65年8月31日生まれ、50歳。
静岡出身。
公式サイト
実社会における人間関係もそうですが、映画監督や映画俳優とのファーストコンタクトって重要です。
初っ端で「あれれ…」みたいなことになると、先入観が植え付けられ、その印象のままで2作目3作目に触れてしまいがちですから。
別所哲也(べっしょ・てつや)さんといえば、「ハムのひと」。
丸大食品のCMで有名ですからね、お中元・お歳暮はハム! みたいな。
さらに、ラジオ「J-WAVE」の朝の顔としても有名。
自分もときどき、聴いています。
もうひとつ、短編映画を推進する運動家という一面もあります。
これに関しては、もっともっと評価されていいのではないでしょうか。
・・・ですが、
けっこう長いこと映画ファンをやっているひとにとって、別所さんといえば、まずは『クライシス2050』(90)なんですね。
いわゆるビッグバジェットの米産SFですが、出資は学研とNHK。
チャールトン・ヘストンが主演し、鳴り物入りで公開された―にも関わらず、スッカスカのハリボテ的な内容と映像に映画ファン・SFファン・批評家から一斉に攻撃を受けて撃沈、興行的にも大赤字となりました。
別所さんの映画俳優としてのデビュー作でもあります。
別所さんは「ぜんぜん」悪くない、ガタイがいいからスクリーン映えもする・・・のに、これがファーストコンタクトとなってしまったため、多くの映画ファンが「この程度の俳優さんね」と思ってしまったのです。
自分も、そんな大多数のひとりです。
そう考えると、よく現在のポジションに辿り着いたなぁ!! と思いますよほんとうに。
人生、なにがあるか分かりません。
<経歴>
映画倫理委員会、いわゆる映倫の委員(最年少)でもあります。
慶應義塾大学に在学中、『ファンタスティックス』というミュージカルに出演。
これが、芸能界のデビュー作となります。
90年に前述した『クライシス2050』に出演、同時にSAGという俳優の組合に加入しました。
日本にはない制度ですので、別所さん大変だとは思いますが、こういうことを日本に働きかけてほしい、、、と思っている俳優の卵さん、いっぱい居るのではないかしら?
『クライシス』によるキャリア的な危機をなんとかしようと、90年代は積極的に日本メジャーに出演。
『波の数だけ抱きしめて』(91)、『豪姫』(92)、『ゴジラVSモスラ』(92)、『RAMPO 奥山監督版』(94)、『時の輝き』(95)、『WINDS OF GOD』(95)、『日本一短い「母」への手紙』(95)。
・・・しかし、作品に恵まれず(何度もいいますが)スクリーン映えするガタイを持て余している感が強かったです。
96年、『大統領のクリスマスツリー』で初主演を飾る。
『パラサイト・イヴ』(97)や『メッセンジャー』(99)、『ekiden 駅伝』(2000)など、相変わらず映画キャリアは「・・・」な感じですが、
英語は堪能だし、元来がプロデューサー気質の持ち主、このころより短編映画の推進運動を開始して、映画を学ぶ学生のアニキ的存在となっていきます。
それと呼応するかのように、近年は映画作品も良質なものが増えてきました。
『13階段』(2003)、一人六役の声優にチャレンジした『ツナグ』(2012)、『向日葵の丘・1983年夏』(2015)、そして最新作は来年公開の『マザーレイク』。
やや面白みに欠ける・・・と書こうとしたのですが、
って、書いちゃったけれども、映画に関して一生懸命なので、そんなこといっちゃいけないような、すごく立派なひと、、、なのだと思います。
次回のにっぽん男優列伝は、ベンガルさんから。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『おおきくなあれ?』
静岡出身。
公式サイト
実社会における人間関係もそうですが、映画監督や映画俳優とのファーストコンタクトって重要です。
初っ端で「あれれ…」みたいなことになると、先入観が植え付けられ、その印象のままで2作目3作目に触れてしまいがちですから。
別所哲也(べっしょ・てつや)さんといえば、「ハムのひと」。
丸大食品のCMで有名ですからね、お中元・お歳暮はハム! みたいな。
さらに、ラジオ「J-WAVE」の朝の顔としても有名。
自分もときどき、聴いています。
もうひとつ、短編映画を推進する運動家という一面もあります。
これに関しては、もっともっと評価されていいのではないでしょうか。
・・・ですが、
けっこう長いこと映画ファンをやっているひとにとって、別所さんといえば、まずは『クライシス2050』(90)なんですね。
いわゆるビッグバジェットの米産SFですが、出資は学研とNHK。
チャールトン・ヘストンが主演し、鳴り物入りで公開された―にも関わらず、スッカスカのハリボテ的な内容と映像に映画ファン・SFファン・批評家から一斉に攻撃を受けて撃沈、興行的にも大赤字となりました。
別所さんの映画俳優としてのデビュー作でもあります。
別所さんは「ぜんぜん」悪くない、ガタイがいいからスクリーン映えもする・・・のに、これがファーストコンタクトとなってしまったため、多くの映画ファンが「この程度の俳優さんね」と思ってしまったのです。
自分も、そんな大多数のひとりです。
そう考えると、よく現在のポジションに辿り着いたなぁ!! と思いますよほんとうに。
人生、なにがあるか分かりません。
<経歴>
映画倫理委員会、いわゆる映倫の委員(最年少)でもあります。
慶應義塾大学に在学中、『ファンタスティックス』というミュージカルに出演。
これが、芸能界のデビュー作となります。
90年に前述した『クライシス2050』に出演、同時にSAGという俳優の組合に加入しました。
日本にはない制度ですので、別所さん大変だとは思いますが、こういうことを日本に働きかけてほしい、、、と思っている俳優の卵さん、いっぱい居るのではないかしら?
『クライシス』によるキャリア的な危機をなんとかしようと、90年代は積極的に日本メジャーに出演。
『波の数だけ抱きしめて』(91)、『豪姫』(92)、『ゴジラVSモスラ』(92)、『RAMPO 奥山監督版』(94)、『時の輝き』(95)、『WINDS OF GOD』(95)、『日本一短い「母」への手紙』(95)。
・・・しかし、作品に恵まれず(何度もいいますが)スクリーン映えするガタイを持て余している感が強かったです。
96年、『大統領のクリスマスツリー』で初主演を飾る。
『パラサイト・イヴ』(97)や『メッセンジャー』(99)、『ekiden 駅伝』(2000)など、相変わらず映画キャリアは「・・・」な感じですが、
英語は堪能だし、元来がプロデューサー気質の持ち主、このころより短編映画の推進運動を開始して、映画を学ぶ学生のアニキ的存在となっていきます。
それと呼応するかのように、近年は映画作品も良質なものが増えてきました。
『13階段』(2003)、一人六役の声優にチャレンジした『ツナグ』(2012)、『向日葵の丘・1983年夏』(2015)、そして最新作は来年公開の『マザーレイク』。
やや面白みに欠ける・・・と書こうとしたのですが、
って、書いちゃったけれども、映画に関して一生懸命なので、そんなこといっちゃいけないような、すごく立派なひと、、、なのだと思います。
次回のにっぽん男優列伝は、ベンガルさんから。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『おおきくなあれ?』