秘書検定 92*ご質問にお答えします その2 準1級 面接の順番

2021-06-26 | 秘書検定
 梅雨らしい日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、本日のご質問は準1級の面接試験に臨まれる方から頂きました。

Q 面接の際は3人が座ったあと一人ずつ審査になりますが、1番手の方があいさつ、

報告、状況対応、シート受領、退室してから2番手の方があいさつ…になるでしょうか?


A はい、その通りです。


 ご自分が何番手であるかは、当日初めて分かりますが、

受付の際に渡された面接番号シールの数を3で割ったとき、もし欠席者がいなければ、

私は何組目の3番手だと予想しましたら、案の定そのグループのラストバッターでした。

時間が経つうちに「報告」の内容を忘れてしまわないかと不安に思う一方で、

他の二人よりその場に長く居られる分、求められる秘書を演じられると思ったものです。


 係の方がドアを開けてくださる面接室に、面接番号の若い順に入室して、

所定の台に荷物を置き、1番手の人は3席並んだ椅子の面接官に近い方へと向かいます。

このとき3人揃わなくても着席してよいことになっていて、

3番手の私が荷物を置いて椅子の前に着いた頃には、すでに二人とも着席していました。

二人が面接官から座るように促されたのかどうかは存じませんが、

体を面接官の方に向けて「失礼いたします」と会釈し、体の向きを正面に戻して座りましょう。

また、3番手としては皆様を待たせていると慌てる必要はなく、丁寧に荷物を置きましょう。


 3人が着席しましたら面接試験のスタートです。

面接官から「○番の方、どうぞ」と呼ばれましたら、

 着席したまま面接官の方に顔を向けて、「はい」と返事をします。

 顔を正面に戻してスッと立ち上がり、膝を伸ばします。

 体の向きを変えて、「あいさつ」の面接官の方へと姿勢よく歩きます。

 「はい」と返事をしながら立ち上がり、膝を伸ばす前に歩き始める。
 何かをしながら何かをするのではなく、ひとつひとつの動作を確実に丁寧に。

 「あいさつ」の面接官の前に立ち「あいさつ」を行います。

 「報告」の面接官の前に立ち、控え室で覚えた内容を報告します。

 「状況対応」の面接官の前に立ち、パネルの課題2問に対応します。

 課題ごとの移動距離はわずか数十センチですが、
  カニさん歩きにならないよう、向きを変えて姿勢よく歩きましょう。

 面接官からアドバイスシートを渡されたら、両手で丁寧に受け取り、
  「ありがとうございました」と礼を述べてから最敬礼し、荷物台まで歩きます。

 荷物を持って出口まで歩き、ドアの所で向き直って「失礼いたします」と言って退室。

もし1・2番手で、退室する際に次の受験者の試験が始まっていれば、

自分だけに聞こえる程度の声で「失礼いたします」と言って静かに退室しましょう。

私はドアを開けてくださった係の方に、小声で「恐れ入ります」と申し上げました。

3番手の私が退室すると既に二人の姿はありませんでしたが、

もし三人揃うことになっても、感想を述べたりアドバイスシートを見せ合うようなことはせず、

会場を後にするまで秘書を演じ切りたいと思ったものでした。


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