Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

夏の映画の偏差値表

2015-08-09 05:24:58 | コラム
夏の映画が出揃ったので、偏差値でランキングをつけてみる。


<ランクA ~偏差値70~>

『野火』

大岡昇平の戦争文学を、インディーズの雄・塚本晋也が執念の映画化。



手加減なしの濃密な90分は、空虚な180分の大作以上に疲労困憊になる。

<ランクB ~偏差値60後半~>

『この国の空』

脚本家・荒井晴彦が久し振りにメガホンを持った力作。



戦後70年だからか、今夏は戦争を扱った日本映画が目立つが、兵士であったり市井の民であったり政治家であったりと、主人公が「かぶっていない」ので、それぞれ等しく観る価値がある、、、と思う。

<ランクC ~偏差値60前半~>

『ジュラシック・ワールド』

(少なくとも)スピルバーグが撮った第二弾よりも、出来がいい。
テクノロジーの進化ではなく、サービス精神の過剰さに感心した。

『バケモノの子』

前作には及ばぬが、なんとなく「ポスト宮崎駿」の立場になってしまった細田守という男の覚悟が感じられ、好感が持てる・・・というか、応援したくなってしまうのだ。

<ランクD 偏差値50>

『日本のいちばん長い日』

長さを感じさせない、緩急をつけた演出がよかった。
モックンの昭和天皇も、悪くない。

『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』

トム・クルーズの「ひとりサーカス」を見せられている気分だが、では凡庸かといえば、そんなこともない。



まったくもって、一流のサーカスなのである。

<ランクE 偏差値40>

『進撃の巨人』

公開前から「否」の目立った作品だが、原作と無縁の人間からすれば、まあまあ楽しめた。

大絶賛! というわけにはいかないが、特撮部分におおいに感心。









<ランクF 偏差値30前半>

『HERO』

チンカス。

いや、チンカス以下か。

とりあえず、コンジロームと評しておこう。
つまり性病と同じくらい厄介で、有害な映画であると。





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明日のコラムは・・・

『昔の話だ。いまは我々と同じく、小便するために深夜に目を覚ます。』

コメント (3)
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