Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

緑で埋め尽くせ

2015-10-05 05:33:41 | コラム
今月22日より、東京国際映画祭が開催される。

今年は開催場所を分散し、新宿でも特別企画のプログラムを割安料金で触れることが出来る。

いちばんの目玉は、アニメーション『ガンダム』の映画シリーズ一挙上映、、、かなぁ。



もちろん自分も行く。
これを観る。
ワクワクしている。

・・・のだが、映画祭の個性というものを考えた場合、もうちょっとどちらか―大作主義とか、その逆であるとか―に振り切れたほうがいいのではないか、と(毎年毎年)思っている。

三大映画祭のなかでも頭ひとつ抜きん出ている、カンヌ映画祭なら自然とカラー「みたいなもの」が出るわけだが。
もうすでに、カンヌはブランドだからね。

残るふたつも、ベルリンは社会性が「極端に」強いものをセレクトし、ベネチアは作家性の強い監督を擁護してくれる傾向にある、、、と。

今年で28歳になるTOKYOには、そういうものがない。

これだ! と思って企画したのが、レッドではなくグリーンのカーペットだったとのだと思う。

エコを全面に打ち出すっていうね。



・・・・・。

いや悪くないよ。
けっして、悪くない。

でもその割には、単にグリーンカーペットを敷いただけの印象しかないんだ。

どうせやるなら、徹底しようよと。

エコをテーマにした映画祭にすればいいじゃない。
規模は小さくなるかもしれない、話題性に乏しいかもしれない。

けれどもね。
海外では、ドキュメンタリーだけに焦点を当てた「山形ドキュメンタリー映画際」のほうが、地域性を活かした「ゆうばり映画祭」のほうが、有名だって気づいてた?

それはやっぱり、方向性が特色が、誰にでも「はっきりと」分かるから、、、なのだと思う。

悔しくないか? TOKYO関係者さんよ。

自分もTOKYOが好きだから、いつか四大映画祭のひとつと称されてほしいから、ワクワクしつつ注文をつけておきたい。

もっと攻めようぜ。
映画祭を、緑で埋め尽くそうぜ。





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明日のコラムは・・・

『初体験 リッジモント・ハイ(146)』

コメント (1)
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