秘書にゃんこ*「元町チャーミングセール」と 7人目の建築家

2023-09-27 | 建築が好き
 前回お伝えした『日本で活躍した外国人建築家』では著名な6人の建築家が取り上げられましたが、

演者である小川氏は、「おまけ」と言って7人目をご紹介くださいました。

J・H ・モーガン。

聞き覚えのある名前だと思いましたら、横浜の山手西洋館でお馴染みの建築家でした。

折しも「元町チャーミングセール」の最終日とあり、足取りも軽くいそいそと

元町ショッピングストリートがにぎわうチャーミングセールの歴史は古く、昭和36年から数えて今年で62周年。

神戸のニュートラに対して、1980年頃に流行したハマトラ(横浜トラディショナル)の時代、

私は横浜に住んでいましたので、年2回開催されるチャーミングセールは、ほぼ皆勤賞



今年のポスターはグレース・ケリー(バッグの Kitamura にて)


大変な人出の中、店頭でコーヒーやワインの試飲が振舞われる光景を久しぶりに目にしました


さて、喧騒を逃れて山手へ。

J・H・モーガンの作品を4つご紹介します。



外国人墓地の正門(大正時代の作品)



山手111番館(昭和元年) 
スパニッシュスタイルでまとめられていて、3連アーチの上部は屋根のない藤棚。
「港の見える丘公園」の施設として公開されています



ベーリック・ホール(昭和5年 横浜市認定歴史的建造物)
山手111番館と同じく玄関の3連アーチがスパニッシュスタイル
シュロやヤシなどの木々が印象的



47畳のリビングルームには石張りの暖炉



獅子頭のある壁泉とアーチの窓がスパニッシュスタイルらしい建築



主人の寝室を書斎として復元



横浜山手聖公会聖堂(昭和6年 横浜市認定歴史的建造物)


多くの外国人建築家がそうであったように、モーガンも仕事を終えたら帰国する予定でしたが、

携わった「丸の内ビルディング」が竣工した年、関東大震災に遭遇。

それまでの建築概念が覆るほどの衝撃を受け、68歳で他界するまで日本に滞在したそうです。

講演では、ご町内の皆さんとお祭りの法被を着て太鼓を叩くモーガンの写真が披露されました。


お読みくださいまして、ありがとうございます。
ベーリックホールの意匠も見事な階段 に、
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2 コメント

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チャーミングセール (hirorin)
2023-09-28 20:43:47
聞いたことあります。
色々、お買い得で楽しいんですよね。
元町は、何度か行ったことがありますが、可愛い手作り?のバッグのお店があって~今もあるのかなあ?

ハマトラ、ニュートラ、なつかしい~
あの頃のお店が今は全滅してるのが、悲しいです。
オックスフォード、レディエドワーズ、ヨークとか。
まあ、今着ろと言われても無理なんですが。
返信する
hirorin さんへ (Unknown)
2023-09-29 08:55:02
hirorin さん、おはようございます。

>元町は、何度か行ったことがありますが、可愛い手作り?のバッグのお店があって~今もあるのかなあ?

東京と変わらないお店が増える中、昔からのお店を見つけるとホッとします。

>ハマトラ、ニュートラ、なつかしい~

ミハマの靴を履いてキタムラのバッグを持つ、ハマトラ仕様のリカちゃん人形があるんですよ。
恥ずかしながら、そんなスタイルで街を歩いていた時代もありましたっけ。

>あの頃のお店が今は全滅してるのが、悲しいです。
オックスフォード、レディエドワーズ、ヨークとか。

そんな時代の神戸・三宮辺りを、私も歩いてみたかったです~
返信する

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