中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

どんな支援制度があるか分からない??

2017年09月02日 06時47分09秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」238ページ「第2-1-84図 安定成長型企業と安定成長型になれなかった企業別に見た、成長段階ごとに利用した支援施策等の内容」をみましたが、今日は241ページ「第2-1-85図 持続成長型企業の、成長段階ごとの資金調達における課題」をみます。

下図から持続成長型の企業が資金調達において課題となったことについて、成長段階別に比較した図を見ると、創業期は「融資を受けられなかった」が最も高くなっているが、成長初期と安定・拡大期は「融資条件のミスマッチ」の割合が最も高くなっていることから、成長段階が進むにつれて課題が変化していることが分かります。

続いて、出資の受入れにおける課題について見てみると、いずれの成長段階においても「出資を受けられなかった」の割合が最も高くなっている。

最後に、補助金・助成金活用における課題について見てみると、創業期は「どんな支援制度があるか分からない」の割合が高いことが分かる。

白書は、成長初期、安定・拡大期については、前掲第 2-1-69 図の安定成長型企業の資金調達における課題と同様に、「手続等の煩雑さ」の割合が最も高くなっているが、その一方で、持続成長型企業については、成長初期、安定成長期において、「どんな支援制度があるか分からない」と回答した割合が安定成長型企業のように低くなってはいないことが分かる。

一般的に、創業期にはどのような補助金や助成金があるのか分からずこれらが活用できないケースは多いと考えられるが、持続成長型企業の場合には、成長段階が進むにつれて、補助金・助成金の認知度は若干向上しているものの、安定成長型に比べて低い水準にとどまっていることからも、補助金・助成金の活用が進みにくくなっていることが推察される、とあります。

補助金・助成金を活用することには賛成しますが、その情報収集や資料作成はあまりに負担が多く、支援が受けられる確率が低いので、私はこれらは中小企業経営者の仕事ではないと考えています。お近くの中小企業診断士に相談するのがコスパが最高です!!

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