくお願いいたします
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heart_orange.gif)