Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

年末年始企画(2)ヒーロー映画10傑

2015-12-23 01:34:09 | コラム
ジャンル別映画10傑シリーズ、きょうは「ヒーロー映画」でいってみます。

勧善懲悪を体現する分かり易いヒーローも居れば、
ニューシネマの主人公たちのように屈折したヒーローも居る。
さらにいえば、アンチヒーローだって「ふつうではない」というだけで、ヒーローといえばヒーローで。

いやいや、ヒーローなんて全員が「ふつうではない」。
「ふつう」では「やっていられない」職業? なのだ。

だからであろう、
「なりたい」という気持ちを宿しているものは多いはずなのに、その先の一歩が踏み出せないのである。

男子であれば、そういう気持ちがあるほうが「ふつう」。
数年前、伊達直人を名乗る「誰か」が、子どもたちにランドセルを贈ったでしょう。

真似の出来ない行為だが、その気持ち、すげー分かる。
本人は否定するかもしれない、「私は子どもたちにランドセルを贈りたかっただけだ」と。
でも、それだけじゃないと思うんだな。

ヒーロー願望がなければ、伊達直人とは名乗らないはずだから。


ではまず、ヒーロー映画のワースト3を挙げてみようか。

(1)『ガッチャマン』(2013)

笑えることは、笑える。

ひとついえるのは、それは創り手の意図ではないということ。

(2)『バットマン フォーエヴァー』(95)

ティム・バートンが大事に大事に創り上げたであろう世界観を、冒頭5分で粉砕している。

かなーり罪深いことだと思うけれど。

(3)『最終兵器彼女』(2006)

前田亜季ちゃんが好きで、期待していたのだがな・・・。


ではいくぜ!!

※広義の意味におけるヒーローとした


(1)『用心棒』(61…トップ画像)

「斬られりゃ、痛ぇぞ」
「もうすぐ四十郎だがな」
「あばよ!!」

吐く台詞が、いちいち格好いい。

桑畑三十郎は、中学生のころから自分の「最高の」ヒーローでありつづけている。

(2)『ダークナイト』(2008)

キャラクター的にもジョーカーが、
俳優としてもジョーカーを演じたヒース・レジャーが「どうしたって」勝ってしまうのだが、

いやいや、クリスチャン・ベイルだって悪くない。



後ろ向きで、好かれることのないブルース・ウェイン(=バットマン)を自然体で演じたからこそ、ジョーカーとのコントラストが生まれたのだから。

(3)『キック・アス』(2010)

10代の少女、ヒットガールの活躍に胸躍らされるという「ちょっとした」倒錯性。




(4)『ダークマン』(90)

走って飛んで殴って蹴る―頑張るおじさん俳優リーアム・ニーソンだが、若いころからそうした可能性は宿していたんだっけ、、、と再認識することが出来る。

顔は、包帯に覆われていて分からんけど!!

(5)『座頭市物語』(62)

マイナスをプラスに変えることで、ヒーローとなる男。

自由に解釈した北野武版も悪くないが、市はやっぱり勝新ですよ。

(6)『太陽を盗んだ男』(79)

理科の先生がプルトニウム強奪して原爆を作る―どう弁護しても犯罪者だが、なぜだか憎めない。



それはディスクジョッキーの池上季実子がいうように、我々に夢を届けてくれたから、、、なのかもしれない。

(7)『スパイダーマン』(2002)

ふつうの・・・というか、「やや」オクテ・オタクのアンチャンの成長物語になっているところがいい。

それにしてもMJ役のキルスティン・ダンストは、角度によって美人になったり不細工になったり、落ち着きのない女優さんである。(でも好きよ)

(8)『インディ・ジョーンズ』シリーズ(81~)

いちばん好きなシーンは『最後の聖戦』(89)、少年時代のインディと現在のインディが「帽子で」オーバーラップしていくところ!!

しかしながら。
いちばん偉大なのはスピルバーグでもルーカスでもなく、彼らの映画に「完璧な」音楽をつけているジョン・ウィリアムズなのかもしれないなぁ~! と思うのである。

(9)『ロッキー』(76)

このシリーズがあるからこそ、シュワ氏ではなくスライ推しであるという男子は多い。



取り柄は筋肉だけ、、、というところがいい。
あぁ、あと我慢強さも。

(10)『ダーティハリー』(71)

被害者が泣き加害者が笑うような、解せない事件が起こる度にハリー・キャラハンを思う。

ヒーローが活躍する映画であっても、やはり現実社会から目を背けることは出来ないのである。

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明日のコラムは・・・

『年末年始企画(3)セクシー映画10傑』
コメント (1)
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