バンド名から連想する映画を挙げていくシリーズの、きょうは最後。
トリはやっぱり、自分が最も愛するバンド「The Rolling Stones」に登場してもらいましょう。
ジイサンになっても不良をやっている。
映画との相性もバツグン。
ミック・ジャガーの声が好き。
自分がこのバンドを愛する3つの理由だが、まずバンド名がいかしているじゃない。
直訳すれば「転がる石」。
ボブ・ディランの代表曲でもあるが、ヒトの一生を端的に表現していて素晴らしい。
強固な意志・意思を持つものも含めて、みんなが転がる石なんじゃないかと。
映画は、モノガタリではなくヒトガタリ。
ということは、「すべての映画が転がる石を見つめたものだ」と極論を述べることだって出来る。
きょうは、そのなかでも転がる石であろうことを「強調したかのような」映画を10本選んでみた。
(1)『ミラーズ・クロッシング』(90)
転がる石を、風に舞う帽子で表現して秀逸。
ここに流れる、カーター・バーウェルのテーマ曲も素晴らしい。
(2)『西鶴一代女』(52)
仏像たちの顔が、これまで関わってきた男たちとオーバーラップしていく。
ある娼婦の、哀しくて美しい物語。
(3)『ガープの世界』(82)
波乱に満ちた生涯を「なんてこと、ない」ように描く。
これがジョン・アービングの世界。
(4)『用心棒』(61)
宿場町を、ほとんどゴーストタウンのように荒らして去っていく。
三十郎は、悪党を斬るのが好きなのか、あるいは、シャッター商店街を作り出す悪魔なのか。
(5)『ブギーナイツ』(97)
デカチンであったがために、ポルノ業界の隆盛と衰退を目の当たりにする青年。
でも青春って、そんなものだろう。
(6)『クライング・ゲーム』(92)
基本、受動の主人公が、最後の最後に能動の役割を果たす。
愛のためなら、なんだってするのさ!!
(7)『モダン・タイムス』(36)
ただ喰うために働きたいだけなのに、彼の人生はなぜ、これほどまでに騒々しくなってしまうのだろうか。
(8)『ランボー』シリーズ(82~)
かつての上司、トラウトマンが「なにもかも」悪い。
ランボーは、ぜんぜん悪くないのだよ!!笑
(9)『インファナル・アフェア』(2002)
精神をすり減らす、潜入捜査官という仕事。
格好いいが、やりたいとは思わないよね。
(10)『アンダーグラウンド』(95)
国家に翻弄されるひとびとを描き、胸をえぐられるような思い。
それでもヒトは、生きていくんだ。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『ひまつ』
トリはやっぱり、自分が最も愛するバンド「The Rolling Stones」に登場してもらいましょう。
ジイサンになっても不良をやっている。
映画との相性もバツグン。
ミック・ジャガーの声が好き。
自分がこのバンドを愛する3つの理由だが、まずバンド名がいかしているじゃない。
直訳すれば「転がる石」。
ボブ・ディランの代表曲でもあるが、ヒトの一生を端的に表現していて素晴らしい。
強固な意志・意思を持つものも含めて、みんなが転がる石なんじゃないかと。
映画は、モノガタリではなくヒトガタリ。
ということは、「すべての映画が転がる石を見つめたものだ」と極論を述べることだって出来る。
きょうは、そのなかでも転がる石であろうことを「強調したかのような」映画を10本選んでみた。
(1)『ミラーズ・クロッシング』(90)
転がる石を、風に舞う帽子で表現して秀逸。
ここに流れる、カーター・バーウェルのテーマ曲も素晴らしい。
(2)『西鶴一代女』(52)
仏像たちの顔が、これまで関わってきた男たちとオーバーラップしていく。
ある娼婦の、哀しくて美しい物語。
(3)『ガープの世界』(82)
波乱に満ちた生涯を「なんてこと、ない」ように描く。
これがジョン・アービングの世界。
(4)『用心棒』(61)
宿場町を、ほとんどゴーストタウンのように荒らして去っていく。
三十郎は、悪党を斬るのが好きなのか、あるいは、シャッター商店街を作り出す悪魔なのか。
(5)『ブギーナイツ』(97)
デカチンであったがために、ポルノ業界の隆盛と衰退を目の当たりにする青年。
でも青春って、そんなものだろう。
(6)『クライング・ゲーム』(92)
基本、受動の主人公が、最後の最後に能動の役割を果たす。
愛のためなら、なんだってするのさ!!
(7)『モダン・タイムス』(36)
ただ喰うために働きたいだけなのに、彼の人生はなぜ、これほどまでに騒々しくなってしまうのだろうか。
(8)『ランボー』シリーズ(82~)
かつての上司、トラウトマンが「なにもかも」悪い。
ランボーは、ぜんぜん悪くないのだよ!!笑
(9)『インファナル・アフェア』(2002)
精神をすり減らす、潜入捜査官という仕事。
格好いいが、やりたいとは思わないよね。
(10)『アンダーグラウンド』(95)
国家に翻弄されるひとびとを描き、胸をえぐられるような思い。
それでもヒトは、生きていくんだ。
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明日のコラムは・・・
『ひまつ』