Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

昔の話だ。いまは我々と同じく、小便するために深夜に目を覚ます。

2015-08-10 07:54:34 | コラム
A「誰か、この刑務所の構造に詳しいものは居ないのか」
B「・・・ひとり、心当たりが」
C「・・・あいつを出所させる? 二度も脱獄した、あいつを!?」
B「緊急事態じゃないか」
C「あのときも、そんなことをいって、まんまと逃げられた」
B「じゃあ、ほかに居るのか」
C「ともかく、あいつだけはダメだ。元スパイで、脱獄のプロだぞ」

B「昔の話だ。いまは我々と同じく、小便するために深夜に目を覚ます」

~映画『ザ・ロック』(96)より~

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元々が「やや」不眠症の気質なのだが、ここ最近、夜に何度も目を覚ます。

ビールばっかり呑んでいるからだろう、小便が近いというのもあるし、喉が異常に乾いているというのもあるし。

ふらふらの体で便座に座り、スマホをいじりながら小便をする。
(そう自分は、可能なかぎり座って小便をする)

冷蔵庫を開け、その前にしゃがみ込み、冷たい麦茶をごくごくと。
(ごめん、節電出来ていない)

で、再びベッドにごろん。

この繰り返しで、あっという間に朝を迎える。


この暑さのせいだ―と、カミュが創り出した主人公を真似てみたい気持ちもあるし、実際そうなのかもしれないが、
いやいやそれだけではなかろう、たぶんトシを取ったのだ、、、と。

その証拠に、べつに熱帯夜ではないとしても目が覚めるようになったし。

『ザ・ロック』で、「じじい」呼ばわりされるメイソン(ショーン・コネリー)と同じということか。

まぁ、あのキャラと同じと評されるのであれば名誉なことである。

彼は「初めて会った」娘に、こういう。

「―お前は、俺という人間が存在したことを証明する、唯一の存在なんだ」
「なによ、いまさら。遅過ぎるわ」
「・・・お前と会ったときの台詞を何遍も(獄中で)練習してきたのに、このザマだ」

「これだけは信じてくれ、俺は、悪い人間ではない」

マイケル・ベイが手がけたから雑な創りの映画だが、それでも見どころが多くて何度も観返したくなるのは、コネリーやエド・ハリスが演じたキャラクターに深みがあったから、、、なのではないかな。


話を戻す。


そういえば。
大食漢であることは未だ否定しないが、昔ほどは喰えなくなったことはたしか。

小便も精子もキレが悪い。
終わったと思った数秒後に、残り汁がタラリトロリと出来たりさ!

いっつも痰がからんでいるような気もする。

専門とする映画の作品名や人名がサッと出てこなくなった。

トシといっても、まだ40代だぜコノヤロウ、衰え? が早いのは、あるいは食生活が原因かもしれない。酒が原因かもしれない。煙草が原因かもしれない。自慰のし過ぎも、ひょっとしたら・・・。

などと考えるも、それを改善しようとは(いまのところ)思わない。

これで完全に食欲が止まったり、酒を美味と感じなくなったり、それこそEDになってしまったら、急になんとかしようとするのだろうけれども。


とりあえずは、様子見ということで。

秋になっても冬になっても同じような症状であれば、少しは考えるようになるだろう。





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明日のコラムは・・・

『にっぽん男優列伝(290)福士蒼汰』

コメント (2)
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