Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(143)

2015-10-28 05:56:23 | コラム
くしゃ「み」→「み」みをすませば(耳をすませば)

まずは個人的な、ジブリアニメーションのベスト5を挙げてみる。

『魔女の宅急便』(89)
『風立ちぬ』(2013)
『かぐや姫の物語』(2013)
『風の谷のナウシカ』(84)
『千と千尋の神隠し』(2001)

なんだか宮崎爺「限定」のようになってしまったが、高畑爺の作品もひとつ入っているので。

ついでに、ワーストあるいは苦手なジブリアニメーションをみっつ。

『おもひでぽろぽろ』(91)
『ゲド戦記』(2006)
『火垂るの墓』(88)


ジブリの未来を期待されていた矢先に急逝してしまった、近藤喜文の『耳をすませば』(95)は、ベストにもワーストにも入らない。
特別好きなわけではないが、嫌いでもないよ、、、という作品。

個人的にはそうなのだが、この作品を支持するひとの多さって、作品の規模やカラーからいって「少し異様なほど」なのだった。

かなりの確実で、この作品の名が挙がるのである。

多摩市を舞台とする、青春の物語。

最近はアニメーションの舞台となった地域を「聖地」と呼び、ファンが観光することが当たり前になっている。
この映画も「聖地」が「観光化」していて、たとえば聖蹟桜ヶ丘の「いろは坂」を訪れるひとは未だに居るそうだ。







うん、自分も行った。
以前住んでいたところから、チャリで30分程度だったし。
現在の町田市からだって、行けなくはない距離なのである。

ヒロインの名前は、月島雫。
この映画の公開以降、雫と名のつく子どもが増えたと感じている・・・のだが、このあたりからも支持率の高さがうかがえるかもしれない。

読書好きな雫が淡い恋を経験しながら、夢に進んでいく姿を描く。

「なんてことない話」だが、「なんてことないから、いい。」のだと支持者の友人はいう。

分かるけどね、そういう感覚。


前述したとおり、自分は「特別好きなわけではないが、嫌いでもないよ」という程度の作品。

それでも好きなシーンがあって、それは、処女作を読んでもらった雫が、

「一生懸命書いたのが伝わってくる。あなたの才能の原石が、きらきら輝いている」

という感想をもらい、号泣するところ。

うんうん、分かる分かる!! という感じ。


理解者がひとりでも居てくれれば、それで、なんとかやっていけるものなんだよねぇ。






あすのしりとりは・・・
みみをすませ「ば」→「ば」かやろー。

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(144)』

コメント (2)
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