Cape Fear、in JAPAN

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にっぽん男優列伝(301)ベンガル

2015-10-24 05:32:57 | コラム
51年8月17日生まれ、64歳。
東京出身。

公式プロフィール

ベンガルさんには、何度かお会いしたことがあります。

有名人に会っても、あんまりサインをねだらないタイプなのですけれど・・・

こういう特殊なひと? ほかに漫画家の蛭子能収さんとかには、嫌な顔されてもねだっちゃいますかね~。

で、かわいいサインをいだたきました。



イメージしていたより、大きいひと。
身長175cmあるんですよね、舘ひろしや柴田恭兵に挟まれると、そんな感じがぜんぜんしません。

そう、映画やテレビドラマで数々の脇役・端役を演じていますが、多くのひとにとってベンガルさんといえば、『あぶない刑事』シリーズ(86~98)で演じた「落としのナカさん」でしょう。

コメディリリーフとして、扇子を小道具に沢山の笑いを生み出してくれました。

そのため喜劇俳優のように捉えられがちですが、怒るとけっこう怖そうです。
そうした可能性を見抜いたのが、映画監督としてベテランになる前の北野武。

『3―4X10月』(90)における、大友組幹部・武藤の演技は素晴らしいものがありました。

「武藤、さんだろう。お前、ここでは敬語だけど、外で会ったら知らんからな」

台詞は正確ではないけれど・・・自分は、この演技をベンガルさんのベストパフォーマンスに選びますね。




<経歴>

芸名は、唐十郎の舞台『ベンガルの虎』のシーンを物真似することが多く、同志たちが「からかい半分に」名付けたもの、、、なんだそうです。

自由劇場を経て、「劇団東京乾電池」の結成に関わる。

映画俳優デビュー作は、79年のポルノ『Mrジレンマン 色情狂い』。

『男はつらいよ 旅と女と寅次郎』(83)から一般映画に進出し、
以後、『異人たちとの夏』(83)、『結婚案内ミステリー』(85)、『大奥十八景』(86)、『マルサの女』(87)などでバイプレーヤーぶりを発揮、

前述したテレビシリーズ『あぶない刑事』で知名度もアップしました。

その映画版として・・・

『あぶない刑事』(87)
『またまたあぶない刑事』(88)
『もっともあぶない刑事』(89)
『あぶない刑事リターンズ』(96)
『あぶない刑事フォーエヴァーTHE MOVIE』(98)
『まだまだあぶない刑事』(2005)

その他の出演作も沢山ありますので、列挙していきましょう。

『バカヤロー!2 幸せになりたい。』(89)、
初主演映画となる『北京的西瓜』(89)、
『ZIPANG』(90)、『3―4X10月』、
『あさってDANCE』(91)、『青春デンデケデケデケ』(92)、『遠き落日』(92)、『病は気から 病院へ行こう2』(92)、『わが愛の譜 滝廉太郎物語』(93)、『はるか、ノスタルジィ』(93)、『僕らはみんな生きている』(93)、『ヤマトタケル』(94)『卓球温泉』(98)、『ゴジラ2000 ミレニアム』(99)、『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』(99)。

『TRICK』(2002)、『なごり雪』(2002)、『船を降りたら彼女の島』(2003)、『理由』(2004)、『雨鱒の川』(2004)、『NANA』(2005)、『KARAOKE―人生紙一重―』(2005)、
『男はソレを我慢できない』(2006)、『ピーナッツ』(2006)、『県庁の星』(2006)、『歌謡曲だよ、人生は』(2007)、『やじきた道中 てれすこ』(2007)、『チーム・バチスタの栄光』(2008)、『まぼろしの邪馬台国』(2008)、『ハッピーフライト』(2008)。

『誘拐ラプソディー』(2010)、『ゴールデンスランバー』(2010)、『かずら』(2010)、『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』(2010)、『雷桜』(2010)、『太平洋の奇跡 ―フォックスと呼ばれた男―』(2011)、『岳―ガク―』(2011)、『HOME 愛しの座敷わらし』(2012)、『みなさん、さようなら』(2013)、『0.5ミリ』(2014)、『アオハライド』(2014)、そして最新作は『マンゴーと赤い車椅子』(2015)。

オファーが絶えず、「最近、見かけない」ということが「一切ない」人気者ですよね!!

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明日のコラムは・・・

『にっぽん男優列伝(302)保阪尚希』

コメント (1)
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