中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

小規模法人・個人事業者でも後継者は7割いる!!

2017年09月16日 05時13分37秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」262ページ「第2-2-8図 後継者選定状況・親族外承継の現状」をみましたが、今日は264ページ「第2-2-10図 後継者選定状況・親族外承継の現状」をみます。

下図から小規模事業者の経営者について、後継者の選定状況、親族内外承継の割合、親族外承継の場合の内訳を見ると、小規模法人・個人事業者共に、後継者が決まっている割合は約半数であり、候補者がいる者もあわせると約7割を占めることが分かります。

白書は、こうした後継者・後継者候補との関係を親族内・親族外で分けると、親族外を後継者・後継者候補とする割合は、小規模法人で 9.7%、個人事業者で 4.9%となっており、中規模法人と比べると極端に低くなっている。

小規模事業者においては、親族外承継はまだ有力な選択肢とはなっていないことが分かる。

こうした親族外承継の内訳を見ると「親族以外の従業員」が最も多く、小規模法人で 64.6%、個人事業者で10 69.3%を占めており、「親族以外の役員」とあわせると、社内の人材が大半を占めている、とあります。

次に、小規模事業者の親族内承継の内訳について見ると、後継者・後継者候補を「子供」とする割合は、小規模法人で 88.7%、個人事業者で92.2%を占めており、小規模事業者でも親子間承継が依然として最有力な選択肢になっていることが分かります。

昨日、後継者候補がいる中規模企業は7割でしたが、小規模においても同水準ということですね。今、某地域で事業承継のアンケートを行っています。果たして7割になるのか、ここがポイントになりそうですね。

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