秘書にゃんこ*明日館 ローズナイト

2022-05-22 | 建築が好き
 池袋の喧噪を逃れて閑静な住宅街に入った所に、自由学園 明日館(みょうにちかん)は佇んでいます。

1921年(大正10年)アメリカ人建築家 フランク・ロイド・ライトの設計により建てられた女学校は、

やがて生徒数が増えて学園が他の地に移転するまで、少女たちが集う学び舎となりました。

幸いにも関東大震災や太平洋戦争の被害は免れたものの、時を経て建物は傷み解体が危ぶまれましたが、

卒業生や建築家らの存続を願う声により大規模な改修が行われ、1997年、国の重要文化財に指定。

現在は 使いながら文化財価値を保存する「動態保存」のモデル として運営されています。



この日は月に一度の夜間見学日
さらに、春バラが見頃とあり、3年ぶりに「ローズナイト」が開催されました
まだ明るい中、秘書にゃんこは一番乗りです。


フランク・ロイド・ライトの帰国後、愛弟子の遠藤新が仕上げただけあって、
高橋一生さん主演の NHK ドラマ『岸辺露伴は動かない』のロケ地である加地邸に似ています。



明日館の顔とも言える、ホールの大きな窓。
バラが飾ってある2階から



全校生徒が集まって手作りの温かい昼食をとることが、創業者夫妻の教育の基本。
そのため食堂が校舎の中心に位置しています。



毎年ボジョレーヌーボーが解禁される頃、この暖炉に火が入ります



この日は「ローズナイト」とあって、スパークリングワインのロゼをいただきました
バラのジャムをあしらったローズクッキーとフランボワーズのクッキーという、まさにバラ尽くし。
クッキーの左に写っているのは秘書にゃんこの靴ではなくて、スタッフが添えてくださった花びら


前庭でのビアテラス  暖炉にあたりながら味わうボジョレーヌーボー

コルドンブルーのシェフが腕を奮う季節ごとの明日館レストラン

いずれも中止が続きましたが、これを機に再び人々が集う憩いの場となりますように。


お読みくださいまして、ありがとうございます。
家具類も建物の一部と考えた ライトのライト
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コメント (2)