日々の暮らし*『鎌倉うずまき研究所』『ただいま神様当番』(著者:青山 美智子)

2022-11-22 | 本が好き
 図書館に所蔵されている書籍の多くは背表紙が見えるように並べてありますが

今月の という特設コーナーに、表紙を向けている本がありました

タイトルよりも著者名よりも、真っ先に私の目に飛び込んできたのが、

NHK『ひよっこ』でお馴染みのミニチュア写真家・見立て作家 田中 達也さんの装画でした。

表紙に惹かれて本を手に取ったのがきっかけとなって、青山 美智子さんという作家を知り、

既に『木曜日にはココアを』(2017年)、『猫のお告げは樹の下で』(2018年)、

『お探し物は図書室まで』(2020年)、『月曜日の抹茶カフェ』(2021年)はご紹介しましたが、

次々と発行される作品を図書館に予約しては、順番が来るのを楽しみに待つようになりました



『鎌倉うずまき研究所』(2019年)『ただいま神様当番』(2020年) 
表紙のお人形たちは、田中 達也さんの作品で登場人物。

 田中さんの『MINIATURE LIFE 展 見立ての世界』は各地の美術館やデパートで開催されていますが、

私も何年か前に見に行って、そのユニークな発想と丁寧な作りに、しばし目も足も留めたものでした。




嬉しいことにイベントでは でした


 「わたし」と「体」は別の生き物だと思っている。
 (中略)
 わたしの意思とは別のところで、体は好きなように生きている。
 勝手に空腹になり、勝手に眠くなり、勝手に爪や髪が伸びる。
 (中略)
 その逆もある。
 紙でうっかり指を切ってしまったり、何かが起きてどうにも心が揺さぶられるとき。
 勝手に傷口がふさがり、勝手に涙が流れる。
 わたしの失敗を責めることなく痛みを癒やし、わたしの感情のバランスをはかる。

 (『いつもの木曜日』より)

 あぁ、そういう捉え方もあるのかと、田中さんの見立ての世界と重なる気がしました。

田中さんと青山さんのコラボレーションは、私の知る限り7冊に及ぶと思われますが、

お二方の対談記事を読んだとき、お互いの作品を引き立てる相乗効果を感じました。

絵でも文章でも、頭や心の中を表現し、形に残せる仕事って素晴らしいなぁ。。


お読みくださいましてありがとうございます。
田中 達也さんのイベント会場で見つけたスイッチ に、
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