らいくー「だー」→「だー」てぃだんしんぐ(ダーティ・ダンシング)。
嫌い・・・ではなく、むしろ好きな俳優なのだが、中学・高校時代に愛読していた雑誌『ロードショー』の紹介文が気に入らないというか、そうかなぁ! ちがうんじゃないかなぁ!! と思った俳優さんがふたり。
バート・レイノルズと、
パトリック・スウェイジ。
『ロードショー』さんは、このふたりの俳優のことを「セクシー」と評していたの。
そうかなぁ!
ちがうんじゃないかなぁ!!
・・・と、中学時代の自分は思っていたわけ。
セクシーって、隠しても隠しても漏れ出てくる色香―みたいなもの、だと思っていたから、ひどくイヤらしい感じのするバートちゃんとパトリックちゃんは、男として好きだけれども、セクシーではないのではないかと。
それはともかく。
日本での人気はイマヒトツだったものの、バート・レイノルズの米国における人気はバツグンだった。
それと比すと、パトリック・スウェイジは過小評価されている感じがする。
まさか、こんなにも早く亡くなる―膵臓癌、享年57歳―とは思っていなかったからねぇ、自分もこのひとのことをきちんと評する機会を用意出来なかった。
『ゴースト』(90)ではショートカットのデミ・ムーアばかりが絶賛され、『ハートブルー』(91)ではキアヌだけがキャーキャー騒がれたものなぁ、ちょっと可哀想な気もしてきた。
彼をセクシーと評する流れが出来たのは、おそらく『ダーティ・ダンシング』(87)がきっかけ。
お嬢ちゃん女子高生が、父親の反対に逆らいダンスインストラクターと恋に落ちる―物語そのものは陳腐ではあるものの、そこに流れる音楽とダンスシーンが評判を呼んでヒットを記録した。
女子高生をジェニファー・グレイが、そしてインストラクターをスウェイジが演じた。
ジェニファー・グレイはパッとしなかった女優のひとり、でもフツーに美人だし、自分は好きだった。
だからこの映画も、
「ジャガイモ顔のスウェイジなんか、いいんだよ! グレイちゃんを映せ!!」
などとイライラしながら鑑賞したものである。
ごめんね、スウェイジちゃん。
この映画のタイトル「ダーティ」(Dirty)は、ハリー・キャラハン刑事が「ダーティ」と呼ばれていたのと「同じような意味合いで」冠されている。
直訳しちゃうと「汚いダンス」となってしまうが、ただ、時代や舞台によっては、男女があまりにも密着し過ぎることから「汚らわしい」と解釈され、10代では早過ぎるとか、なんとかいわれたり。
なんといっても米国の不良は、グループでダンスしちゃうんだからね!!
日本のミュージシャンも、とくに若いひとはダンスが必須となってきた感があるし、みんな上手だとは思う。
けれども、こういう映画を観ると、ポテンシャルという点ではアングロサクソンには敵わないな!! と感心してしまうのであった。
あすのしりとりは・・・
だーてぃだんしん「ぐ」→「ぐ」りーんべれー。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『シネマしりとり「薀蓄篇」(134)』
嫌い・・・ではなく、むしろ好きな俳優なのだが、中学・高校時代に愛読していた雑誌『ロードショー』の紹介文が気に入らないというか、そうかなぁ! ちがうんじゃないかなぁ!! と思った俳優さんがふたり。
バート・レイノルズと、
パトリック・スウェイジ。
『ロードショー』さんは、このふたりの俳優のことを「セクシー」と評していたの。
そうかなぁ!
ちがうんじゃないかなぁ!!
・・・と、中学時代の自分は思っていたわけ。
セクシーって、隠しても隠しても漏れ出てくる色香―みたいなもの、だと思っていたから、ひどくイヤらしい感じのするバートちゃんとパトリックちゃんは、男として好きだけれども、セクシーではないのではないかと。
それはともかく。
日本での人気はイマヒトツだったものの、バート・レイノルズの米国における人気はバツグンだった。
それと比すと、パトリック・スウェイジは過小評価されている感じがする。
まさか、こんなにも早く亡くなる―膵臓癌、享年57歳―とは思っていなかったからねぇ、自分もこのひとのことをきちんと評する機会を用意出来なかった。
『ゴースト』(90)ではショートカットのデミ・ムーアばかりが絶賛され、『ハートブルー』(91)ではキアヌだけがキャーキャー騒がれたものなぁ、ちょっと可哀想な気もしてきた。
彼をセクシーと評する流れが出来たのは、おそらく『ダーティ・ダンシング』(87)がきっかけ。
お嬢ちゃん女子高生が、父親の反対に逆らいダンスインストラクターと恋に落ちる―物語そのものは陳腐ではあるものの、そこに流れる音楽とダンスシーンが評判を呼んでヒットを記録した。
女子高生をジェニファー・グレイが、そしてインストラクターをスウェイジが演じた。
ジェニファー・グレイはパッとしなかった女優のひとり、でもフツーに美人だし、自分は好きだった。
だからこの映画も、
「ジャガイモ顔のスウェイジなんか、いいんだよ! グレイちゃんを映せ!!」
などとイライラしながら鑑賞したものである。
ごめんね、スウェイジちゃん。
この映画のタイトル「ダーティ」(Dirty)は、ハリー・キャラハン刑事が「ダーティ」と呼ばれていたのと「同じような意味合いで」冠されている。
直訳しちゃうと「汚いダンス」となってしまうが、ただ、時代や舞台によっては、男女があまりにも密着し過ぎることから「汚らわしい」と解釈され、10代では早過ぎるとか、なんとかいわれたり。
なんといっても米国の不良は、グループでダンスしちゃうんだからね!!
日本のミュージシャンも、とくに若いひとはダンスが必須となってきた感があるし、みんな上手だとは思う。
けれども、こういう映画を観ると、ポテンシャルという点ではアングロサクソンには敵わないな!! と感心してしまうのであった。
あすのしりとりは・・・
だーてぃだんしん「ぐ」→「ぐ」りーんべれー。
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明日のコラムは・・・
『シネマしりとり「薀蓄篇」(134)』