zおはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2017年版「中小企業白書」の31ページ「第1-2-8図 開業率・廃業率の推移」をみましたが、今日は32ページ「第1-2-9図 業種別開廃業率の分布状況(2015年度)」をみます。
下図から。業種別開廃業率の分布状況を見ると、開業率の水準については、製造業が 1.9%と最も低く、事業所数も多いため、全体の開業率を大きく押し下げていることが分かります。
他方で、最も開業率が高い業種は、宿泊業,飲食サービス業の 9.7%で、次いで、建設業、生活関連サービス、娯楽業となっています。
廃業率について、業種別の差異は小さくなっており、最も廃業率が低い業種は、医療,福祉の 2.4%で廃業率を押し下げており、最も高い業種は宿泊業,飲食サービス業の 6.4%で廃業率を押し上げています。
他方で、開業率で差が見られた製造業と建設業については、廃業率はおおむね同水準となっています。
白書は、開業率については、宿泊業,飲食サービス業は開業率が高いだけでなく事業所数が一定程度あること、また、建設業についても開業率の水準は 2 番目に高く、事業所数は最も多いため、この2 業種が全体の開業率を押し上げているといえる。
開業率、廃業率の 2 つを並べ、業種別に確認すると、開業率・廃業率共に平均を超え、事業所の入れ替わりが盛んであるのが、宿泊業,飲食サービス業、生活関連サービス,娯楽業であり、開業率が高く廃業率が低い業種が建設業、開業率・廃業率とも低い業種は製造業、卸売業であった、とあります。
BCGのポートフォリオをイメージしながら、このグラフを見ると、開業率が高い業種の事業環境が良い訳でも、廃業率が高い業種のそれが悪い訳でもないということを再認識し、かつ、自社のポジショニングを考えるきっかけになりますね!
昨日は2017年版「中小企業白書」の31ページ「第1-2-8図 開業率・廃業率の推移」をみましたが、今日は32ページ「第1-2-9図 業種別開廃業率の分布状況(2015年度)」をみます。
下図から。業種別開廃業率の分布状況を見ると、開業率の水準については、製造業が 1.9%と最も低く、事業所数も多いため、全体の開業率を大きく押し下げていることが分かります。
他方で、最も開業率が高い業種は、宿泊業,飲食サービス業の 9.7%で、次いで、建設業、生活関連サービス、娯楽業となっています。
廃業率について、業種別の差異は小さくなっており、最も廃業率が低い業種は、医療,福祉の 2.4%で廃業率を押し下げており、最も高い業種は宿泊業,飲食サービス業の 6.4%で廃業率を押し上げています。
他方で、開業率で差が見られた製造業と建設業については、廃業率はおおむね同水準となっています。
白書は、開業率については、宿泊業,飲食サービス業は開業率が高いだけでなく事業所数が一定程度あること、また、建設業についても開業率の水準は 2 番目に高く、事業所数は最も多いため、この2 業種が全体の開業率を押し上げているといえる。
開業率、廃業率の 2 つを並べ、業種別に確認すると、開業率・廃業率共に平均を超え、事業所の入れ替わりが盛んであるのが、宿泊業,飲食サービス業、生活関連サービス,娯楽業であり、開業率が高く廃業率が低い業種が建設業、開業率・廃業率とも低い業種は製造業、卸売業であった、とあります。
BCGのポートフォリオをイメージしながら、このグラフを見ると、開業率が高い業種の事業環境が良い訳でも、廃業率が高い業種のそれが悪い訳でもないということを再認識し、かつ、自社のポジショニングを考えるきっかけになりますね!