名詞に「接頭語」や「接尾語」を付けることで、その名詞を尊敬語にすることが出来ます。
今日は、名詞の前に付ける「接頭語」についてお話しいたします。
【接頭語】
お お名前 ・ (立てるべき人物からの)お電話 など
例)「(お客様からの)お電話ありがとうございます」
ちなみに、「(お客様に)お電話します」の「お電話」は、「謙譲語Ⅰ」です。
御(ご) ご住所 ・ (立てるべき人物からの)ご挨拶 など
例)「(来賓からの)ご挨拶をお願いいたします」
上記の「お」同様、「(皆様への)ご挨拶といたします」の「ご挨拶」も、「謙譲語Ⅰ」です。
御(おん) 御礼 ・ 御社
「御社」は、話し言葉で使うことが多いようです。
例)「御社の企業理念に共感いたしました」
貴(き) 貴校 ・ 貴社
「貴社」は、社外文書など、書き言葉で使うことが多いようです。
例)「拝啓 貴社ますますご発展のこととお喜び申し上げます」
そういえば昔、「貴社の記者が汽車で帰社した」という言葉遊びがありました。
「きしゃ」は音では紛らわしいのですが、「貴」の字には尊敬の念が感じられますよね。
高(こう) ご高配(配慮) ・ ご高見(意見)
令(れい) ご令室(妻) ・ ご令息(息子) ・ ご令嬢(娘)
芳(ほう) ご芳名(名前) 出欠の返信はがきでは、「ご」だけでなく、「ご芳」を二重線で消します。
他にも「御(ぎょ)・(み)」 「玉(ぎょく)」 「尊(そん)」 「賢(けん)」などがありますが、
秘書検定の筆記試験で問われる「尊敬を表す接頭語」は、上記の例が多いようです。
次回は、「接尾語」についてお話しいたします。
お読みくださいましてありがとうございます。
クリックしていただけますと励みになります。
今日は、名詞の前に付ける「接頭語」についてお話しいたします。
【接頭語】
お お名前 ・ (立てるべき人物からの)お電話 など
例)「(お客様からの)お電話ありがとうございます」
ちなみに、「(お客様に)お電話します」の「お電話」は、「謙譲語Ⅰ」です。
御(ご) ご住所 ・ (立てるべき人物からの)ご挨拶 など
例)「(来賓からの)ご挨拶をお願いいたします」
上記の「お」同様、「(皆様への)ご挨拶といたします」の「ご挨拶」も、「謙譲語Ⅰ」です。
御(おん) 御礼 ・ 御社
「御社」は、話し言葉で使うことが多いようです。
例)「御社の企業理念に共感いたしました」
貴(き) 貴校 ・ 貴社
「貴社」は、社外文書など、書き言葉で使うことが多いようです。
例)「拝啓 貴社ますますご発展のこととお喜び申し上げます」
そういえば昔、「貴社の記者が汽車で帰社した」という言葉遊びがありました。
「きしゃ」は音では紛らわしいのですが、「貴」の字には尊敬の念が感じられますよね。
高(こう) ご高配(配慮) ・ ご高見(意見)
令(れい) ご令室(妻) ・ ご令息(息子) ・ ご令嬢(娘)
芳(ほう) ご芳名(名前) 出欠の返信はがきでは、「ご」だけでなく、「ご芳」を二重線で消します。
他にも「御(ぎょ)・(み)」 「玉(ぎょく)」 「尊(そん)」 「賢(けん)」などがありますが、
秘書検定の筆記試験で問われる「尊敬を表す接頭語」は、上記の例が多いようです。
次回は、「接尾語」についてお話しいたします。
お読みくださいましてありがとうございます。
クリックしていただけますと励みになります。
久しぶりにコメントします。
それにしても接頭語は難しいです。
「お」や「ご」をつければ丁寧だとばかりに、接客業でも接頭語をつけることが多いと思いませんか?
先日、メガネ(大人のメガネです)を購入すべくメガネ屋さんに行きました。
そこでの店員さんが、「おどすうは?」と尋ねるのですが、最初はピンと来ませんでした。
「度数」のことだったんですね。
銀行では、当然のごとく「お口座番号」「お通帳」
「ご印鑑」と、一文に「お」「ご」のオンパレード。
そうかと言って、自分一人接頭語をつけないで話すのも行内では居心地が悪いし・・・・
と悩む方が多いと思います。
接頭語が多過ぎたら減らし、「お」や「ご」をつけるよりも文末を丁寧にすると自然ですよね。
接頭語のつけ方に悩んでいる人に、他に何かよいアドバイスはありますか?
「おどすう」には笑ってしまいました
いつも耳や口にしていると、それが職場のスタンダードになってしまうのでしょうが、
慇懃無礼に聞こえたり、痛々しく見えたりしては、せっかくの敬意がお客様に伝わりませんよね。
>接頭語のつけ方に悩んでいる人に、他に何かよいアドバイスはありますか?
どこの職場でも、お客様に話す「決まり文句」があると思いますが、
一度全部の「お」や「ご」を取り除き、その上で、お客様に失礼とか不自然と思われるものだけに、
改めて付け直してはいかがでしょうか。
例えば において・・・
「ご面会のお時間になりましたら、ご面会リストにお名前をご記入ください」
「面会時間になりましたら、面会リストに名前を記入してください」
「面会時間になりましたら、面会リストにお名前をご記入ください」
こんな感じで見直してみると、過不足を発見できるかも知れませんね。
さて、私が気になる「お」は、やはり自分側に付けるケースです。
女性が、「私のお気に入り」とか「お肌の調子がいい」と言うのを聞くと、
話の内容がどこかに吹き飛んでしまうほど気になります。
あ
「秘書にゃんこ*金沢~白川郷」で、「加賀てまりをお買い上げ」と書いたのは私です
そして、自分側につける「お」。
「言われてみると、確かに!』ですが、気づきませんでした。
「私のお弁当箱」も、その部類でしょうか???
男性はおかしいけど、女性は許される気もしますし、その類いではないですね。
敬語は難しいですが、面白いですね。
まずは間違いを恐れないで使ってみるのが一番ですね。
>「私のお弁当箱」も、その部類でしょうか???
単に「お弁当箱」なら、特に女性が使う美化語ですが、
「私の」とつけば、それは自分に対する尊敬語になってしまいます。
でも、女性の口から「私の弁当箱」と聞くと、少し違和感がありますよね。
>まずは間違いを恐れないで使ってみるのが一番ですね。
おっしゃるとおりです
意識して使うことにより、興味が湧き、疑問を解き明かしたくなるものです。
さてさて、「お弁当箱」か「弁当箱」か・・・