秘書にゃんこ*東京都美術館『日本で活躍した外国人建築家』

2023-09-22 | 建築が好き
長居していた夏もようやく帰り支度を始めたようで、朝夕しのぎやすくなりましたね。

秋の気配を感じると、美術館や博物館に気持ちと足が向きます。

私が建築好きと知る人が、こんな講演会が開催されるよと教えてくれたので早々に予約し、

レクチャーしてくださる方の著書を求めて図書館へ



『日本の近代建築 ベスト50』(著:小川 格 おがわ いたる)


大学の建築学科を卒業し、建築専門誌の編集者を経て、80歳を超えて初めての本を出版。

長く編集に携わっていらした方の文は、まとまりがあってとても読みやすかったこと、

とかく建築は設計者だけが表に出る中、大工さんなど名前が残らない人々にも思いを寄せるところに

お人柄を垣間見たようで、心待ちにして向かった先は、上野動物園の隣に建つ「東京都美術館」



東京都美術館(1975年 設計:前川國男)



200名近い参加者は半数以上が女性。関心の多さを受けてか、次回の講演のテーマは『女性建築家』
(小川氏の HP から拝借した画像をモザイク加工しました)


今回のテーマ『日本で活躍した外国人建築家』では、有名な6人の建築家が紹介されました。

ジョサイア・コンドル  フランク・ロイド・ライト  ウィリアム・メレル・ヴォーリズ

ブルーノ・タウト  ル・コルビュジエ  アントニン・レーモンド(来日順)

来日した建築家は総勢100人に上るそうで、どのような思いでアジアの小さな国を目指したのでしょうね。



国立西洋美術館(1959年 設計:ル・コルビュジエ) この日は展示入れ替えのため休館
コルビュジエは、日本の近代建築に最も大きな影響を与えた建築家と言われています。



東京文化会館(1961年 設計:前川國男) 国立西洋美術館の真向かいに建っています。


前川國男はコルビュジエの弟子であり、コルビュジエは世界中に数多くの作品を遺していますが、

こうして師弟の作品が向かい合って建つのは、ここ上野恩賜公園だけだそうです。



東京文化会館 ホワイエ 
この日は立ち入ることができなかったおかげで、誰もいない空間を2階のレストランからパチリ
樹木のような柱が上野の森の続きにも見え、見上げれば星空のごとき天井の照明。


短い滞在で帰国した建築家もいれば、日本を愛し、この国で生涯を終えた建築家もいましたが、

日本の近代建築が豊かになったのは、多くの外国人建築家の貢献があったからこそでしょう。


お読みくださいまして、ありがとうございます。
東京文化会館が昭和36年に開館した当初からの
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